アナタの2018年がなんかうまくいかなかった理由とその先と〜タスク管理の構図〜


お久しぶりです。TaskArtsのイド♂(@idomars)でございます。

再開一発目はお知らせも兼ね、「2018年、なんかうまくいかなかったなぁ」と思ってるアナタに向けて、タスク管理の構図を一つを説明します。

アナタが習慣も身につけられなければ、年始の目標も達成できないたった一つの原因

タスク管理がうまくいかないと、習慣も身につけられなければ、年始に立てた目標も達成できません。

タスク管理がうまくいかない原因は色々あります。タスク管理をうまく回すには、最終的にはすべての原因を克服する必要がありますが、色々ある原因の中で最も重要な原因が一つあります。

それはズバリ、「タスクを確実に実行できない」こと。

たとえば、PDCAを回すことがタスク管理では大切と言われています。皆さんご存知(?)「Plan」「Do」「Check」「Action」です。

しかしPDCAの実態は、「Do」「Do」「Do」「Do」です。計画を立てる、実行する、振り返る、振り返りを踏まえて実行する、すべてタスクの実行です。タスクの実行が確実でなければ、PDCAサイクルが回るはずがないのです。

他にも、目標を正しく設定することもタスク管理では大切と言われています。しかし正しい目標を描いたところで、目標から生成されたタスクが実行されないのであれば、それはただの絵に書いた餅。実行なき目標など絵空事に過ぎません。

他にもタスク管理がうまくいかない原因、言い変えればタスク管理をうまく回すためのコツはごまんとありますが、それぞれすべて、それ自身がタスクであり、そのタスクが実行されなければ、効果を得ることはできないのです。

以上から、ドミノ倒しの始めのドミノはタスクの実行であることがおわかり頂けたと思います。「タスクを確実に実行できない」というドミノを倒せば、残りのドミノは連鎖的に倒れていくのです。

タスクの実行を確実にするには、タスク管理4.0で言うところのタスク実行管理で、自分がタスクを実行できるようにタスク自体やタスクを実行する環境を整備し、タスク実行資源管理でタスクを実行するための自分のエネルギーや時間を作り出せば良いでしょう。

タスク実行管理や実行資源管理に属する具体的なTipsを知りたいのであれば、アシタノレシピの質の高いアーカイブ記事を探るも良し、ひばち氏が今後更新する記事を読むのも良しです。

※タスク管理4.0に関しては下記をご参照(完成に至ってませんが)

赤ちゃんはほっとけば大人になるが、プロフェッショナルにはならない

ところで最近ベイビーステップと称して、非常に簡単なことから習慣化して生活を変えることが流行っています。例えば「毎日、腕立て伏せを1回だけする」というのはベイビーステップの良い例です。

この手法は、タスク実行管理内の「どうやったら自分はタスクを実行できるか?」という観点からタスクを再計画する工程、「Howの計画」に属します。タスクの実行を確実にするには、理にかなった方法です。

このような方法でタスクの実行を確実にすることにより、タスク管理は確実にうまく回り始めます。

しかし残念ながらベイビーステップだけでは、確実に目標達成=成果を出すことはできません。散歩の延長で、富士山を登り切ることはないのと同じです。

もしその目標が「運動習慣を生活に取り入れる」であれば、毎日腕立て伏せを1回だけするという行為を継続できればその目標は達成され成果が出たことになります。

しかしその目標が、「運動習慣をつけて健康的な身体になる」であれば、いくらベイビーステップを積み重ねても目標は達成されず成果は出ないでしょう。仮にベイビーステップを何百日と続け、最終的に腕立て伏せが連続で100回できるようになったとしてもそれで健康的な身体を手に入れたとは言えないからです。(いくら腕立て伏せが全身運動として効率が良いと言っても)

赤ちゃんは確かに大人へと成長します。しかしただ大人へと成長するだけです。何の方向性も志もなく成長するだけではプロフェッショナルにはなれないのです。

タスク管理の完成とは?

