文章を書くときの試行錯誤03~伝えたいことをひとつに決める~

おはようございます、Diwaoです。さて、今回も「文章を書くときの試行錯誤」ということで進めていきたいと思います。

本題に行く前にまずは前回までの内容を軽く振り返っておきましょう。

文章を書くときの試行錯誤01~文才なんてなくてもOK~
文章を書くときの試行錯誤02~伝えたいことが伝わればそれでOK~

ざっくり要約すると、どんなに不恰好な文章でも読んだ人に伝えたいことが伝わればいいのです、というお話でした。

じゃあその「伝えたいこと」とは一体何なのか?

そこを最初に明確にしておくことってすごく大事だと思うのです、というのが今回お話。

では早速いってみましょう

こんな経験ありませんか?

以前の私はこんな感じで文章を書いていました。

1、思いついたらまずパソコンに向かって書き始める

「よし、今日はセルフブランディングについて書こう」

「PC起動!『こんにちは、Diwaoです。今日はセルフブランディングについて思うところを書いてみたいと思います。とかなんたらかんたら。』」

2、書きながら考えたり調べたり

「セルフブランディングって自分をブランド化するってことだよなぁきっと。」

「そもそもブランドって何ぞや?」

3、そして迷走

「Twitterとか使うといいんだよ!多分!」

「各ツールごとのブランディング術とか紹介してみようかな」

4、そして収拾不能に・・・((( ;゚Д゚)))

「で、どう終わればいいんだこれ・・・」

「結局なにが言いたいのかよくわからん・・・」




とこんな感じです。

大体想像つくと思いますが、こうして生み出されるのはグダグダな文章でございます(´-д-)-3

なぜこうなるのか、というとやっぱり「伝えたいこと」が明確になってないからだと思うのです。

「セルフブランディングについて書く」という出発点がそもそも曖昧ですし、これによって何を伝えたいかってことを一切考えていない。これではグダグダになるのも仕方ありません。

ゴールを意識する

「伝えたいこと」を決めるというのは、文章にゴールを設定するということです。

ゴールが見えない旅路が道草くったり遠回りしてしまうのと同じように、ゴールのない文章もムダやブレが生じやすく、最悪ゴールに辿りつけないこともあります。

では、どうやってゴールを設定すればいいのか?

以下にわたしなりのオススメのやり方をご紹介したいと思います。

書き始める前に考えてみよう

まず確実にひとついえることはノープランのまま文章を書き始めるのはやめた方がいいです。

そして、文章を書き始める前に「伝えたいことは何か?」をちゃんと考えてみましょう。それもなるべく具体的に。

おそらく色んな言葉が頭に浮かんでくると思います。それらをすべて書き出してみましょう。ここでオススメなのが、書き出したキーワードをもとに、自分が一番伝えたいことを「ひとつ」に絞ることです。

あれもこれもと欲張ると、それだけ伝えたいポイントがボケやすくなりますし、ひとつの文章に色んな話題を盛り込むとそれだけ難易度も高くなるからです。

ひとつに決めるためのヒント

伝えたいことをひとつに決めるといっても、本当にひとつの話題だけに言及しろというわけではありません。

例えば、伝えたいことを考えたときに以下のようなキーワードが出てきたとします。

・セルフブランディング=自分のブランド化
・ブランドはイメージの集合体みたいなものだと思う
・そのイメージは他者によって作られるものなんじゃなかろうか
・どんな行動を取るかで形成されるイメージが決まるのでは

これらを包括して「セルフブランディングは自らの行動によって築かれるものだと思う」というのを「伝えたいこと」とするのは全然ありです!むしろ大抵はこういう感じになると思います。

どうしてもひとつに決められないときは分割するのも手です。ブログだったら別記事に分けてしまうというやり方。

「この話題は同時に論ずるべきではない」、と思い切って分割することで、それぞれの文章を簡潔なもの、すなわち伝わりやすいものにすることができます。

おわりに

「伝えたいことをひとつに決める」ことは、題材に対してどういう切り口で文章を書くかを決定づけることと同義だとわたしは考えています。

「伝えたいこと」が明確になれば自ずと書く内容も固まってきますし、ゴールが決まっていればちょっとくらい話が脇道にそれてもちゃんと本題に戻ることができます。

わたしはこれを意識することで大分迷走することが少なくなりました。書きながら迷子になりがちな方はぜひ一度意識してみて下さい。

次回は「伝えたいこと」を伝えるための材料をどうやって揃えていくか、という話をしたいと思います。それではまた。

photo credit: Anne Helmond via photopin cc
photo credit: evanlane via photopin cc

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