目からウロコの子育てレシピ24 正しい鉛筆の持ち方は、子どもの将来への贈り物

鉛筆を正しく持つことは,勉強の効率にとってとても大切なことです。

やたらと力を入れる持ち方をしていると,スムーズに線を書くことができません。

また,思い通りに力の抜き入れができません。

結果,丁寧な字を書くことが難しくなります。

大人になってからは直すのはとても難しいです。

身の回りに、おかしな持ち方をしていて気になる方がいらっしゃいませんか?

ご本人はある時期自分の持ち方がおかしいことに気づくわけですが、なかなか矯正が出来ず、「もうこの持ち方でいいや」と自分で納得して過ごしていきます。

私がそうです。

すでに誤った持ち方が身について入学してくる子ども達

子ども達は小さな頃から鉛筆をもって絵を描いたり字(らしきもの)を書いたりします。

親は喜んで字を教えたがりますが、その時、正しい持ち方についての意識はあるでしょうか?

鉛筆でなく、クレヨンやパスを使うとか、鉛筆を使わせるならば正しい持ち方から教えるなどした方が、先々困らずにすみます。

文字は入学してから学校でしっかりと書き方を教えますが、その時にすでに正しくない持ち方で固まっていると、矯正から始めなくてはなりません。

以前、私が1年生を担任したときの話です。

鉛筆の持ち方は、入学した時、一番最初に教えます。子ども達もすぐにできるようになりました。

ところが、30数名のクラスで4名だけしか身につきません。

他の子には授業中、「教えた持ち方があるでしょう」と言って回らなければなりませんでした。

すでに誤った持ち方で固まってしまっている子どもが相当数いたのでしょう。一時的にできるようになってもすぐにまた元に戻ってしまうのです。

誤った持ち方が固まってしまっている子どもはなかなか身につきません。

それでも1年生ならまだ間に合います。

家庭と連携して、様々な方法を使って鉛筆の持ち方の矯正を始めました。2年生に上がるまでにかなりの子どもの持ち方の矯正をすることができました。

しかしこれが4年生、5年生ともなると、なかなか矯正できません。

誤った持ち方で固まらないで入学してきてもらうといいですね。

幼稚園ですでに字を教えているところがあるようですが、その場合は、その幼稚園が鉛筆の持ち方指導をしているのかどうか気をつけてください。

そうではなくて、誤った持ち方のまますすめているようなことがあったら、ご家庭で矯正をされるとよいでしょう。

しかし、字を教える以上、鉛筆の持ち方指導はしていらっしゃると思います。私の知っている園は,そのようにされています。

謝った持ち方になってしまっている場合

正しい持ち方への矯正は速ければ早いほどいいので,おうちの方はなるべく早く持ち方を確認して,正しい持ち方になるように矯正してあげたいものです。

ただしい持ち方(図)

下のサイトでは,すでに持ち方が正しくなくなってしまった子どもへの矯正方法として3つ挙げています。

一つは,三角鉛筆を持たせること。

二つ目は,強制具を使うこと

三つめは,輪ゴムを使った方法です。

正しい鉛筆の持ち方と矯正の方法

また,こちらのサイトでは,鉛筆を正しく持てて得することと損することがうまくまとめられています。

鉛筆の持ち方で“学力”が変わる!? 小学校までに直すメリット&デメリット

参考にされて下さい。

まとめ

正しい持ち方は、力が入りませんし、素早く書いても丁寧に書くことが出来ます。腕や指の動きがスムーズになるからです。

素早く丁寧に書く力は、字を書く量、楽しさ、わかりやすさにつながります。

また、成長してからも、仕事の効率、相手に与える印象などに影響します。

鉛筆の持ち方は一生の宝物です。

誤った持ち方で固まろうとしている場合は、早ければ早いほどよいので、ぜひ矯正して上げましょう。

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