「習慣化」のための自己サポート集 7、「敵」からは逃げるが勝ちでも、出会ってしまったときの対処法

どうも、「iPhoneと本と数学となんやかんやと」のchoiyakiです。

前回、習慣化の敵である”抵抗”を「レジスタンス」という名で呼び、白日のもとにさらけだしました。敵を知ることができたので、これで対策を講じることができます。
これまで繰り返し提案してきたように、睡眠時間を削らないよう時間を確保すること。「やる」「やらない」で迷わないで済むように、毎日継続を決定事項とすること。これらはレジスタンスの力を大きくしないために、真正面から鉢合わせしなくて済むようにするための戦略でした。
そう、レジスタンスに対抗する際の基本戦略は簡単。

  • 逃げて逃げて逃げまくり、それでも出会ってしまったらやっつける

いくら逃げてても、どうしても出会ってしまうときはあります。今回は、そんなレジスタンスと会っちゃったときに、よくぼくが考えることについて書いていこうとおもいます。

「この状況下でできたら、あと楽やぞー」

「体調悪いし」「明日に響いてしまわんかな」「雨降りそうやし」などなどの”やらない理由”。いっぱい思いついくときは、レジスタンスと鉢合わせしちゃったとき。
でも、たくさん”やらない理由”を思いつくからといって、ほんとうに”やらない理由”がたくさんあるわけではありません。
思いつく”やらない理由”は、ほとんどがレジスタンスのつくりだした幻想です。やるか、やらないかで生じた迷いのちょっとした隙にレジスタンスがしのびこみ、「やらない」へと気持ちを傾かせるべく”やらない理由”を作り出し、突きつけてきているだけ。冷静に考えれば、体調なんてそんな悪いわけでもなく、明日に響くかどうかは定かではない、響いてもどうってことない程度。なのにそれをわざわざ突きつけてくる。レジスタンスとは、そういうやつです。
そんなレジスタンスのささやきにのってしまうと、継続が途絶えていってしまいます。習慣化が遠のいてしまいます。
でも、こんなレジスタンスの力が大きくなっているときこそね、実はチャンスだと考えてみるんです。

「もし、数々の”やらない理由”があるなかで継続できたら、、、」そう考えてみるんです。
実際にこんな悪条件が重なる中やることができれば、「それでもやったんだ!」という前例をつくることができます。確かに習慣化に近づいているんだ、という自信もつくと思います。
あのときは体調悪かった。足も疲れてた。天候もよくなかった。明日に響く恐れはあった。
でも、やった。いつもどおり、できた。それだけ条件が悪くても、レジスタンスの力が強くなっているときでさえ、できた。やっつけれた。
さまざまな悪条件のなかでもやれたんだという前例があれば、今後、弱っちいレジスタンスなら簡単にやっつけることができるようになります。
「体調悪いし」なんて考えが頭をよぎったとしても、いやいや、もっと厳しい状況下でもできたやん。幸い時間はちゃんと確保できてる、なら、やらない理由はないでしょうと考えることができるようになります。
後々少しぐらい”やらない理由”が思い浮かんでも、それをはねのけてしまうことができるようになる。
こうなればこっちのものです。
なので、レジスタンスがいろいろと”やらない理由”をつくりだしてささやいてくるときには、「いやいや、この状況下でできたら、あと楽やぞー」と考える。「これを乗り越えれば、もう怖いもんなしやぞ」と。
自分のなかにわき起こる大きな「抵抗」は、乗り越えることで今度は強い味方に、自信になってくれるというわけです。
レジスタンスのつくりだした幻想を、逆に利用しちゃえばいいんです。

「自制心」を鍛える。でも、決して過信することなかれ

レジスタンスを倒すことができるかどうかには、「自制心」が大きく関係しているでしょう。自分をコントロールする力が。
そしてその自制心は、鍛えることができる。そのことを「やってのける」という本は教えてくれます。

p197.わたしたちの潜在的な自制心はとても大きなものであり、さまざまな方法で鍛えられます。

自制心は、鍛えることができる。

p21.心理学の成果によって、自制心が「筋肉」のようなものだということがわかりはじめています。

自制心は、筋肉のようなもの。負荷をかけると次第に鍛えられていく。

強いレジスタンスを倒すときには、自制心にはおそらく強い負荷がかかります。「やらない」に傾きそうになる自分をなんとかコントロールし、「今できればあとで楽になるぞ」と鼓舞し、「やる」にもっていくわけですから。
強い負荷は自制心を鍛えることにつながります。
そして、目の前に立ちはだかるレジスタンスを何度か倒し、抵抗を乗り越えることで、だんだんと”やらない理由”が頭をよぎらなくなっていきます。数々の”やらない理由”は、実はレジスタンスがつくりだした幻想であるってわかってきますし、レジスタンスを倒すことで自制心が鍛えられていくから。
いろんな状況下でも「できた」って経験が増し、小さい抵抗なんて気にも留めなくなる。
こうなったときが、「習慣化できたとき」と言えるのかもしれません。