それでは確実に目標達成=成果を出すにはどうすればいいか?

ベイビーステップで成果が出せない理由は、そのタスクを自分中心に考えているからです。前述の通り、タスクの実行を確実にするにはそれがベストだからです。

しかし、タスクにはそのタスクの目標があります。その目標を達成するための最短の打ち手を考えるのが、タスクを目標中心に考えるということになります。この行いは、タスク管理4.0で言うタスク実行管理の上流にあるタスク状態管理内の、「どんなタスクなら目標を達成できるか?」という観点からタスクを計画する工程、「Whatの計画」に属します。

先の「運動習慣をつけて健康的な身体になる」という目標に対して、タスク実行管理的にタスクを自分中心に計画すると「毎日一回、腕立て伏せをする」というタスクが生成されます。

タスク状態管理的にタスクを目標に合わせて計画すると、例えば「毎朝早起きをして、15分の無酸素運動を行い、成長ホルモンの分泌を促してから、30分ジョギングする。心肺への負荷を上げ、同時に心拍数を上げないために、常に鼻呼吸をキープ。運動効率を高めるために運動30分前にカフェインとBCAAを摂取する。」となるでしょう。

自分中心に考えた前者のタスクは、やろうと思えば簡単に実行できる気がします。一方、目標中心に考えた後者のタスクを完ぺきに実行するのは、難しいと思うでしょう。

だから実際には、前者と後者の落とし所を探し出す必要があります。

タスク管理とは、究極にはこの落とし所を見つける行為であり、タスク管理がうまい人は、この落とし所を見つけるのがうまいのです。

自分中心が過ぎても、ベイビーステップの失敗例のようになるし、目標中心が過ぎても、あまりに理想的な絵に描いた餅タスクが並び、実行が伴わず、成果を出せずに終わります。

タスク管理の完成とは、自分のタスク実行キャパシティを完全に把握し、上記の落とし所を一発で見つけられる状態を指す、とわたしは考えます。

ここまでできたら、かなりのタスク管理上級者と言えるでしょう。

より良いタスク管理とは?

それでは完成したタスク管理をさらにブラッシュアップし、より良くするにはどうすればいいでしょうか?

上記の落とし所が自分中心から目標中心に近づけば近づくほど、タスク管理がより良くなったと言えるのではないか?とわたしは考えます。

なぜなら目標中心で考えられたタスクを実行できるようになればなるほど、速く確実に目標を達成できるようになるからです。

タスク実行管理の仕組みを改善したり、タスク実行資源管理で自分のエネルギーや時間を作り出すことに加え、タスク発生管理を強化することで、自分のキャパシティが広がり、落とし所を少しずつ目標中心寄りにすることができます。もちろん同時に、正しい目標設定&目標を達成できるタスクへの適切な分解技能もここでは求められます。

言い換えれば、タスク管理4.0の要素、すべてを底上げすることにより、タスク管理はより良くなるのです。

まとめるとタスク管理の初めの一歩は、タスクを実行できるようになること。

タスク管理の完成とは、自分中心と目標中心のタスクの落とし所を迅速に見極められること。

タスク管理をさらにより良くすることとは、自分中心と目標中心のタスクの落とし所を目標寄りに引き上げること。

タスク管理技術習得の段階はもっと細かいですが、「効果の実感」という区切りで考えると、大きく分けてこの3段階だと思います。

タスクの実行率が上がると自己肯定感が高まり、すべてがうまく回り出す。

タスク管理の完成までこぎつけると、さらに自己肯定感が高まる。「自分にはタスク管理があるから、だいたいのことはできる」という心境になる。

そしてまだわたし自身も実現していませんが、タスク管理がさらにより良くなれば、さらに素敵な境地に達するに違いありません。もう明日が楽しくなるとかそんなレベルでは収まらないはず。妄想ですけど。

