最短距離を考えてみる

決まったやり方がない仕事は、引き受けたはいいものの、つい後回しにしてしまうことがあります。本来なら所要時間が読めないからこそ、早めに手をつけて手を打つべきなのですが。

このような自分にとって未知の仕事に対して特に心がけていて、そして効果があるなと感じているのが、その仕事を達成するための最短距離を考えることです。

求められているゴールは何なのか、期限はいつまでなのかをまずは確認してから、それを達成するためにとれる手段の中から最も時間が少なくてすむものを見いだします。この時、その手段を実際にとるかはわかりません。仕事を進めたら新たな問題が出てくる可能性がありますが、それはひとまず置いておきます。

今の自分の状況で、ゴールを最低限達成できる道筋を考えるわけです。

考えた最短距離は、おそらくその仕事を達成するにあたり、外せないポイントが含まれているので、その後仕事を進める上での道しるべにもなります。道しるべが明らかになってから、さらにその仕事の質を向上させるアイディアを考えることができます。

旅行で例えますと、絶対に行きたい観光先を押さえた旅行日程を作ってから、その空き時間にさらに予定を追加していくイメージでしょうか。

私にとって最も助かっている点は、いったんこれを考えておくと、手段は何であれ「できる」という感覚を一度持てるからか、その仕事に対する恐怖心が和らぐ気がするのです。

仕事ができる人は当たり前のようにやっていそうなことなので恥ずかしいですが、手がつかなかったり、つい仕事の質を高めるアイディアばかり考えてしまい、実行可能な計画にまで落としこめない時に、助けてくれる処方箋です。

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小さく踏み出す!アシタノミニ処方箋」では、記事を読んで「すごいなー」と思うだけで終わりにならないよう、簡単に試せるような小さな工夫を紹介していきます。

あれこれ気軽に試してみて、続けられそうなことがありましたら、習慣にぜひ取り入れてみてください。

1つ前の処方箋「そのセリフを別の人に言わせてみる」もどうぞ。

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