サードプレイスを持つべき理由とオススメの3つの方法

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

突然ですが、あなたは今いくつのコミュニティに属していますか?

家族、会社、学校の友達。サークル、習い事、趣味、ゲームやネット上の繋がりもあるかもしれません。所属するコミュニティの組み合わせは人の数だけ多様に存在するでしょう。

今回はコミュニティを複数持つことの重要性について、“サードプレイス”というキーワードとともに考えていきましょう。

それでは!

コミュニティが限定される弊害

冒頭で述べたように、僕たちは様々なコミュニティに属しています。しかし、所属するコミュニティが狭く、また少なくなると、主にメンタルに対して良くない影響が出てきます。

「承認欲求」と表現してしまうと、少しマイナスイメージというか、自我が前面に押し出されているような印象を受けてしまいますが、承認を感じることができる・そこにいてもいいのだ、と感じられる場所は必要です。一般的にいう「居場所」というものですね。

もしもこの「居場所」が1つや2つしかないとすると、その場所を失ってしまうことを必要以上に恐れなければなりません。そしてその恐れが発展すると、数少ない「居場所」に対する「依存」へと変わり、離れることができないという事態にもなってしまうかもしれません。

そんなことにならないために僕たちに必要なのが、”サードプレイス”です。

サードプレイスを用意すること

サードプレイスとは、意味としてはそのまま「第三の場所」。これに対応する”ファーストプレイス”、”セカンドプレイス”という概念も存在しますが、これらは何を指しているのでしょうか。

ファーストプレイス

“ファーストプレイス”とは、第一の場所、つまり自宅です。住んでいる場所、生活の拠点となる場所を指しています。

セカンドプレイス

“セカンドプレイス”とは、第二の場所、これは自宅以外で長時間を過ごす場所、つまり会社や学校になります。”ファーストプレイス”と”セカンドプレイス”は1日の過ごす時間のほとんどを占めているにもかかわらず、選択肢が限られていて、変えることが難しいのももどかしいところです。

サードプレイス

そして”サードプレイス”。第三の場所。これは”ファーストプレイス”でも”セカンドプレイス”でもない場所を指します。具体的には、通勤・通学途中での気分転換ができる場所だったり、休日に遊んだりリフレッシュできる趣味の場所だったり様々です。

ここで、“サードプレイス”の定義について触れておきましょう。”サードプレイス”には、以下の8つの条件があるそうです。

1.個人が思いのまま出入りができ、もてなすことを要求されず、全員が心地良くくつろぐことができる中立地帯としてある

2.会員等アクセスに制限がなく、あまねく人々が入ることができる

3.会話が楽しく、活気で満ちている

4.アクセスがしやすく、中にいる人々が協調的である

5.常に「新参者」を快く受け容れる「常連」がいて、いつも心地良い空気をつくる

6.日常に溶け込む簡素な外観(デザイン)をしている

7.明るく遊び場的な雰囲気を持っている

8.もうひとつの家、リビング、家族的な存在である

なるほど、そもそもの定義としては”プレイス”という文字通り、実際に存在する空間・場というのが前提になっているようですね。

(本記事の中では、”サードプレイス”は「自宅」「会社・学校」以外の、リフレッシュできる存在・概念・居場所・コミュニティ全般として広義に扱わせていただきます…)

※定義に関してわかりやすくまとめられている記事がありましたので、気になる方はこちらをご覧ください。

「サードプレイス」って言葉、聞いたことあります? 巷では「家と職場・学校との間の第三の居場所」のような意味合いで、カジュアルに使われるようになっているようです。けど、改めて調べてみたら、実はほとんどの人が、その意味を把握せずに使っていることがわかったんです。というわけで、今回は、一緒に「サードプレイス」とは何かを学び、...

サードプレイスの存在を意識する

さて、実際には”サードプレイス”を持っていないって人はほとんどいないと思います。しかし、”ファーストプレイス”と”セカンドプレイス”で過ごす時間が長いことは事実であり、そのぶん、”サードプレイス”のことを考える暇がない、という人も多いのではないでしょうか。

相対的に過ごす時間が短い”サードプレイス”は、つい意識の外になりがちです。“サードプレイス”は持っているだけではなく、サードプレイスに所属し、それが自分にとって重要な存在であると自覚することが重要です。

仮に24時間のうち”ファーストプレイス”と”セカンドプレイス”の2つで過ごす時間が90%で、”サードプレイス”で過ごす時間が10%しかなかったとします。実際に過ごしている時間以上に、「感覚的に自分の生活の中で占めている割合」が重要です。

