人前で話すときのヒント その0「イントロダクション」

school-1063557_1920

はじめまして

どうも、「iPhoneと本と数学となんやかんやと」というブログを細々と更新しております、choiyakiと言います。

このたび、新しくアシタノメンバーに加えていただけることになりました。いやーめでたい。

メンバーに加えていただき、はりきっておるところです。

ぼくは「教えること」を職業としています。

働き始めてから丸5年となりますが、大学生のときの講師のバイトを合わせるともう10年以上授業をしていることになります。

「教えること」について常々考えながら過ごしております。

授業のたびに、自分の行った授業について「振り返り」をし、授業の技術の向上をはかり、もがいてます。

振り返りの際、「今日の教訓」として、その授業から得た気づきを、短い文章でまとめ、残す、ということを必ず行うことにしています。

その「今日の教訓」には、毎回の授業の経験がギュッと凝縮されているわけです。

中には、「もしかしたら、いろんな人にも活かしてもらえるかも」と思えるような、一般化が可能そうな「教訓」もあったりします。

ぼくなりにギュッと凝縮した「教訓」を、この「アシタノレシピ」という場で伝えていけたらな。伝えることで、なにかしらのヒントを得てくれたらな。

そういう願いを込め、書いていこうと思います。

プレゼンテーションなど、人前で話し、何かを伝えるときのヒントになれば幸いです。

手応えを、一般的な形にして

この連載では、人前で話すときのヒントとなりそうなこと、具体的には、聞き手を飽きさせないような、聞く人を引き付けることができるような話し方や話の進め方、内容の組み立て方などについて書いていきます。

一つひとつの内容は、おそらくは簡単に実践が可能であることがほとんどだと思います。

が、一つの「効果があること」を実践してみても、それだけですべて劇的に変化する、ということはありません。何かを「伝える」ってそんなに簡単ものじゃない。

いくつもの簡単なテクニックや細かい技術を適切に組み合わせていくことで、「人前で話す技術」は上がっていくのだと思います。

話すときは、声の強弱、話すテンポの変化、間をとる、などの方法で、聞く者に飽きさせないよう意識する。

あるときの「今回の教訓」に書かれていた言葉をそのまま抜粋してみました。

「話す」という行為に対して、声の強弱や話すテンポなど、いくつかのことを意識すべきだ、と書かれています。

「声に強弱をつける」「テンポを変えて話す」「間をとる」という一つひとつを別々に実践するのであれば、対して難しくない。けれども、それを一つ実践するだけでは劇的な効果はあがらないであろうことは、簡単に予想がつくと思います。

「話す」という行為は、一つではなく、いくつかの「話し方」を適切に使い分けてこそ、飽きさせずに、聞いてもらえるようになる。

人前で上手に話し、何かを伝えるためには、いくつかの「話し方」を「適切に使い分ける」ことが要求されるわけです。

その「適切に使い分ける」ことに関しては、ぼくもまだまだ未熟であり、修練の途中です。自分の話術についてはまだまだ改善の余地があると、自分が一番分かっていますし、グイグイと引き込んでいく話し方を体得しているわけではありません。

が、これまで多くの授業をするなかで、いくつか手ごたえを感じたことはありました。

そういうことに関して、手ごたえを感じた方法について、誰でも実践できる形に一般化させて書いていきたいなと思います。

準備だいじ

また、人前で話す際には、準備がとても大切です。必須、と言えます。

だってね、人に話を聞いてもらうということは、その人たちの時間のいくばくかをもらうということに他ならならないから。

時間はとても貴重なもの。

それをもらうのに、準備もせずにただしゃべりたいことをしゃべるというのでは、ぼくは聞いてくれる人に対して失礼じゃないかな、と感じてしまいます。

かつ、準備をする・しないでは、確実に自分が話す内容の質は大きく違ってきます。

話の伝わり方は確実に違ってくる。

「具体的なテクニック」の使いどころはもちろん大切です。

が、それと同等、もしくは、それ以上に「具体的なテクニック」を使えるようにするための、より際立たせるための「準備」もすごく大切になってくる、ということ。

準備の段階で、テクニックの下ごしらえをしておいたほうが、よりテクニックが活きてくるというわけです。

なので、「テクニックの使いどころ」とともに、そのテクニックをより効果的にさせるために、準備の段階でなにをすべきかについても、あわせて書いていこうと考えています。

具体的なテクニックとその下ごしらえの方法が、みなさんの参考になりますように。

おわりに

ちなみに、上に記した「教訓」には、まだ続きがあります。

どんな手が使えるか、有効かを、いろいろ試しながら身に着けていく意識を持つ。

もし、本連載を読んでもらい、「使えるかも」と感じる部分があるならば、実践し、試し、ちょこっと振り返り、「適切な使い分け」をぼくといっしょに探っていってほしいな、と思います。

いろいろ試しながら身に着けていきましょう。

では、お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

シェアする

フォローする