マインドマップを使って一年の振り返り(年次レビュー)をする方法と注意点

はじめまして。「モンハコ~問題の8割はコミュニケーション」というブログを主宰しておりますタカオ(@rtakao)と申します。 このたび光栄にもアシタノレシピに寄稿させて頂くこととなりました。どうぞよろしくお願いします。

モンハコ
ロスジェネ世代の新しいワークスタイルを模索する

個人ブログでは、「ロスジェネ世代の新しいワークスタイルを模索する」をテーマに、仕事やキャリアに関する本の紹介、仕事術、心理学系の話題を中心に更新しています。

今回は2013年の年次レビューの方法というわけで、マインドマップを活用した年次レビューの方法を紹介します。

≪一年を象徴するイメージを決める≫

マインドマップを描く際に最初にすることは、マインドマップの中央に描くセントラルイメージを決めることです。年次レビューをマインドマップでする際には2013年を象徴するにふさわしいセントラルイメージを決めなければいけません。

そこで2013年の記録を振り返り、そこからセントラルイメージを起こすことにしました。私が主に振り返りに利用したのは、GoogleカレンダーとEvernoteにつけている日記、そして自分のブログです。

この3つを見返して、2013年にあったことを振り返り、印象に残っている出来事をピックアップ、それを眺めながら2013年を象徴するイメージを決定しマインドマップのセントラルイメージを描いていくことにしました。

記録を見返していくことで、年の当初に考えていたこと、取り組んだこと、そしてそれに伴う心境の変化が少しずつ蘇ってきます。日々の変化の幅は小さいですが、その変化は一年累積すると結構なものだと気づきました。

2013年は私にとってはこれまでやって来た取り組みが少しずつ自分の生活に変化をもたらした年ということで、ひな鳥が孵るイラストをセントラルイメージにすることにしました。

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≪BOIは4半期ごとに設定≫

セントラルイメージが描き上がったら、次にBOI(Basic Ordering Idea)と呼ばれる太い枝を描いていきます。枝の上には今年一年を振り返る上で重要なキーワードを乗せていきます。

一般的にマインドマップを描く際のBOIは抽象度の高い言葉を選ぶこと、またBOIに限らず枝を描く際にはキーワードに文章ではなく単語を書くというルールがあります。キーワードを単語にすることで連想する言葉を浮かべやすく、枝の広がったマインドマップが描きやすくなるからです。

私は今回、2013年を時系列で振り返りをしたかったので、3か月ごとの期間を第1四半期、第2四半期、第3四半期、第4四半期という形でBOIに描くことにしました。

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≪BOIに子供となる枝を書き足す≫

ここまで書き上げたらあとは期間ごとにそれぞれのBOIに子供となる枝を書き足していきます。

また、枝に書くキーワードは事実と解釈を分けるようにすると、より状況を客観視でき振り返りがしすくなると考えています。一つの出来事に対していい思いや悪い思いなど複雑な感情が交錯することもあることが普通なので、事実に対しての解釈(あるいは感情)を複数の枝に列挙しておくのがおすすめです。

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一応完成版です。

≪マインドマップを見返す≫

マインドマップで振り返りを行う場合、描き上げた後が最も重要です。

マインドマップを描くことに興味はあるけれど、今一歩描く気にならないという方の中には、綺麗イラストを描けないので。。。という方が結構おられます。大事なことはマインドマップは思考の中間生成物でしかないということです。

マインドマップは描き上げたあとに自分の思考のプロセスを俯瞰的にみることができるということが最大のメリットです。綺麗なマインドマップを描くことをゴールにする必要はありません。 描き上げたマインドマップを見返すことで、意外なものごとのつながりや関連性が見えてくることがあります。

イラストや文字の濃淡、色使いなどから描いたときの精神状態もある程度反映されます。一年を振り返ったときにあらたな意味づけや来年以降の方向性が見いだせるのです。

▼私の個人ブログでもマインドマップの活用法などを随時投稿していますので、こちらもご覧ください。

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