「習慣化」のための自己サポート集 1、習慣化の基礎となってくるもの

毎日、体重測ってますか?測っていないのであれば、一度「体重を測る」ことの習慣化に取り組んでみてください。
体重じゃなくてもいいです。スクワット5回でもいいし、発声練習をする、でもいい。すぐにできて、簡単に毎日続けられそうなことならなんでも。
これくらいならよゆーで続けられそうですねー。
ほんとに?
「体重を測る」。こんな簡単な行動でも、毎日欠かさずやるのは案外難しかったり。
ついつい怠けたり。うっかり忘れちゃうなんてこともあるかもしれません。
簡単に思えても、それを続けるには、いくつか大切になってくる事柄があります。大切なことは、さほど難しいことではありません。
一つの例として「体重を測る」をあげましたが、こういう簡単に実行できそうなことを習慣化できれば、習慣化の基礎はできあがる、習慣化に取り組むための条件は整うんでないか、と思います。

習慣化の基礎

3つ、挙げたいと思います。

記録する

一日も絶やすことなく測れたか。体重はどう推移しているのか。
それを知るには、「記録」が必要です。この日は何キロでした、っていう記録が。測れた日と測れなかった日がわかるような記録が。
体重を測ったとしても、それを記録していないと、測ったのかどうかわからなくなりますし、体重の推移も見れなくなっちゃう。記録は必須です。
もちろん、どんな風に記録していくのかもけっこう大事。

体重であれば、折れ線で表示してくれたほうがその推移がわかりやすい。右下がりになってくれれば、減っていってる実感もわきます。
ランニングであれば、アプリを使って計測すると、ペースなんかもわかっていい。走った距離を足していってくれたら、どんどん増えていくのでうれしい。うれしさが、次のランニングにつながってくれたりもします。
できたかできなかったかを単純に手間なく記録できるのは、カレンダーに○をつけること。シンプルながら、効果はかなりありそうです。連続記録を伸ばすごとに、丸が一つ増えていくのはきっととてもうれしいですし、丸がずらっと並んでいるものをを見れば、「×なんてつけるものか!」という気持ちになり、さらなる行動を促してくれる、かもしれません。

どんな風に「記録する」のかはとても大切で、習慣化に取り組むには、まずぜひ考えておきたい項目です。

時間の確保と実行のタイミング

体重を測ることを習慣化するとなると、「いつ測るのか?」ってのをはじめに決めるのではないでしょうか。「お風呂に入る前」とか、「朝起きてすぐに」とか。
これも、とても大事だと思うんです。
お風呂からあがったあとに体重を測る、と決めると、「お風呂からあがる」を「体重測定」のトリガーとして機能させることができるようになります。お風呂から上がると自然と体重計に乗るようになる。
すでに習慣化されている行動に、新たな習慣を抱き合わせるのはとても効果的、ということです。
たとえいつ測るのか決めても、はじめのほうはついつい忘れちゃいます。今までやっていなかったことをやり始めるときには、よく起こることです。忘れてばっかりいれば、なかなか習慣として根付いてくれません。

体重測定であれば、できるだけ毎日同じ条件で測ることも重要になってきます。食前と食後では、体重はけっこう変わりますものね。
測るタイミングを「お風呂に入るとき」って設定してても、晩ご飯食べる前にお風呂に入るときもあれば、食べた後入るときもある。そうなると、同じ条件では測定ができなくて、ばらつきが出てきます。体重の推移が把握しづらくなってしまいます。

体重を測るくらいなら、1,2分でできるのであまり気にする必要はないですが、ちょっと時間のかかる行動ならば、「時間の確保」もとても大事。「ランニングを習慣化するぞ」と決めたからと言って、ランニングに取り組むための時間が増えてくれるわけではないので、なにかしら削って時間を捻出しなければいけません。

信頼できるシステム

「時間の確保と実行のタイミング」を考えると、習慣化させたい行動をリマインドさせることと、それをやる時間を確保することが必要になる、ってことがわかりました。「起きてすぐ体重測定」と決めたなら、起きたときに「体重はかりやー」と言ってくれる存在がいてほしい。
言ってくれれば、「あ、忘れてたー」は防げて、言ってくれなければ、あっさりと忘れちゃったりする。
となると、「体重はかりやー」とリマインドしてくれるシステムが必要です。システムというか、仕組みが。
「ここに書いておけば自分は必ず思い出せる」「こうしておけば絶対忘れない」という存在が必要ということです。これがあるかないかで、習慣化できるか否かはかなり左右されてしまうと思います。
毎日続けることであれば、やっているうちに体に染みつき、忘れることはなくなります。けれども、一週間に一回を継続したいときとかは、リマインドさせなければまずまちがいなく忘れるし、やらない。
一定期間ごとの習慣化のほうが毎日の継続よりも難易度が上がりますし、その分、システムの必要性も増します。

そのシステムがさらに、「ここに書いておけば自分たいてい実行できる」というところまで信頼を寄せることができる存在であれば、信頼度に比例して実行率は上がってくれます。

プラス、工夫や知識が習慣化への武器に

体重を測る。こんなかんたんなことでも、「毎日継続するぞ」という気持ちがなければ、ぜーんぜん続きません。
冒頭で「さぁ今日から毎日体重を測りましょう」と誘ってみました。でも、誘われたのでは、おそらく毎日計測はできないと思います。続かないと思います。
人から言われたのではなく、自分自身に「やるぞ」「続けるぞ」という気持ち、意志がなければ。
その意志と「記録する」「時間の確保と実行のタイミング」「信頼できるシステム」が、習慣化の基礎になると、ぼくは考えています。

「体重を測る」という、手間も時間もかからず、しんどくもないことであれば、上記の基礎的な部分を整えれば、きっと続けることができる。
でも、手間や時間がかかったり、ちょっとしんどかったりすることは、グググッと習慣化の難易度は上がります。そして、習慣化したいと思うようなことって、たいていは多少の手間や時間がかかり、しんどさもあるようなこと。
となると、ちょっと工夫を加えたり、敵を知り、己を知らないと、なかなか太刀打ちできない。
それなりのことを毎日続けることは、やはりそれなりに大変なわけで。
それなりに大変なので、それなりにいろいろと整える必要があるわけで。

おわりに

基礎として挙げたうち、「記録する」ことと「時間の確保と実行のタイミング」は、どんなものか簡単に想像がつくと思います。
少々込み入ってくるのは、「信頼できるシステム」。
「信頼できるシステム」は人によって違いますし、そのシステムを作り上げていくことにも時間がかかります。そんな簡単にできあがるわけでもありません。
でも、いろいろなことをこなしながら一日を過ごすのはなかなかに大変で、それを補助してくれいる道具なりツールなりを、誰もが大なり小なり持っていると思います。
それが自分の頭の中という人もいれば、ノートや手帳という人、PCにすべて登録しているって人もいるでしょう。そういうのを想像してほしいと思います。
「信頼できるシステム」があるかないかで、実行率は大きく変わってくるのではないか、と思っています。ということを考えると、話は「タスク管理」にも及んでいくのは自然な流れで。
万人に合う「信頼できるシステム」はないと思うので、一つの例として、ぼくのものについて触れながら、習慣化をサポートさせるためにどうしていけばいいのか、書いていければな、と思っています。

では、お読みいただきありがとうございました。

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