こんにちは、Beckです。
先日、iPad pro10.5インチを買いました。
理由は大きく二つあります。
いつでもどこでも快適にブログが執筆できるアウトプット環境の整備と、電子書籍&雑誌/新聞電子版のインプット効率を高めるためです。
iPad Proを使っての情報インプットは主に以下の3つを用いています。
- Kindle
- dマガジン
- 日経電子版
また、iPhone側では以下の情報インプットを行っています。
- オーディオブック(febe)
- RSSリーダー(Sylfeed)
- ネットニュース(Yahooニュース)
オーディオブックで使っているサービスは「febe」で、Audibleは品揃えの面から今は使うのを止めています。
RSSやネットニュースはまた別の機会にして、今回はオーディオブックと電子書籍&雑誌、新聞の電子版からの情報インプットについて取りあげて見たいと思います。
■情報インプットのシェア、悩ましき通勤時間の使い途
情報インプットのシェア
今でも紙の本は読みますが、情報インプットの比率は以下の様になっています。
- 紙の本:2
- 電子書籍(Kindle):2
- オーディオブック(febe):4
- 電子雑誌(dマガジン):0.5
- 新聞電子版(日経):1
- ネットニュース:0.5
実は一番シェアが高いのがオーディオブック。紙や電書の読書も併せると、新聞雑誌よりは圧倒的に読書に時間を割いている計算になります。
オーディオブックの良さは後述しますが、どんな満員電車でも、徒歩移動時でも本の内容をインプットできるので、通勤時間の半分以上はオーディオブックを聞いています。
実は、結構悩ましいのが往復2時間の通勤時間の使い途です。
■通勤時間の使い途
小さい子供のいる家庭では、家で読書の時間を確保することはなかなか困難ですので、往復2時間の通勤時間を如何に有効活用するか、というのが結構重要だったりします。
私の通勤ルートは大きく
- 徒歩 5分
- 横浜市営地下鉄 10分
- 徒歩移動 5分
- JR東海道線 17分
- 乗換 5分
- 山手線or京浜東北線 3分
- 徒歩 10分
帰りのルートは京浜東北線一本(30分)で、乗換がない代わりに5分移動時間が延びます。
新聞やネットニュースの情報収集はその性格上、朝イチに行っておく方が都合が良いので、地下鉄乗車時や電車を待っている間にトップ記事に目を通し、残りは昼休みなどに改めて目を通します。
行きのJR(東海道線17分→徒歩乗換5分→京浜東北線3分→徒歩10分)は本を開くスペースがない&乗換や徒歩移動が頻発するので、将にオーディオブックにうってつけの時間なのですが、それ以外の時間はなるべく紙や電子書籍の読書に回したいところ。
ところが、仕事からの帰途というのは、多くの場合疲労困憊しており、紙の本やKindleを開くスペースも確保でき、まとまった読む時間もあるにも関わらず、受動的に情報を摂取できるオーディオブックに流れがちになります。
情報ソース毎のメリットや接し方
ここからは、先に挙げた情報ソースの内、以下の物についてメリットや接し方をまとめて行きたいと思います。
- 紙の本
- 電子書籍(Kindle)
- オーディオブック(febe)
- 電子雑誌(dマガジン)
- 新聞電子版(日経)
紙の本:毎日1冊携帯、できれば紙で読みたい
今の所、読書を完全に電子に置き換えることは出来ていません。電子書籍の方がハイライト付けた場所にいつでも飛べて、引用も簡単にできて便利だし、かさばらないし、大抵安いし・・と良いこと尽くめであるにも関わらずです。
ふらっと書店に立ち寄って、面白そうな本がないかなーっと探索して、パラパラっと立ち読みして「お、これ良いじゃん!」みたいな感じで本を買う時間が、僕の人生において「至福の時間」だからというのは、紙の本を止められない大きな理由の一つだと思います。
