日常からやりたいことを考える

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昔から、1年の頭に目標を立てて、年末に振り返るということが苦手でした。目標を立てただけで日々何をするか決めていないなど、そんな状態では達成不可能であることは間違いないのですが。

思い返してみると、「○○の資格をとってみたいなあ」「ダイエットしなければ」とその時の自分がぱっと考えたことを目標にして、そのまま忘れることが多かったです。そんな状態で振り返っても自己嫌悪に陥るばかりでした。自業自得ですがそういうことが続いた結果、1年の頭に大きな目標を立てることがあまり好きではありません。

その代わりにいいなあと思っているのが、1年に1度大きな野望をもつよりも、日頃感じている小さな不満の解消や試してみたいことを、確認して実行していく小さなサイクルをまわすことです。

この小さな野望は、それが出てきた時にメモなどに記録していれば後で振り返られますが、その時でなくても、過去の記録ををぱらぱらと見ていたら案外出てくるものです。

職種にも依りますが仕事関係でしたら、使っているノートやメールのやりとり、プレゼン資料などのアウトプットでしょうか。ぱらぱらと見ていると、存在を忘れていた改善案に出会ったり、仕事のアイディアが出てきたりします。

発見以外にも、過去の仕事について客観的に見ることができます。その仕事に取り組んでいる時は当事者ですので仕事をこなすことでいっぱいっぱいですが、いったん終わって遠ざかると、当時は気がつかなかったことに気づくことがあります。

プライベートでしたら、手帳や予定表、日記、メール、SNSの記録や写真でしょうか。誰と会った、どこへ行ったと手帳や予定表を見れば思い出しますし(意外と忘れているものです)、旅行先の写真を見ていると、「またこんな景色のきれいなところに行きたいな」と、やってみたいことが増えたりします。

もし目標をもつのであれば、憧れからなんとなく目標にするよりは、こういう経験をした、こういう思いをしたという過去の自分から生まれてくる衝動の方が、強く長いモチベーションになると思うのです。

えいやーっといきなり大きな目標を立てるのもよいですが、年末年始の時間を使って過去を振り返って、大小問わずそこから生まれてきたことについて考えてみるのはいかがでしょうか。

参考リンク

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