新入社員でも転職でも、職場環境に慣れるまでって結構たいへんです。会社ってそれぞれ独特の文化があったりして、それを理解するまでには時間が掛かったりするものです。
しかし中には、どうしても納得できない業務フローがあったり、自分の感覚では理解できないような文化があったりするもの。
そういうものには無理して順応するよりも、自分なりの意見と主張をぶつけて、変えていくのも大切だと思っています。「過ごしやすい職場環境は自分で作る!」って姿勢ですね。
じゃあ、どうやって職場環境を変えたら良いか。今日はそんな話をしようと思います。
職場環境って結構大事
まず、そもそも職場環境を変える必要があるのかって所なんですが。現状に満足しているなら一切不要だと思います。
ですが、ちょっとでも疑問があったり、不信や不満があるのであれば、変えていく努力をするのは大切だと思っています。
だって、一日の大半を過ごすんですよ?しかも1週間や1ヶ月の話じゃない。もしかしたら5年10年過ごすかもしれない場所が、居心地悪いなんて耐えられませんよ。そんなちょっとしたストレスを抱えてはいたくないと、私なんかは思います。
私は今の職場環境には満足していて、ぶっちゃけ非常に居心地は良いです。「イスの座り心地がもう少しよかったらなー」なんて希望はありますが、会社の文化や雰囲気については満足しているんです。
そういう環境って、本当に楽しいですよ。気持よく仕事できますし、変なストレスも溜まりません。
居心地の良い環境を知ったからこそ、逆に居心地が悪い環境なら絶対に良くしていくべきだと思うのですよ。
まずは理解するところから始める
かと言って、今の現状を頭ごなしに否定してもダメです。「自分の居心地の良い理想の環境」を作るために、そのイメージをいきなり会社に押し付けたって、反発が起こるだけです。
そもそも、今の環境が出来上がったのには、長い年月と変化を経て成り立っているわけです。それを理解しようともせずに、新しい方法をぶつけても、それは良い方向に向かっているとは言えません。
仕事のやり方や流れって、一つ一つに理由があります。それが「ただの伝統的習慣」の可能性もありますし、「合理的かつ論理的理由」な場合もあります。
いずれにしても、何がしかの理由があって、今の現状に至っている。色んな経緯を経て現状が成り立っている。それを理解する必要があるんです。
目的と理由を知れば、代替案が出せる
例えば、以前の私は営業職で、どこかに外出する際は紙に行き先と戻り時間を書いて、それをデスクの上に置いていくのが慣習でした。
最初のうちは「そういうもんなんだ。会社のやり方なんだから従っておこう」と思っていたのです。ですがだんだん、これをやるのがアホらしく感じてきました。
「これだけITが発達してんのに、今どきデスクに書き置きするなんてナンセンス」と、勝手に止めました。その代わり、外出するときに関連部署の面々に「○○精工に外出して、16時戻りです」とメールをしたんです。
いやー会社に戻ってから怒られましたよ。「何を勝手なことをやってんだ!」って。でも言ったんです。「紙の無駄じゃないですか。行き先と戻り時間を連絡するだけなら、メールだって目的を果たせてるでしょ?」と。
そうしたら、私の認識と会社の意図が違ったんです。
「A4の裏紙に行き先と戻り時間を書いて、それをデスクに置く。これはもちろん、同じ部署の人間がお前の行き先を把握するためでもある。
でもな、お前のお客さんからの電話を俺が取った時に、すぐにお前の予定を連絡できるためでもあるんだよ。お客さんに『ただいま外出中で、戻りは16時頃になります』って言えるだろ?今日みたいなメールだと、メーラーを開いたりメールを探したりするのに時間がかかっちゃうんだよ」
その話を聞いて、初めて「業務の流れの意味」を知りました。そして、改めて上司に「それでもやっぱり紙がもったいない。ですから、目立つ位置にホワイトボードを立てませんか?」と、前向きな提案ができたんです。
俺はこの職場をもっと良くしていきたいんだ!って心
文句を言うのは簡単です。特に新入社員は若く、新しい技術やスキルに敏感であるため、昔ながらのやり方に疑問を抱きがちです。
ですが、その “古臭いやり方” が無意味という事では決してありません。長い歴史の中で試行錯誤を重ね、ようやく行き着いたのが今の文化。そういうことだってあります。
業務の流れをスムーズにするための提案はガンガンやるべきです。ですが私のように、勝手気ままに突っ走って良いわけではありません。
ちゃんと今の現状に至った経緯と理由を把握し、目的を理解し、その上で代替案を提示する。これが正しい順序だと思います。
自分が過ごしやすい職場環境づくりは、自分でできます。ですがそのためには、会社の人たちを巻き込まなくてはいけません。
「こっちの方が絶対いいっすよー」というだけでは他人は動かせない。今の現状を正しく理解して、その上で自分なりの理由と論理を主張する。これが大切。
逆を言えば、それらの道筋がちゃんと整理された主張であれば、多くの場合受け入れてもらえます。変化を巻き起こすことができるんです。
あとがき
会社に入って若いうちは、なかなか自分の意見を言えないかと思います。
でも、疑問は湧くはずです。「なんでこんな非効率なことしてるんだろう?」「なんの意味があってこんなことしてるんだろう?」
そういう疑問は大切にしてください。今すぐに発言できないのであれば、その思いをそっと胸にしまっておき、来るべき時のために色々準備をしておくのが良いと思います。
職場環境は、今の状態がベストとは言い切れません。より良くする方法はきっとあると思うので、自分なりの主張ができるようになると良いですね!
それでは、今日はこのあたりで。
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