【報連相のススメ】報告・連絡・相談の違いの分かりやすい解説

サラリーマンになって最初に言われたのは「報連相をシッカリすること!」でした。多くのサラリーマンにとっても、口を酸っぱく言われ続けるフレーズであることでしょう。

ビジネスにおいて、それほど重要な役割を担う「報告・連絡・相談」。

でも、本当の意味で理解しているでしょうか。私も最初の頃は曖昧な理解のまま、なんとなーく過ごしていたような気がします。

今日はそんな、ビジネスマンの必須スキルとも言える「報連相」について、それぞれの役割と意味をお話ししようと思います。

【報連相のススメ】報告・連絡・相談の違いの分かりやすい解説

報連相の重要性

「報告・連絡・相談」。そもそもこの3つが、何故ビジネスにおいて重要なのでしょうか。

それは、ビジネスにおいて人と人との繫がりは不可避であり、意志の疎通を図る必要があるからです。

ビジネスはスタンドアローンで進められるものではありません。これが大前提。

部署単位なのかチーム単位なのか、はたまたプロジェクト単位なのか。その形態は様々ですが、必ず複数人での強力があって仕事は進みます。

たった独りで全ての仕事を行うことはまずありません。私は転職を経験していますし、ブロガーbamkaとしても色んなイベント・セミナーに携わってきました。その中のどれ一つとっても、私一人で完結した仕事はありません。

人と人とが協力し合って一つの方向に向かっていく。また、人と人とが強く結びつくことで、より協力な力を生み出す。仕事とは、そういうものです。

で。

人と人とは言葉を介して意志の疎通を図ります。たとえ同じ釜の飯を10年食べ続けてきた仲間であっても、テレパシーで相互に理解し合うことはできません。

人が人を理解するには、言葉を使って伝えなければなりません。

ビジネスにおいてコミュニケーション及び「報連相」が大切だと言われる理由は、ココにあります。

それでは次に、本題である「報告・連絡・相談」の違いについてお話しします。

報告

【報連相のススメ】報告・連絡・相談の違いの分かりやすい解説(1)
報告の目的は、自分の現状を知らせることにあります。

今現在、自分がどういう状態にあるか。過去から現在に至った経緯と結果をまとめ、現在の状況を把握し、次に向かおうとしている方向性と自分の意志を伝える。これが報告です。

つまり、地図で言えば、今まで歩いてきた道筋と、現在立っている位置を伝えることが「報告」です。

チェス盤であれば、リーダーは盤面を見て全員の位置を把握できます。しかし現実は違い、チェス盤のように各人の居場所を見渡す方法がありません。

自分が指示した方向にちゃんと進んでいるか。何かミスや、想定外の自体は起こっていないだろうか。

そういう “今” を知るためには、各人の報告が不可欠なんです。

報告の場合、自分の失敗やミスも包み隠さず伝えなければなりません。精神的にツラい業務なのは分かりますが、それ以上に報告の重要性を理解してもらえればと思います。

なぜ報告が重要か

先ほど話した通り、仕事は複数人が協力しあって成り立っています。そして、チームのリーダーは、自分のグループの現状を把握しながら、正しい方向性を見極めなければいけません。

そのためにも、今現在自分のチームはどういう状況にあるのか。誰が、何をしているのか。彼はどこに向かおうとしているのか。抜けや漏れはないか。そうしたチームの現状を正しく理解する必要があります。

そのためにも、チームの一人一人が適宜現状を報告することで、リーダーはそれを集計。現在の状況を把握し、穴を埋め、正しい方向性を見極め、進むために何が必要かを考えます。

チームが正しい方向に進むためには、チームメンバーの現状を知る必要がある。そのためにも、メンバーの報告は重要な意味を持つのです。

連絡

【報連相のススメ】報告・連絡・相談の違いの分かりやすい解説(2)
連絡の目的は、その時折々で発生した事実を関係者に知らせることにあります。

連絡というのは、事実の周知が目的です。自分がどう思ったとか何を感じたかとか、そういうものは必要なく、基本的には事実を関係者に知らせる作業です。

例えば「来週の火曜日は有休いただきます」とか「取引先のA社の窓口担当が代わるようです」とか。

最初のうちは、その情報を欲しがっている人が誰か、この情報の関係者は誰かって分からないと思います。そういう時は、先輩に相談するか、とりあえず皆に知らせておけば間違いないでしょう。

相談

【報連相のススメ】報告・連絡・相談の違いの分かりやすい解説(3)
相談の目的は、決断しかねている状況において、判断材料を増やすことにあります。

ビジネスには、決断しなければいけないことが多い。しかし、経験も知識も浅いうちは、自分が持っている判断材料だけでは決断しきれないことがあります。

抜けや漏れはないか?他の可能性や手段はないのだろうか?これがベストアンサーなのだろうか?

決断するのに、大きな迷いが出てくるでしょう。逆説的ですが、決断できないということは、何か足りない要素がある。決断に至るステップの中で、まだ何か足りないものがある。

それを補うために「相談」があります。

相談を受けた側にとっては、その「決断するために欠けている何か」を感じ取る必要があります。ですので相談する側は、相手に現状を正しく理解してもらうために、今までの経緯の整理などが必要になることを忘れないようにしましょう。

あとがき

「報連相」って、簡単なようで意外と難しいんですよね。社会人5年目ですけど、未だにタイミングや方法に迷ってしまうことがあります。

そういう時に陥りがちなのが「まぁいいか」の精神。「まぁいいか」で報連相をサボると、大抵は悪い方向に転びます。

みなさんも、面倒臭がらずに、コマ目な報連相を心がけましょうね。

それでは、今日はこのあたりで。




from your @bamka_t

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で