時間の使い方を把握し、タスクの見積精度を向上する「タイムログ」のススメーアシタノ・ハックス第7回

皆さんこんにちは!BECKです。
アシタノ・ハックス第7回、今回のテーマは「タイムログ」
今回からは暫く「ライフログ」に関して扱ってみたいと思います。

「ライフログ」という言葉の意味は知らずとも、名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

ライフログとは、人間の行動した結果を何らかの形で記録したものを意味し、多くの場合はそれを見返すことで自分の行動や思考を思い出すことができる情報を指します。本来はデジタルデータを意味するのですが、ここではアナログのデータも含めてライフログと表現します。

ライフログという言葉自体は凄く広い意味であり、実際には今回紹介する「タイムログ」や訪問した場所の記録や、GPSトラッキングによる移動の記録、ランニングした距離や腕立て伏せの回数などの運動記録、食べた食事の内容やカロリーなどの食事記録などなど、様々な分類が存在します。

タイムログの効能

時間の可視化

タイムログの最たる効能は「自分が使った時間が可視化」できることです。細やかな記録を残せば残すほど、いつ何をしていたかが明確に分かるようになります。また、「プロジェクト」という単位でタイムログのカテゴライズを行うことができるツールを用いれば「プロジェクト」単位に時間を記録することができます。

前回の記事の中で以下の様に「ペルソナ」という概念を紹介しました。

私は基本的にはGoogleカレンダー上で3つのペルソナ「プライベート」「仕事」「執筆・活動」でそれぞれ「作業」と「予定」のカレンダーを用意しています。この3つのペルソナにおけるバランスが崩れない様に常に気を付ける必要があります。

私の場合、基本的にタイムログの「プロジェクト」はこの「ペルソナ」を更に細分化する形で設定しており、タイムログのレポート画面を見れば、自分がどの「ペルソナ」にどの程度の時間を割いたかが解るようになっています。

自分のタスクの見積もり精度向上

例えば、私はアシタノレシピの記事の更新に概ね3時間程度の時間を要します。記事の長さにもよりますし、書き出すときにどれぐらい自分の中で整理ができているかによってある程度時間は前後しますが、それでも3時間プラスマイナス20分程度の時間で書くことができます。

これは「アシタノハックス」という作業のタイムログを取っているから解る数値です。よく「タスクの見積もり時間が出せない」というご意見を耳にするのですが、まったく新しい仕事でない限りはタイムログを取ってさえいればおおよその見積もりを立てることができるようになります。

Togglでタイムログを取ってみよう

Togglを利用するメリット

上で紹介したツールは「toggl」というツールです。

Web画面からタイムトラッキングができるだけでなく、MacやWindowsアプリやiPhoneアプリなど様々な環境で利用可能なインターフェースが用意されています。

その他「Toggl」の優れている点としては

  • 作業項目をフリー入力できる(候補や過去の項目のコピーも容易)
  • 作業項目に「プロジェクト」を設定可能
  • タイマーをスタートさせたあとに作業項目の設定を行う事が可能
  • レポートを色々な範囲や形式で見ることができる

といったことが挙げられます。

タイマーをスタートさせてから作業項目の設定ができるのはかなりGood。しかも作業項目名がフリー入力できるので、細やかな作業内容を記録するのに向いています。

記録を振り返りに活用する

Togglに記録したデータを振り返りに活用しましょう。

Togglは標準機能で週次レポートをメールする機能がありますので、メールを転送してEVERNOTEに送るようにしておくと良いでしょう。

Togglの標準機能で記録をPDFに出力機能があるのですが・・・

こんな感じで日本語がちゃんと出力されないという不具合があります。

ということで、Togglのレポート画面をEVERNOTEクリッパーで取得。

ちなみにグラフ部分はちゃんとクリッパーで取得できないので、作業記録部分だけをクリップしましょう。

作業記録部分はいいかんじにクリップできます。

ちなみに、これはPro版($5/月)の機能ですが、記録をical形式で出力することもできますので、前回の記事で紹介したGoogleカレンダーの「行動計画表」に重ねて表示させれば、計画と実績の比較が一目で出来るようになります。

最後に

今回紹介したのは

  • タイムログを取得することで「時間の可視化」と「タスク見積精度の向上」ができる
  • タイムトラッキングツールとして「Toggl」の優位点と記録の利用方法

といった内容です。

タイムログを残すのは面倒かも知れませんが、いざ記録を取ってみると「こんな時間の使い方をしていたのか(><)」と色々問題点に気づくことができます。是非一度お試し下さい。

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