例えば仕事でストレスを抱えていたりして、いつも仕事のことを考えてしまう状態だと、”セカンドプレイス”の割合が多くなってしまいます。逆に、休日の予定が楽しみでワクワクしているときは、”サードプレイス”の割合が多くなっていることでしょう。理想的なのは、3つを平等に大切だと思えている状態ではないでしょうか。

そのためには、たった10%しかない”サードプレイス”にあえて意識を向ける必要があります。

  • “サードプレイス”で過ごす時間を実際に増やす
  • “サードプレイス”の数を増やす

そこで、少しでも”サードプレイス”の存在を自覚するために、僕が実践した中で特にオススメの方法を3つ紹介いたしましょう。

アフター5を会社の人と過ごさない

1つ目は、アフター5を会社の人と過ごさないことです。会社の人と仲良くなるな、という意図ではありません。「会社」以外のコミュニティをもっと大事にしよう、という意図です。

例えば、すでに1日のうち8時間も会社で過ごし会社の同僚と共に過ごしているのに、仕事が終わった後も同僚と飲みに行き、帰って寝る。次の日も同じく出勤し…そんな日々が続いていると、仕事とプライベートの境界がなくなってしまいます。ただでさえ多い”セカンドプレイス”をさらに広げるような行為です。

もちろん、同じ人と過ごしているとしても、アフター5では仕事と完全に切り替えてリフレッシュすることができている、ということであれば、それは事実上”サードプレイス”として機能しているので、全く問題はありません。しかし、会社の同僚としての人間関係を気遣う必要があればあるほど、気分転換ができていないことになります。

アフター5で会社の同僚と過ごすことによって仕事とプライベートを切り離すことができないのであれば、そもそもそんな時間を取らないという選択がいいでしょう。

フリでもいいので転職活動を行う

2つ目は、フリでもいいので転職活動を行うこと。ファーストステップとしては、とりあえず転職サイトに登録だけしてみる。とりあえず気になる企業を調べてみる。

これの目的は、逃げ道を残すことです。「いざとなったら辞められる」という選択肢を頭の片隅に置いておくこと、と言い換えても構いません。具体的な”サードプレイス”を獲得するわけではありませんが、”外”の可能性を意識することが重要なのです。

冒頭でも少し触れた通り、精神的によくないのは「ここしか居場所がない」と思い込んでしまうことです。

仮に実際に転職をするつもりがなかったとしても、仮にいまの会社に不満がなかったとしても、転職活動をすることによって、今いる場所とは違う”外”の世界に目を向けることができます。もちろん視野を広げる、価値観を広げるという意味でもとても有意義ですが、「ここじゃない場所がある」と意識できるだけで、逃げ場がないというストレスからはかなり解放されることができます。

同様に、バイトで生計を立てるという選択肢・実家に戻るという選択肢などを考えておくことも効果があります。「そんなものは逃げだ」という声も聞こえてきそうですが、「逃げ」でいいのです。「逃げ」だろうと「攻め」だろうと、選択肢が1つじゃないと自覚できることが重要なのです。

オンラインコミュニティに所属する

3つ目は、オンラインコミュニティに所属すること。一番わかりやすく”サードプレイス”を増設する方法です。もちろん「合う」「合わない」はあると思うので、どこでもいいというわけではないと思いますが…

僕自身が所属しているオンラインコミュニティ「ライフエンジン」はとてもオススメです。特に僕がいいと思っている点は、メンバー同士の距離感です。お互いがお互いを陰ながら見守っている雰囲気があります。

それぞれがそれぞれでやりたいことを探したり、やりたいことをカタチにしたいと思っている人が多く、他の人に思想を押し付けたり過干渉することがありません。自分のペースを当たり前に承認されている場としてありがたく感じていて、今では大切な”サードプレイス”になっています。

いまいる場所の外に目を向ける

いかがでしたでしょうか。まとめとしては、こんな感じです。

  • 肝心なのは選択肢が1つじゃないと自覚すること
  • よくないのは「ここしか居場所がない」と思い込んでしまうこと
  • そのためのキーワードが”サードプレイス”

いくつか例をあげましたが、ぶっちゃけ方法はなんでもいいのです。新しい趣味や習い事を始めてみるとか、そこから広がるコミュニティもあると思います。

ちなみに、”ファーストプレイス”と”セカンドプレイス”は1つずつですが、”サードプレイス”はいくつあっても構いません。むしろいくつも持っているほうがいいでしょう。とにかく、長い間同じような人とかかわり、同じような日々を送っていて、「コミュニティが狭くなっているな」と感じたら、一度”ここ”じゃない”外”の世界に目を向けてみるのがいいかもしれません。

それでは。

チャイフ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で