ただ、自制心は鍛えられるとはいえ、その力を過信するのは禁物です。
実は、自分の自制心に自信がある人のほうが、習慣の継続に失敗しやすいってことが実験からわかっているようなのです。

p208.煙草の誘惑に負けない自信が強く、煙草が吸いたくなる状況を避けようとしていなかった人ほど、禁煙の継続に失敗していました。

自制心は、筋肉のようなもの。使えば使うほど、疲労します。そうして疲れ切った自制心では、いつかレジスタンスに負けてしまう。
疲労しているときが一番危ういわけです。だから、基本的な戦略は「逃げて逃げて逃げまくり、それでも出会ってしまったらやっつける」なのです。

基本的には、レジスタンスからは逃げること。出会わないことに全力を傾けること。
強いレジスタンスを追い払うことができたとしても、それはそのときだったから。次はもっと疲れてる時に出会ってしまうかもしれない。自制心が疲弊しているときに出会ってしまうかもしれない。

p199.どれだけ逞しい身体をした人の筋肉でも、疲労はします。…
(中略)
自制心も同じです、どれだけ自制心を鍛えても、エネルギーを使い切った後は、回復させなくてはいけません。

疲れて疲弊している時であれば、弱っちいレジスタンスにも負けかねません。ちょっとしたささやきにそそのかされかねません。ならば、できるだけレジスタンスには出会わないようにするのが得策に決まってます。

自制心は、疲労する。そのことを念頭に入れるのであれば、あたらしく習慣化したいことがあるならば、1日のなかでも早いうちにやってしまえるよう計画したほうがいい、ということになります。
あたらしく何かを習慣化したければ、それを実行するのには自制心を要します。なら、疲労しているときよりも、まだまだ元気なうちに取りかかる方が得策です。
加えて、「自制心は疲労する」という事実から、「二つのことを同時に習慣化するのはやめておいたほうがいい」ということにも納得がいきます。片方を実行するときに自制心はけっこう疲労してしまいます。もう一つにとりくむときにはもうへとへとかも。そんな状態では、レジスタンスに負けてしまう確率が高くなってしまい、結果習慣化に挫折する、ってなことになりかねません。

余談になりますが、生活が一変するときは、それまで続けれてた習慣が崩れてしまうことが多いです。これは、大きな生活の変化によって自制心に負荷がかかりがちになるから。
習慣化できており、あまり負荷を感じずに自然にできるようになっているつもりでも、実は少しは自制心を消耗しているんでしょう。
生活が一変した時は、そのちょっとの消耗も受け付けないほど、自制心が疲弊してしまう。から、習慣が途絶えてしまうことが多いんでしょうね。

おわりに

あたらしいことを習慣化する時には、はじめは、ある程度の負荷は覚悟し、続けていく必要があります。でも、時間を確保し、「やる」「やらない」で迷わないようにできれば、負荷のかなりの部分を軽減することができる。継続しやすい環境をつくることができる。
負荷を少なくしたとはいえ、毎日継続していくことができれば自制心の強化にもつながります。そうして、レジスタンスとの戦いの力をたくわえておく。
「今日はやらんくてもいいかな。。。」なんて考えが頭をよぎったとき、いろいろな”やらない理由”を作り出し、レジスタンスが出現したときに、「しめしめ、レジスタンスをやっつけることができれば、そっから先は楽になってくれるぞ」と考え、追い払う。
いろんな状況下でも「できた」って経験が増すことで、小さい抵抗なんて気にも留めなくなってくる。そうして、ちょっとやそっとでは崩れることのない習慣のできあがりとなります。

最後にもう一度。レジスタンスに対抗する際の基本戦略は、

  • 逃げて逃げて逃げまくり、それでも出会ってしまったらやっつける

できるだけ出会わなくて済むような環境を整えること。そこに注力してほしいな、と思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

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