正論を言っているのに伝わらないあなたにおくる処方箋

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モンハコ~問題の8割はコミュニケーションというブログを主宰しています@rtakaoです。
モンハコ
ロスジェネ世代の新しい働き方を模索する

私のブログ名の由来は世の中の多くの問題はミスコミュニケーションから発生しているという思いからです。私はコミュニケーションに対する苦手意識は強く、かつて自分では正論を伝えているつもりなのに、全く意図が伝わらず苦労した時期もありました。

今回はコミュニケーションに苦手意識を持つ方に向けて、私が意識してしているポイントを紹介します。

<<まずは人の話を聴く姿勢>>

コミュニケーション能力を向上させると聞くと、以前の私はどのようにして自分の意見を伝えるかばかりを意識していました。もちろんそれはそれで重要なのですが、コミュニケーションにおいて一番重要なことは相手の話を聴くことです。

人間は想像以上に他人に関心が薄く、自分にしか興味のない生き物です。自分の意見を相手に聴いてもらいたいと考えたなら、まずはきっちり相手の話を最後まで聴くという心構えが重要になります。自分の話しかしない人がいくら正論を言っても相手にされません。相手の話をきちんと聴くことで議論の素地となる信頼関係が生まれるのです。

聴くという行為は意識しても相当に難しく、もし人に話を聴くだけで元気づけることが意識的にできるのであれば、それで食べていけるほど高度なことです。簡単ではない分、日頃から意識を持つことが重要なのです。

<<相手のバックグラウンドの違いに目を向ける>>

コミュニケーションがうまく行かなくなる要素の一つに、互いのバックグラウンドの違いがあります。バックグラウンドの違いは、誤った先入観を生み出します。自分がわかっているのだから相手もこのくらいは当然わかっているはずという思い込みが修復不可能な溝を生み出す可能性があります。

特に知らない相手とコミュニケーションを取る際には、きちんと相手のバックグラウンドは押さえ、認識の違いを埋めるようにしてから本題に入る必要があります。

<<ノンバーバルコミュニケーションを意識する>>

一昔前に人は見た目が9割という本が流行しましたが、コミュニケーションにおいて、見た目やボディランゲージなど非言語(ノンバーバル)の影響力は絶大です。有名なメラビアンの法則では、人間はコミュニケーションを行う際、言語情報の割合は3割程度だと言われています。「ただしイケメンに限る」という言葉はあながち嘘ではありません。

いきなりイケメンになるということはできないですが、意識すれば効果的な点はいくつかあります。具体的には話すスピード、声の高低、ボディランゲージなどです。

人は説明口調になるとどうしても声が高くなり、早口になりがちですが、その分説得力が低下します。ここ一番で相手に納得して欲しい場面では、できるだけゆっくり丁寧に、声を低くして話すことをお勧めします。同じ内容を伝えていても、印象が全くことなるでしょう。またボディランゲージでは、腕組みなど相手に威圧感を与えるような姿勢はさけたほうがいいでしょう。

<<最後はあきらめも重要>>

論旨をまとめ、相手にも歩み寄り、必死に理解を求めるもわかって貰えない。そういう状況もあるかもしれません。そのような場合に備え肝に銘じておくべきことがあります。

コミュニケーションの決定権は100%相手が持っている

ということです。いくら誠意をもってコミュニケーションのボールを相手に投げたとしても、それを相手がどう受け止めるかはコントロールできません。ですので、理解してもらえるようできるかぎりの努力はする一方、どうしても理解して貰えなくても「そういうこともある」と諦める姿勢も重要になってきます。

うまくコミュニケーションがとれなかった場合、それをいつまでも引きずって相手や自分を責めてもいいことはありません。それ以降の人間関係にも悪影響が出ないよう執着せず、割り切ることも重要だと私は考えています。

▼私のブログでもコミュニケーション、心理学にまつわる記事も書いています。よろしければご覧下さい。
モンハコ
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