コストカットだけでホントに大丈夫?~仕事における生産性に関して~

photo by Epha3 Lab

お久しぶりです。TaskArtsのイド♂(@idomars)でございます。

今回は、みんな大好き「生産性」の話をしてみたいと思います。

生産性とは?

働き方改革もあって「生産性!生産性!」と叫ばれてますが、生産性の話をするのであれば、まずは生産性とは何かを明らかにする必要があります。

ずばり、生産性とは以下の式で表せます。

生産性=成果/コスト

ビジネスでの代表的なコストと言えばヒト・モノ・カネですが、個人の働き方というミクロな視点で考えた場合、コストは主に「時間」と「その人がタスクを実行するために必要な資源(時間、認知資源、集中力、意志力、ウィルパワー、体力 etc..)」となるでしょう。

※タスク管理における生産性の定義について、より詳しい私の持論に興味があれば、以下の記事カテゴリーへどうぞ

コストカットは誰だってできる

生産性を上げるにはどうすればいいか?

という議論になった際、大抵、分母のコストを小さくする話になります。「ムダをなくそう」ってことですね。

一般的な話であれば、

  • 在宅ワークで通勤時間をなくす
  • 会議時間を短くする
  • 電話やメールではなくチャットでやりとりして、コミュニケーションにかかる時間を短くする etc..

タスク管理であれば、

  • ルーチンタスクを決めておくことで、判断に必要な認知資源を節約する
  • 後戻り作業を発生させないようにタスク分解を適切に行い、タスク完了までに必要な時間を最小にする
  • マニュアルを作り、作業能率を上げ、タスク実行のための実働時間を減らす etc..

このような試みでコストカットすることにより、生産性は確かに上がります。

そして同時にこのようなコストカットは、誰でもできます。

なぜなら改善の対象が既に見えているか、少し記録を取って分析すればわかり、

対策は本やネット(もちろんこのアシタノレシピ含む)に溢れているからです。

できる・できないの差は、方法を知っているか・知らないか、だけです。

(逆に言えば、誰でもできるからこそ、能率・効率を高めるタスク管理は「技術」足り得るのです。)

成果を増やすのは誰でもできるわけではない

さて、生産性を上げる手段はもう一つあります。

生産性=成果/コスト

の分子である成果を増やすことです。

しかし生産性を上げる議論の中で、成果を増やす話になることは滅多にありません。

なぜなら、誰でも100%成果を増やせる普遍的な方法はないからです。

そんな方法があるのであれば、誰でもスティーブジョブズやビルゲイツです。

そして前回の下記記事でも書きましたが、誰でもできないからこそ、成果を増やすことはコストをカットすることよりも価値があり、評価されます。

歴史上の偉人を見ればこれは明らかです。

偉人たちの中でコストカッターの割合はどれくらいでしょうか?ほとんどの偉人が何らかの成果を残した人ではないでしょうか。

私もコストカットの方が得意であり、人それぞれの特性に優劣なんてないと思いますが、悲しいかな、社会的評価はそうではないようです。

でもやっぱり、始めはコストカットから

こうなると、「成果を向上させることの方が評価されるなら、成果向上だけに集中しよう」と考える人もいるかも知れませんが、そうは問屋が卸しません。

成果を増やすための素晴らしいタスクを考え出せたとしても、それを実行するためのコストが大きすぎるとタスクの完了までに時間がかかり、成果向上に繋がらないからです。

また現実問題、成果を増やすためのタスクを考えつくには、成果を出すための場や手段に関しての深い知識や関係者との人間関係、自分自身の能力等が必要になります。

これらの必要条件をクリアするにはある程度時間がかかるので、それまではコストカットの方法を学び、使いこなせるようになっておくのが、普通の人にとってのセオリーと言えるでしょう。

コストカットの方法を身に付ければ(たとえば習慣化・ルーチン化等)、必要条件をクリアするためのタスクの実行能率・効率が上がり、クリアまでの期間も短くなりますからね。

上記の理由で、新入社員にタスク管理は強くオススメできます。

まとめ

今回の話を三行でまとめると、こう!

  • 生産性を上げるには、コストカットと成果向上の二つのパターンがある
  • コストカットよりも成果向上の方が、誰でもできないという点でスゴイ
  • でもセオリーとしては、コストカット→成果向上

コストカット、大いに結構です。

でもコストカットだけに心奪われ、成果を増やすことを考えないと、ムダを減らすことだけに思考が割かれてしまいます。

「コストカット思考の人からするとムダなものが、成果を増やすためには必要」なんてこともあります。上の例で出たコミュニケーションの時間とかね。

ムダを減らすことだけ考えていると、省エネ・ローコスト・コスパの良いものを好むようになり、最終的には「求めようとするからコストがかかる。物質的、精神的に全てを手放す断捨離が最善。」みたいな思考になりかねません。

「生き方」であればそれもまた良しです。

でも「仕事」だったらどうでしょうか?

「仕事」とは何かを求め、価値を生み出すことです。

偏り過ぎると、あまりよくないかも知れませんよ?

それでは、良いタスク管理を。

編集後記

実際、成果を向上させつつコストカットするのは難しいです。

普通に考えれば、成果とコストはトレードオフですが、知恵を絞ってそのトレードオフを打ち砕くわけですから。まさに知識労働者の知的生産です。

ということで私自身が、残業を減らして、かつ良い成果を得るにはどうすればよいか?を#残無良果というハッシュタグをつけてツイートしています。よろしければ。

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成果を向上させる、コストカットする、どちらか一つの方法を紹介する人は多いですが、これらを同時に成り立たせる方法を紹介している人をわたしは知りません。

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