メモを生かす為に必要な3つのプロセスは、一つの場所に集める!見返す!取捨選択する!

メモを生かすプロセス2

前回『いつでもメモできる環境』を作るために、必要なツールをご紹介させていただきました。

【参考】これがあれば大丈夫!?そんな『いつでもメモできる環境』に必要なツールとは?

思いついたこと、気づいたことがあればすぐにメモする習慣はつきましたでしょうか?

「そんな簡単にメモする習慣なんてつかないよ!」なんて声が聞こえてきそうですが、いつでもメモをする習慣がつくようになるには、とったメモが生かされる経験をすることが必要なんです。

「あ〜 あの時メモしておいて良かった!」「あの経験をメモしておいたおかげで、今回スムーズに事が進んだぞ!」「1年前のメモを参考に、あの人にはこんなアプローチをしてみよう!」こんな経験を一度でもすると、メモをとる習慣が自然と身につくようになります。

そこで今回は、メモをとっていて良かった体験をするための、メモを生かす方法をご紹介します。

メモを生かす方法というのは、大きく3つのプロセス(作業)が必要となりますので、順番に説明していきますね。

メモを生かす為に必要な3つのプロセス

1.メモを一つの場所に集める

メモがとれる環境というのは、人それぞれ違いますよね。

また時間や場所によっても、メモをとれる環境が違ってきます。

その時々にあったツールでメモをとることを前回ご紹介したのですが、それらのメモは必ず一つの場所に集める必要があります

メモを一つの場所に集めずに、各場所に置きっぱなしにしてしまうと、メモが必要となった時にそれぞれの場所を探さなくてはなりません。

一つの場所で目的のメモを探すにも多少の時間が必要となるのに、それがてんでばらばらになっていたら、それこそメモを探してる間になんでメモを探していたのかさえも忘れてしまいそうです。

そんな状況にならないためにも、一つの場所に集めることが大切なのです。

ではどうやって一つの場所に集めるのか?という方法なのですが、これもまた人それぞれ使うツールによって変わってきます。

そもそもノート1冊だけを常に持ち歩き、そのノートだけにしかメモをとらない人であれば、“一つの場所に集める”という作業は必要ありません。

しかし、現状ではなかなか一つのノートだけにメモを書き続けるのはたやすくありません。

逆に、そのノートを必ず持っていなくてはならないというプレッシャーにもなりかねません。

そこで前回色んなツールで、負担なくメモを出来るようにご紹介したのですが、そのツールにはノートなどのアナログツールもあれば、『Evernote』や『Workflowy』などのデジタルのツールもありました。

これらを一つの場所に集める方法なのですが、私の場合は全て『Evernote』に集めております。

前回紹介した『PostEver』や『えばろぐ』は、もちろんそのまま『Evernote』に保存されております。

同じデジタルツールの『Workflowy』にメモした内容も、アナログツールの『トラベラーズノート』、お風呂場で使っている『防水リングメモ帳』に書いた内容も、結果的に全て『Evernote』にコピーまたは書き写し、保存しております。

『Evernote』に全てのメモを集めている理由としては、優れた検索機能があるのが大きな理由です。

その他、デバイスを選ばず利用出来る点、使い方によってはオフラインでも利用出来るのも理由の一つになっています。

そしてメモを一つの場所に集めるには次のプロセスが重要となるのです。

2.メモを見返す

書いたメモをそのまま残していても、そのメモが生かされる確率は非常に低いです。

その理由は、メモを残したことで自分の頭から完全に忘れさられているからです。

何気なく昔のメモを見返していたら、参考になるメモが見つかった。ってこともたまにはあるかもしれません。

しかし、メモが生かされる機会が一番多いのは、「あの時メモしたよな。」「この状況と同じ時があったよな。」という記憶のカケラが必要なのです。

この記憶のカケラを自分の脳みその端っこに残すために、【メモを見返す】というプロセスが必要となるのです。

それと同時に、私の場合はメモした内容が“体重”だったり、“お金の支出”、“息子の成長記録”、“その時の感情”などのライフログとしてのメモは、見返すのと同時に『ほぼ日手帳』へ書き写しています

データとして『Evernote』に残しているので、同じ内容をわざわざ『ほぼ日手帳』へ書き写す必要はないのですが、これらは検索ではなく、日記としてパラパラと見返したい時があるので、わざわざアナログの『ほぼ日手帳』へ書き写しています。

逆に最近の私の『ほぼ日手帳』は、その時々でメモした内容を書き写す用のノートになっています。

「わざわざ書き写すなんて面倒くさいよ!」って人もいると思いますので、これはあなたが必要だと思ったら真似してみて下さい。

そしてこのようにメモした内容を見返すと同時に、次のプロセス【メモを取捨選択する】も行うのが効果的です。

3.メモを取捨選択する

以前に紹介したメモ術で、メモをとる時は素早く、思いついたことをそのままに書くことが大切だと説明させていただきました。

これはメモをとる上で一番大切なことなのですが、デメリットとしては必要のないメモも残ってしまうということです。

その時の感情をメモしただけ。思いついたことを忘れないためにメモしただけ。こういったメモは『Evernote』にも残しておく必要はありません。

と言いますか、メモした内容によっては削除しなくてはいけません

その大きな理由は、一つの場所に集まっているメモの中から、頭の片隅にある記憶のカケラを頼りに必要なメモを探し出さなくてはならないのに、このような感情を書いただけのメモ、用事が済んだら不必要なメモなどはただのノイズでしかありません。

よりスムーズに、的確に必要なメモを探し出すためには、いらないメモは捨てるという【メモを取捨選択する】というプロセスが必要なのです。

ここで一つ間違えてほしくないのが、後で削除することを考えて、“感情だけのメモは書かないようにする”というのはダメです。

メモをとる時は、後で取捨選択することを考えてはいけません。先ほども言いましたが、メモは素早く思いついたままに書くことが大切ですからね。

まとめ

メモを生かすプロセス1

今回はメモを生かすために必要な3つのプロセスをご紹介させていただきました。

私は常に色んな場所で、色んなツールにメモをしておりますが、最終的には【Evernote】に集め、その他のツールにメモをそのまま残しておくということがありません。

【防水リングメモ帳】や、ただのメモ書きなどは書き写したらすぐに捨ててしまいます。

【Workflowy】にメモした内容も、その内容が終わっても“complete”という取り消し線を付けて視覚上見えなくする方法は使わず、“delete”ボタンにて一つ一つ消しております。

これは有料会員ではない私が、作成出来るアウトラインの数が限られているというのも理由の一つです。この使い方をすると、無料会員でも十分満足に使うことが出来ます。

メモを生かすために、一つの場所【Evernote】に集め、メモを見返しつつ取捨選択することで、昔はややこしく考えていた【Evernote】のノートブックも主に3つのノートブックで便利に使うことが出来ています。

次回はメモ術から少し離れますが、私のメモを生かすための【Evernote】使用方法をご紹介しますね。

今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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