ニュースに振り回されない、世界の見方を調律するアンチロマン日記

こんにちわ、ゆうびんやです。

「めざせ日記大全」今回は作曲家の阿久悠氏がつけていた日記「アンチロマン日記」をご紹介します。

阿久悠氏といえば数々の大ヒット曲を手がけた方としてご存知の方も多いと思います。

そんな阿久悠氏も20年以上日記をつけている方でもありました。

そんな阿久悠氏がつけていたのがアンチロマン日記です。

このアンチロマン日記は、情報が押し寄せてくる今だからこそ効果的な日記でもあります。そんなアンチロマン日記についてみていきましょう。

アンチロマン日記

アンチロマン日記は阿久悠氏が名付けた日記です。

なぜアンチロマン日記なのか。

この日記には、たとえば円ドルレートやプロ野球の結果などのニュース、今日もらった名刺と並んで、創作に関するアイディアや自分の行動が綴られています。

その自分の行動についても感情的な表現は極力排除した表現を取るようにしています。

日記といえば、自分自身の記録です。他の人に見られるような心配はほとんどないわけですから、感情や感傷、郷愁などそういった自分の気持ちをつづるものがほとんどです。

そうした感情を中心に物事を捉えるのがロマン的な見方です。

しかし阿久悠氏はそうしたロマン的な見方ではなく、あえて感情的な表現を排除したアンチロマンな見方をした日記を書きました。

だからこその「アンチロマン日記」なのです。

そしてさらにアンチロマンな今日のニュースや円ドルレートまで入ってくるのです。

なぜこういったアンチロマンな日記を書こうと思ったのかについては、ヒットメーカーとして独自性にこだわったからと説明していますが、ここでは詳細は割愛します。

気になる方は阿久悠氏の「日記力―『日記』を書く生活のすすめ」をチェックしてみてください。

この阿久悠氏の日記はある意味では自分自身の観察日記でもあります。

自分はどういったものに興味を持ったのか、自分はどういう行動をとったのか。そうしたものをより客観的な目で見る日記ともいえます。

ではそんなアンチロマン日記はどのような効果があるのでしょうか?

書きやすい

まずあげられるのが、こうした行動やニュースといった事実は書きやすいことです。

たとえば「日記の魔力」の中でも、感情よりも行動を記録することが進められています。

私たちは他の人の日記を読むことはほとんどありません。読めるのは教科書に載ったり、本になったりするような表現力豊かな、感情をうまくつづっているようなそんな日記です。

しかし、そんな表現力豊かな日記などそうそう書けません。

疲れていれば、そんな工夫を凝らすような余裕もないでしょう。ですが、私たちは日記とは表現力豊かな素晴らしいものを書かなくてはいけないといったような先入観をいつのまにか持ってしまっています。

この先入観にとらわれずに日記を書く方法が行動などの「事実」をただ書くことです。

人はどんな1日であれ、なにかしらの行動はしています。

1日家にいたとしても、布団の上でごろごろしていたとしても、それは行動であり、事実です。

そしてアンチロマン日記であれば、そうした行動を書くだけでいいのです。

どう感じたのかといったロマンティックな内容は必要ないのです。

興味を通して自分を記録する

1日を過ごす中で、私たちにはリアルでもネットでもさまざまな情報が目に入ります。

しかし、わたしたちはその全てを受け取っているわけではありません。

取捨選択し、キャッチするものとスルーするものに分けています。

では、その取捨選択は誰が行なっているのでしょうか?

「自分」です。自分というフィルターが情報を取捨選択しています。

そしてフィルターが何を受け取るっているのか知ることは、フィルターについて知ることでもあります。

アンチロマン日記は自分が気になったニュースを書き記します。

それは自分自身の興味の記録であり、自分というフィルターの記録です。

そうした興味を記録することで自分自身について理解することができます。

またアンチロマン日記の特徴として1日のニュースに順位を自分なりにつけます。自分なりにというのがポイントです。

スポーツより国際政治のニュースの方がなんとなく高尚なような気がしてしまいますが、自分なりにつければいいのです。

自分にとって重要であれば、トランプ大統領ではなく、猫の駅長を一位にしても何も問題ありません(猫ってかわいいですよね)。

こうして自分自身の興味を順位づけすることで、興味の度合いもわかります。

たとえば気になったニュースをSNSでツイートしている方は、そのニュースを少し順位づけしてみるだけで、アンチロマン日記を今すぐにでも始められますよ。

世界を見る目を調律する

またこうしてニュースを順位づけすることで、情報を咀嚼できます。

いまはいろんなニュースが目に入ってきます。しかし、私たちはネガティブなものに目が向きがちです。

ファクトフルネス」ではこうしたものをネガティブ本能とし、世界をより正確に判断するのを妨害しているものの1つであるとしました。

しかし、飛び込んでくるニュースを瞬時に

「これはネガティブさを強調しているニュース」

「こっちは誇張表現」

「これは炎上させようとしている」

そんな風に判断することは難しいものです。慣れも必要になるでしょう。

しかし、落ち着いた状態でニュースを順位づけすればニュースを咀嚼できます。どんなニュースがあったのか、それは本当に自分にとって、世界にとって重要なニュースだったのだろうか?

そんなふうに少しでも考えてみましょう。

そうすることで世界をみる自分の目を調律しましょう。

そうすればニュースに振り回されるのではなく、ニュースを従える方向に向かうことができるはずです。

おわりに

今回は阿久悠氏のアンチロマン日記の紹介でした。

情報が溢れているいまだからこそオススメの日記です。

それではまた再来週お会いしましょう。ゆうびんやでした!


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▼こんな本も書いています。Kindle Unlimited対象です。

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