勿論、ページをめくって活字を読むという質感もすごく重要なファクターですし、「あの内容って確かこの辺にあったよなぁ」と、文章が記載されている場所を物理的に把握できるのも大事だったりします。
ドッグイヤーを折ったり、線を引っ張ったり、付箋を貼り付けたり、本に対して自分が何らかの意味を付け加えて行くという行為も結構好きです。
まぁ、オールドタイプなのでしょう、僕の読書は。
電子書籍(Kindle):2冊目以降はこちら、読みたい物をつまみ読み
紙の本で書きましたが、電子書籍(Kindle)のメリットは以下の通りです。
- ハイライトを付けていつでもそこだけ読み返せる、ジャンプできる、引用文を簡単に抜き出せる
- かさばらないし、いつでもどこでも目的の本にアクセス出来る
- Kindle PaperWhiteでもiPadでもiPhoneでも同じように本が読めるし、読み終わったポイントも同期できる
- 大抵、紙の本より安い
実は、Kindleの運用としては、電子ペーパーのKindle PaperWhiteと、iPad Proの両方を常時持ち歩く形を採っています。
電車の中で立ちながらiPad Proを開くのは結構しんどいんです。やっぱりKindle PaperWhiteぐらい軽量じゃないと長時間の立ち読書は厳しいですね。電子ペーパーだと目も疲れませんし。
対して、iPad Proは画面も大きいし、カラーだし、サクサクだしで、レイアウトが固定されている本や雑誌を読むのに最適です。
月980円で読み放題な購読型モデルのKindle Unlimitedは、僕自身が結構Kindle上に積ん読してしまっているのと、読みたい本がUnlimitedの対象でないことが多いので申込みは見送っています。
オーディオブック:時間の有効活用&最も意志力不要の情報インプット
オーディオブックは、本さえ開けない通勤電車や徒歩移動の時間、運動や家事の間にながら聴きができるので、今までは読書などに充てるのが難しかった時間を有効活用できるのがGoodです。
また、紙の本や電子書籍は「読むぞ」という能動的なアクションを起こす必要があるのに比べて、オーディオブックはとりあえずながしておけば受動的に情報が入ってきます。
僕は最低でも2回、多い本だと4,5回は聴き直すので、流石にそれぐらい繰り返し聞けば、全体像も見えてきますし、いくつか印象に残るポイントとも出会えます。どんな難解な本でもオーディオブックであれば、何度も聞き返して少しずつ理解を広げていくことが出来ます。
ただし、紙の本や電子書籍を熟読し、重要なところに線を引き、読書メモをまとめ、体系的かつ深く理解したい場合にはオーディオブックは向きません。パラパラめくって目的の箇所を探したり、前に同じような事が書かれていた箇所を読み返すなんてことはできませんので。
とはいっても、一体どれ程の本に対してそれ程深い読み方をするかという話です。ざっと流し読みをするのと、オーディオブックで聞くのには大きな差はないように思います。体系的に理解したい、深く読み込みたいと思った本は、紙の本や電子書籍を買えば良いだけの話です。
一般的に良書といわれる本は重厚長大な場合が多く、まず読み進めるのにエネルギーを要したり、繰り返し読もうと思ってもなかなか気が乗らなかったりします。為になる本が面白い本とは限らないのです。
なので、そういう読むのにエネルギーを要する本についてはオーディオブック版があれば、まずはオーディオブックで2,3回聞き込んで(素読して)、紙の本を読んで体系的に理解して、オーディオブックで何度か聞き返す(再読する)という使い方も”有り”なのです。
今、日本でメジャーなオーディオブックプロバイダーは「Febe」と「Audible」だと思います。Febeは買い切り、Audibleは月1500円の購読型です。僕は長らくFebeを使っていて、Febe上に400冊以上購入した作品があるというのと、ラインナップ的にFebeの方が好みなので、Audibleは使っていません。
参考リンク
電子雑誌(dマガジン)
dマガジンが最初にリリースされた時、衝撃を受けました。
