忙しい毎日でも家族との会話を増やす方法

家族と話しをする時間は取れていますか?

仕事や家事、育児に追われ、やるべきことをこなすだけで精一杯。パートナーや子供とゆっくり話しをする時間がない。そんなことはありませんか?

私は、妻とゆっくり話しをする時間がないことに、ほんのり危機感を抱いていました。

特に大事な話しがあるわけではありませんが、お互い自分のやるべきことだけをやって眠りにつく、という生活は長い目で見るとあまり望ましいものではない、と感じていたからです。

大切なパートナーが、何を思い、何に悩んでいるのか、少しずつ見えにくくなっていくようでした。

「この休日こそは話しをしよう」と決心するものの、休日は子供たちの「遊ぼ遊ぼ」に阻まれ結局話せない、ということを繰り返していました。

そんな状況を変えるきっかけとなったのが、「ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ」という本です。

会話を増やすために必要なものは、「3分の時間」と「相手の話しを聴こうという意志」だけでした。

3分間だけ話しを聴く

3分間コーチをやるために、特別な場所を用意する必要はありません。

話しをする相手さえいればどこでもよく、作業をしながらの立ち話でもいいのです。

私は、夕食を作りながら、洗濯物を干しながら、妻の話しに耳を傾けています。

どんなに忙しくても、3分くらいなら時間は取れます。3分が難しいなら1分でも構いません

大切なのは、自分の言いたいことを言うのではなく、相手の話しを聴くことです。相手が、今何をし、今何を考えているのか。

3分間コーチは、1回やればOKというものではなく、定期的にやり続けることが重要です。

3分間コーチを効果的にするための会話のやり方はありますが、まずは相手の話しに耳を傾ける時間を確保することです。効果的な会話のやり方を知りたい方は本を読んでみてください。

会話と会話の間のセルフトークで深まる

3分の会話では、そんなに込み入った話しはできないし、答えが出ないこともあるでしょう。

そこにもの足りなさを感じるかもしれませんが、3分間コーチのキモは、会話と会話の間にあります

3分間コーチの中では、はっきりとした答えや気づきがなかったとしても、その後も頭の中で思考は続いています。これをセルフトークといいます。

3分間コーチが終わって次の3分間コーチまでの間に、セルフトークが繰り返されることによって思考が深まり、気づきや答えが導き出されるのです。

「3分だけではあまり話せなかった」と悲観する必要はなく、次の3分を楽しみに待ちましょう。

あとがき

タイムマシンでもない限り、1年後には今の家族と話すことはできません。今目の前にいる家族と話せるのは今しかないのです。

たった3分間でも家族の話しに耳を傾けることで、家族と「今」を共有できます。

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