ただ、ここでは便宜的に「より良いタスク管理」と書きましたが、この最終段階まで来ると「いや、やり過ぎでしょ。。」と思う人も出てきます。なので、「より良い」とはbetterというよりも、excessive、beyond normal limitsというニュアンスです。

実際、タスク管理がひとまず完成すれば、論理的には定時で帰ることもできるし、新しい技能も順調に習得できるし、だいたいのことは人並みにできるようになります。なので、それのタスク管理力を生かしつつ、他の部分を伸ばすのは全然アリですし、むしろそうしている人の方が多いでしょう。

beyond normal limitsするために、excessiveなTask Managementを目指すこのEXTRA Stageは、タスク管理を好んで極めたい人のためのおまけ要素みたいなものです。

わたし自身、まだまだ道半ば

このタスク管理の構図は正しい。とわたしは考えています。しかしだからと言って、わたしがより良い完成されたタスク管理を行えているわけではありません。

まず前述の通りタスク管理が完成している状態とは、目標中心でタスクを考え、更に自分中心に考えた場合とのすり合わせの末,出てきたタスクを毎日確実に実行できている状態です。実のところわたしは、一年のうち2/3程度しかこの状態を保てません。完成率70%ぐらいです。

一歩進んで、確実な目標達成となるとさらにひどい状況です。上記のタスク管理の構図は掴んでいますが、確実に目標を達成できる具体的な方法論はまだ掴めていません。

もっと具体的に言えば、タスク状態管理のWhatの計画精度の上げ方、タスク発生管理と状態管理間、そして状態管理と実行管理間のレビューの効果的な方法、自分を中心にしなくてもタスクを実行できる自分のキャパシティの広げ方等を確立できていません。

わたしは今、ここら辺の方法論の確立に全精力を注いでいます。ブログやSNSでの活動が少ないのはこのためです。まさに全リソースを投入し、人生を賭けて、このタスク管理のサグラダ・ファミリア建造に注力しているのです。

わたしと一緒にタスク管理を完成させ、より良くしませんか?

と言うことで、さらに自分のタスク管理の完成度を高め、タスク管理をより良くする方法論を研究するために、クローズドなFacebookグループを作りました。

このグループの活動趣旨は、目標の管理と達成です。最終的には、目標の管理と達成のための方法論について語り合いたいのですが、まだわたし自身がタスク実行率を上げることにつまづいているので、しばらくは「どうやってタスク実行率を上げるか?」について試行錯誤していくことになると思います。

メンバーはわたしの他に5人いますが、半分ぐらい休眠状態です。でも良いんです。このグループはあくまで目標達成するために活用する場であり、目標達成を強制する装置ではないからです。目標を達成するか否かはその人自身に懸かっています。

使い方は自由です。だから上記の通り現状は活気があるわけでもなく、グループを盛り上げるような仕掛けも用意してません。目標達成のために自分の試行錯誤を共有する「場」です。活用方法は、すべては自分次第です。

人を巻き込みたいなら巻き込めばいいし、質問したいならすればいいし、フィードバックを貰いたいなら「フィードバック欲しい」って言えばいいし、粛々とログを残してもいいし、勉強のために見ているだけでもいいでしょう。

他のコミュニティとの掛け持ちでも良いですね。このグループは純粋にタスク管理しか扱いませんから。その分、この記事のように密度は濃い。

もしわたしと同じように、タスク管理を完成させ、さらに進化させたいと思う人がいたら、このグループでお互いに切磋琢磨したいので、下記のわたしのTwitterかFacebookへDMを下さい。

これはわたしが、とりあえずタスクを実行できている状態から、成果を出せるタスクを実行できている状態へ自分を変えるために作ったグループです。成果を出すための方法を試行錯誤&研究できる仲間になれることを楽しみにしています!

すべては「Do」から始まるし、「Do」しなければ何も始まらない。

2019年を変えるのは、「このグループに参加する」という「Do」かも知れませんぞ!?

イド♂のTwitter:@idomars
イド♂のFacebook:イド~TaskArts・アイドリングタイム~

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