これだけの雑誌数(現在190誌)を取りそろえて、月400円で読み放題というのは価格破壊もいいところです。主には妻が家のiPad Air2で読んでるんですが、僕も以下の雑誌で気になる記事があれば拾い読みします。
- エコノミスト
- ダイヤモンド
- 東洋経済
- プレジデント
- 日経ビジネスアソシエ
- クーリエ・ジャポン
- Wired
- Pen
- ニューズ・ウィーク
- BRUTUS(Casa含む)
- Mac fun
- 趣味の文具箱
- 歴史人
まぁ、大抵読み切れないんで、本当に拾い読みだけなんですけどね。
以前はiPad miniで読んでいたんですが、ズームしないと文字がつぶれて読めなかったりで正直イマイチでした。iPad Pro10.5インチであれば、文字もくっきりで快適に雑誌を読むことができます。
同じようなサービスで楽天マガジンがありますが、読める雑誌はほぼ同じで、ちょっとこっちの方が安い(380円)です。dマガジンとアプリの使い勝手で比べてみて、よかったら乗り換えようかなと。
参考リンク
新聞電子版(日経):ビジネストークに欠かせない情報源
新聞は日経電子版で最低限、その日の1面記事相当の情報は朝ざっと斜め読みして、後は移動時間などにiPhone/iPadでざざざっと読み込みます。
僕が欲しいのはビジネス上での情報(政治、経済中心)なので、日経電子版一択です。右とか左とかの思想バイアスを見極めるためには、本当は複数誌を読むのが良いのでしょうが、そんな時間もお金もありませんので、そこは割り切り。
僕も34歳なので、いい加減おっさんなわけですが、社内外の幅広い年齢層(とくにおじさん中心)の方とビジネストークをせねばならんので、常識的なことは押さえておく必要があります。後は、個人的にやっている投資の判断材料ですかね。
日経電子版であれば、ネットニュース感覚で気になる記事をiPhoneアプリで読みつつ、iPadの紙面アプリでざっとその日の記事を総覧することも容易です。iPad Pro 10.5インチさえあれば、紙の新聞はもういらいなーっと感じます。
誌面アプリは新聞と同じフォーマットで読めるほか、テキスト表示も可能です。10.5インチだと、流石に紙面全体を表示すると文字が小さすぎるんですが、ハイライトさせた状態で次の記事へどんどん移っていけるので操作感はかなり良いです。
後、日経電子版アプリの行けているところはEvernoteへのクリッピング機能で、記事をハイライトした状態で「Evernoteへ記事全文を保存」を選ぶと
写真付きでテキスト全文が保存されるのは勿論、
なんと、新聞レイアウトの記事画像まで保存されます。こんなに新聞の切り抜きが簡単にできる日がくるなんて!!
参考リンク
最後に
ということで、今回はインプット情報の時間比率やメリット、接し方を紹介しました。
- 紙の本
- 電子書籍(Kindle)
- オーディオブック(febe)
- 電子雑誌(dマガジン)
- 新聞電子版(日経)
dマガジン、日経電子版あたりはiPad Proとの相性が本当にいいので、これらに興味が有る方は是非、解像度高めのタブレットの導入も検討してみて下さい。
ご参考になれば幸いです。
お知らせ
ひらめきメモのF太さんと10/28にオーディオブックをはじめとした、読書ハックなイベントやります!ご興味有る方は是非ご参加下さい。
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参考書籍
ベックです!
横浜在住大阪人。本職SE。ガジェット、文具、手帳、ライフハック、モバイルが大好物な30代男性。BLOG「Hacks for Creative Life!」が主戦場です!。『EVERNOTE情報整理術』『クラウド「超」活用術』著者。勉強会『東京ライフハック研究会』の主宰者でもあります。
BLOG:Hacks for Creative Life!
Twitter:@beck1240