同質な組織で働くことの善し悪し

Web Link Chain Interconnection Concept

お久しぶりです、Beckです。

最近自分のブログも含めて全然書けておらず、色々申し訳無い気持ちで一杯です。まぁ、そういう僕の個人的な罪悪感はさておき、今日は近況報告も兼ねて、少し”思うところ”な記事を書いてみたいと思います。

■Hey Beck! What are you doing?

いや、英語に特に意味はないんですけど、最近毎日英語で仕事してて、1年前とかだと想像もできないぐらい環境が変化しています。上司はインド人、同僚もインド人、日本人もいっぱいいますが、打ち合わせに日本人が自分しかいないとかいう事はままあります。

英語はク●みたいな文法力と語彙力ですが、まぁ、8ヶ月ぐらいプロジェクトに参画しているのでいい加減コミュニケーションに困ることはない感じ。

で、そんな中で一番感じるのは語学の壁じゃなくて”文化の壁”。いや、ほんと、日本の職場とかだとごく当たり前のことが、ここでは当たり前じゃないわけです。

■報連相?傾聴?メモ?PDCA?

まぁ、これあんまりお国柄がーとか言い出すと色々問題なのですが、やっぱり海を隔てると文化が違うわけです。同じインド人でも計画的な人もいれば、無鉄砲な人もいる。でも、全体の傾向として日本人よりもよく喋るし、考えるより先に動くし、割とアグレッシブ。

日本とかだと、結構根回しとか大事にするんですけど、そういうのがあまり得意でない人は多い印象だし、結果爆死する率が結構高い。日本人は考えすぎて動きが遅い・・とも取れるけど、根回しとかに時間を掛ける分だけ手戻りが少なくて結果的には速いなんてこともよくあるわけです。

日本の会社って、とりあえず新入社員に対して報連相や傾聴が大事とか、ちゃんとメモを取って分からないことがあったら調べて聞いてとか、基本動作を教えるんだけど、そういうのが点で出来ない外国の方って結構いらっしゃるわけです。色々考え方はあると思うんですが、仕事のリテラシみたいなものをちゃんと早い段階で教えるのは、日本の会社の良いところかなと。(ただ、海外の会社の様にマニュアル化・標準化が弱いので得てして個人の努力に依りがちなんですけどね)

PDCAなんかも、まずは計画を立てて行動して振り返って修正しよう・・なんてのは割と日本の若い人でもよく知っていると思うんですが、割と海外の方は行動ファーストなことが多い。「Time LineとScopeの話したいんだけど」とか言っても「それより先にこのインターフェース仕様だ!」とか言われることはよくありがち。

どっちがいいとか、どっちが悪いという話ではなくて、そういう文化の違いってままあるという話です。それを踏まえた上で動かないと、結構痛い目をみるわけです。

■同質な組織で働くことの善し悪し

正直、そういう環境に身を置くまでは、自分が同質な組織で動いていることにすら気づいていませんでした。周りの人がどう動くかが、一応それなりに読めますし、言わなくてもやってくれる事っていっぱいあるんですよね。

一歩そういう組織から離れてみると、もう予想外の動きだらけですし、やって欲しいことはなるべく明確に伝えないと思った通りには動いて貰えないわけです。

ただ、同質でない組織にも良いところがあって、そこには慣例とか読むべき空気みたいなものはあまり無いわけです。何かを変えるのは同質な組織に比べれば相当楽ですし、行間を読んで行動しろみたいな事を言う人も少ないので、割と物事が明確に伝えられる傾向にあります。

■違いを踏まえた上で、貢献できることは何かを考える

例えば、日本人は割と計画を立てたり、品質を管理したり、根回しや政治が得意だったりするので、そういうのがニガテな外国の人と組むときには、得意領域で貢献するのが良いように思います。

最終的には異文化というよりはパーソナリティよりの話になってくるわけですが、要約が得意な人はメモを取る事で、ファシリテーションが出来る人は会議のファシリテートで・・相手と自分の違いを踏まえて自分がどう貢献するかを考えると良いでしょう。

重ねてですが、どの文化が良いとか悪いとかという話ではなく、各々の文化の長所を活かし合う形でお互いが貢献し合えること、或いは相手の文化の良いところを学ぶぐらいが丁度良いのではないかと思います。

一つ捕捉ですが、日本人は得てして日本の会社文化を否定しがちですが、僕は結構計画的なところとか、仕事の基本動作がしっかりしている所とかは割と誇っていいんじゃないかと思っています。拙速を好むことも、慎重を期することも、ケースバイケースでどちらも必要になる可能性があるので、色んな考え方の人がいることでむしろ選択肢が増える、ぐらいに考えておくと良いのではないかなと。

■最後に

ということで、ちょっととりとめの無い感じの記事になってしまいましたが、最近とみに異文化同士の差異を思い知らされることが増えてきていたので、思うところを書かせて頂きました。

あなたが今、同質な組織で働いているのであれば、それは楽で、効率的と感じるかも知れませんし、変化を求めようとするともどかしさを感じるかも知れません。同質でない組織であれば、それはあなたの強みを活かした貢献をするチャンスでもあり、色々な選択肢から行動を選択できるということでもあります。

そんなわけで、私もしっかり異文化同士のコラボレーションが出来る様、頑張っていきたいと思います!

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