一人暮らしを制するためのタスク天引きとメンテナンス

うさぼう(@usabo_tweet)です。

前回記事「ライフイベントの波に抗わないタスク管理」で紹介した通り、人生にはちょっとしたタスクのやりくりでは乗り越えられないような波があります。

割り込みタスクをオープンリストに入れ、GTDワークフローをまわし、クローズドリストに沿ってマニャーナの法則に則りタスクシュート記録しようとしたところで、そんな運用の仕組みをあっさり崩壊させてしまう規模の波はあります。

例えば、

  1. 一人暮らし
  2. 結婚
  3. 出産
  4. 住宅購入

がそれにあたります。

本記事では、タスク管理で仕事をスムーズにこなそうとしている人向けに、「一人暮らし」が仕事タスクに与えるインパクトと考慮点について紹介します。

一人暮らしをする3つのきっかけ

一人暮らしをするきっかけは大きく以下の場合が考えられます。

  1. 必要に迫られて
  2. 何らかの課題を解決したい
  3. 自身の理想をかなえたい

必要に迫られて

実家通いのメリットはたくさんあります。家賃が抑えられますし、食事や洗濯掃除などを頼りにすることもできますし、うるさいと感じることはあるかもしれませんが話す相手がいて自分のことを気にかけてくれる家族がいます。

しかし就職をきっかけに上京する方や、実家が引っ越して通勤が困難になるなど、一人暮らしせざるをえない場合があります。

何らかの課題を解決したい

実家通いする場合にネックになるのは自宅から会社への距離です。バスや電車を乗り継いでの通勤はかかる時間以上に精神的な負担なども少なくありません。同僚より終電が早いことで残業や飲み会を断ることも度重なると引け目に感じることもあります(考え方次第ではこれはメリットにもなりえますが)。

この通勤時間を減らして他の時間として有効に活用できるなら、会社の近くで一人暮らしをすることは解決策になりえます。

自身の理想をかなえたい

親から離れて自由に生活したい、自立したい、気軽に彼女や彼氏を家に呼びたい、といった理想をかなえるための一人暮らしもあります。そういう意味では選択肢は必ずしも”一人”暮らしのみではなく、”二人”暮らしの場合もあれば、シェアハウスで仲間と共同生活する選択肢もありえます。

一人暮らしが与えるインパクトとタスク管理の考慮点

一人暮らしの前後で生活はガラリと変わります。なので落ち着くまでは何かと時間をとられたり、気を取られることは頭の片隅に置いておく必要があります。また、通勤時間や食生活が変わる以外にも、一人暮らしならでは、一人で対処すべき案件について紹介します。

引っ越し前後はたっぷり時間を確保しておく→天引き

以下の記事にあるように引っ越し前後には搬出・搬入以外にもたくさんやることがあります。

引越しする新卒必見!就職での引っ越しにかかる費用と手続きリスト|見積もり料金は引越し侍
単身引越しのやることリスト | 一人暮らしの引越し準備は引越し侍

特に2−3月などは空き物件の競争も高く、引っ越し業者も繁忙期になるため早めに予定を押さえることが大事です。

引っ越し業者を選ぶ際には一括見積もりサイトに登録すると直後から電話が鳴り響くので注意が必要だったり、鍵の受け渡しや開栓・工事の立ち会いなど、時間は短くても実際にそこにいないとできない作業は少なくありません。

想定外の時間をとられることを視野に入れつつも、可能な範囲でタスクを具体化し、引っ越しプロジェクトのタスクを天引きしておくことが重要です。

引越し後は生活が変わることを視野に入れておく→メンテ

一人暮らしを始めると、自炊・洗濯・掃除などを全て自分でやる必要があります。

また、何か事件が起こった時に一人で対処が必要です。

鍵を失くした場合、開けてくれる家族はいないため大家さんが近くにいればいいですがいない場合は部屋に入れないままどう朝を迎えるかの対処法が必要になります。

水漏れや騒音被害、近隣住民との揉め事、何から何まで自分で対処が必要になります(もちろん家族や友人に相談はできるでしょうが、近くにいなければ緊急時は自分で対処するしかありません

Gが出た!のような虫害もあります。

少しレアな私の実例としては、突然台所で破裂音がして見に行くとパンの缶詰の中の空気が膨張したのか、中身が飛び散っていました。

クリーニングや宅配便の受け取りも自分でなんとかする必要があります。残業が続くと土日にやることになり外出の制約にもなりかねません。受け取り忘れると無駄にシャツを買い足したり受け取りが先送りになったりしてしまいます。

一人暮らし前後で登録しているリピートタスクは確実に変わります。リピートサイクルや見積時間だけでなく、レシピもまるごと再構築するつもりで引越し後の生活を一つひとつ楽しむことをおすすめします。

終わりに

残業をしたり休日も返上して仕事に取り組むことも大事です。しかし、一人暮らしするタイミングには、引っ越しのためのまとまった時間も必要ですし、引っ越し後の手続きなどで日中に自宅待機したり速やかに手続きを済ませることは不可避です。

また、一人暮らしを始めた後には様々な事件に対処する必要もありますし、なんか疲れがとれないなという場合はしっかり睡眠がとれてるか栄養が足りているか、などに目を向けてみると何か改善の余地が見えてくるかもしれません。

いろいろ書きましたが一人暮らし、ぶっちゃけ楽しいです。なので、せっかくやるのであればその波に可能な限りうまく乗るべく、時間をとって取り組むことをおすすめします。

次回は結婚、について書きます。

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