「そうなんだ」と言ってみる

人の話を聞く際に、「頭ごなしに否定せず、まずは相づちを打って受け止めることが大事」とコミュニケーションの本などで見かけます。

職場、プライベート共に、そうであろうと心がけていますが、反対意見を攻撃的に言われたり、やる気のない言い訳が始まったりすると、聞いているそばから反論で頭の中がいっぱいになることがしばしばです。

今その人と話していなくても、過去に言われたことを反芻して仮想の相手に言い返すこともあります。

そんな時にやってみて、相手が言っていることのとらえ方が変わったなと思う動作が、「そうなんだ」と声に出して言ってみることです。

頭の中よりももっと簡単に、相手の主張をすんなりと受け止められる気がします。

それまでは、頭の中で相手の言ったことを受け止めて会話のキャッチボールをしているつもりでした。

しかし、「そうなんだ」と口にしてみると、実は思ったほど受け止めておらず、気にいらない部分はさっと流して無視していることがわかりました。

相手が言ったことを、結構ないがしろにしていたんだなあとびっくりしました。

「そうなんだ」と発言してしまうと、まるで相手の主張に同意したようになってしまうのではと思われるかもしれませんが、あくまで共感しただけで、自分の主張をないがしろにしたわけではありません。自分の主張だって、相手のものと同じように大事にしたいですから。

「そうなんだ」と言ってみても、負けたような感じはなかったです。

相手と直接話している時に連発すると嫌みに聞こえてしまうかもしれませんので注意が必要ですので、まずは1人で考えている時に試してみてください。

今日の処方箋

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小さく踏み出す!アシタノミニ処方箋」では、記事を読んで「すごいなー」と思うだけで終わりにならないよう、簡単に試せるような小さな工夫を紹介していきます。

あれこれ気軽に試してみて、続けられそうなことがありましたら、習慣にぜひ取り入れてみてください。

1つ前の処方箋「本当にお腹がすいているのかを自問してみる」もどうぞ。

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