新しい環境に不安を感じている時ほど大切にしたい「5つの当たり前」

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こんにちは、BECKです。

春と言えば、新しい仕事、新しい生活が始まる季節でもあります。

新しい仕事、新しい生活には「不安」と「期待」がつきものです。今回はこの新しい環境に対して感じる「不安」との向き合い方として「5つの当たり前」な事柄を紹介したいと思います。

■不安と向き合うときに大切にしたい5つの当たり前

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■一人で抱え込まずに相談をしてみる

不安な状況に陥っているときに、意外に難しいのが「他人に相談する」ということ。

例えば、会社の先輩や上司などに相談してみるとあっさり解決出来てしまう場合もあれば、両親や親友に話を聞いて貰うことで気が楽になるという場合もあるでしょう。

仕事であれば、勿論先輩や上司はあなたの成長を望んでいますが、それ以上に「成果」を求めていますし、「チームとしてあなたを含むメンバーをどう上手く活かすか」を考えています。ましてや、不安に押しつぶされて欲しい等とは微塵も願っていません。

自分の役割に責任を持つことも、自分で考えることも大切ですが、無理なものは無理、分からない物は分からないと言える正直さも時には求められます。

そんなことで「こいつはダメだなぁ」と思う”アレ”な上司や先輩は皆無ではありませんが、多くの場合は「なるほど、ここで引っかかるのか。次からは説明の仕方を変えよう」とか「なるほど、今の理解度はここまでか、じゃぁあの作業ならやれるな」と前向きに次のアクションを修正してくれるものです。

自分なりに質問に移る基準・作法を持っておくと良いでしょう。

  • 10分考えて分からなかったら聞いてみる
  • 自分なりに思いつく限りのキーワードを検索して分からなかったら聞いてみる
  • 質問する内容を書き出す、或いは簡単なパワポに落としてから聞いてみる

■課題を書き出して対策を考えてみる

新しい職場や仕事など、今までに経験が無いことをやろうとすると「何が不安かもわからない」状態に陥ることがままあります。

やったことがないのだから、分からなくて当然なんですが、追い詰められている時にはそんな単純なことも分からなくなって「どうしよう、どうしよう」と不安が不安を呼ぶ負のスパイラルに陥ってしまいます。

私がこういった局面でやるいつものアクションは、手帳に向かいつつ「何が問題(課題)なんだっけ?」と自分に問いかけてはその答えを書き込むというものです。

勿論、手帳でもノートでもパソコンのテキストエディタでも構いません。兎に角、自分の頭にある「課題」と思っていることを書き出しましょう。

そして、課題に対して「対策」を立ててみる。当たり前の事ですが「分からない」のであれば「調べる・勉強する」しかありません。なのに、もんもんと思い悩んだり、考えたりしてしまう。

例えば、技術書を買って読み込むとか、技術系情報サイトで情報収集をして実際にアウトプットしてみるとか、具体的なアクションに落とせるだけで、不安が劇的に軽減されます。

「何が不安かもわからない」という不安状態に陥ったら、まずは落ち着いて手帳などに課題に落とし込み、対策を立てましょう。また、不安を感じている時の方が、モチベーションも記憶の定着率も高いので、むしろ成長のチャンスである位に考えるのが良いでしょう。

■一週間分のダンドリを組んでみる

新しい仕事の不安要素として「ダンドリが分からない」「何をどうすれば良いかわからない」というものがあります。仕事の見通しが立たないことほど不安なことはありません。

裏を返せば、「ダンドリが組めるだけで不安はかなりの程度解消できる」ということです。

全く新しい新規事業でも無い限り、だいたいの仕事は既にダンドリが存在しています。(例外として、炎上プロジェクトなどのマネジメントが崩壊しているパタンもありますが)

私が新しい仕事に就いたときには、周囲の人や上司に色々と聞き回ったり、仕事そのものをよく観察してみて、以下の点を明らかにします。

  • 中長期での大きなイベント(マイルストン)
  • 一週間での大きなイベント(会議体)
  • どんなアウトプットがいつごろ求められるか
  • 自分に求められる役割は何か

そうすると、例えば「この先2ヶ月間は検討フェーズで、毎週木曜日は客先定例で、概ねここへ向けてアウトプットを作る。木曜日中に客先課題を割り振って、水曜日午前中にはアウトプットレビューを行う。」といった感じの大まかな流れが見えてきたりします。

ダンドリが分からなくて不安を感じているなと感じたら、まずはこの先1週間分の見通しが立つところまで調査・観察を行ってみることをオススメします。

■正確に不足している能力を把握し、それを埋める努力をする

新しい環境に晒されたとき、「本当に自分はやっていけるだろうか」という不安を持つこともよくあります。

この不安の厄介なところは、実際にやってみるまでは不安が解消されないという点です。そして実の所、この不安を抱くような新しい仕事に就いた場合、まず間違いなく能力的な不足を感じる結果になるということです。

「本当に自分はやっていけるだろうか」という不安に対して出来ることは次の3点です。

  • まずは出来る限りの準備をしておく
  • 目の前の仕事に全力で取り組む
  • 正確に不足する能力を把握し、それを埋めるべく努力する

やってみるまでは分からないとはいえ、不安は現にそこにあるわけですから、まずは出来る限りの準備をするところから始めましょう。新しい仕事の資料を読むでも、入門書を読むでも良いと思います。

「出来るだけの準備をしておく」「目の前の仕事に全力で取り組む」と言う文字面だけを追うと、なんだか根性論っぽく見えるかも知れません。

が、しかし、この後痛感することになる「能力不足」という現実から受けるショックを和らげ、正確に不足している能力を把握するためにも、「取り敢えずやれるだけの事は全部やった」という状況にまで持っていっておく必要があります。

そしてめでたく「自分の不足している能力」が明確になれば、後は「それを埋めるべく努力する」のみです。

実の所、「何に対して努力すべきか」が明確になって取組始めた時点で「前進感」が得られるので、不安の大半は解消されてしまいます。

■大変な時ほど他人を思いやる余裕を作る

ケースバイケースですが、自分が不安な時は、周りの人も不安な気持ちを抱えている場合が少なくありません。

人は不安になると、自分の事でいっぱいいっぱいになってしまい、周りが見えなくなってしまいますが、この状態では不安は増幅する一方です。

逆説的ですが、周りに不安を抱えている人がいる場合、その人に対して思いやる余裕を作ると、不思議と自分の不安が和らぎます。目線を外に向けることで、客観的に不安と対峙することができる、というのが大きいのだと思います。

自分が不安の最中にいるときに、他人を思いやる余裕を持つことは容易くはありませんが、結果的には自分の不安を和らげることに繋がりますので、まずは心がけるところからはじめてみては如何でしょうか。

■最後に

今回は「新しい環境に不安を感じている時ほど大切にしたい「5つの当たり前」」ということで、不安との向き合い方を5つ紹介しました。

タイトルには「当たり前」とつけているぐらいなので、書かれている事自体はごく当たり前の事柄だと思います。しかし、実際に不安の最中にいるときにはこの「当たり前」がなかなかに難しかったりします。

もしも皆様が不安に苛まれたときに、ここに挙げた5つの内1つでもお役に立てば幸甚です。

参考書籍

参考リンク

【雑記】新しい世界に立つときに感じる不安とその対処法について | Hacks For Creative Life! - ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに -
【雑記】新しい世界に立つときに感じる不安とその対処法について | Hacks For Creative Life! – ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに –

【雑記】新しい世界に立つときに感じる不安とその対処法について | Hacks For Creative Life! - ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに -


【日々考撮:002】誰もが不安を感じている中で周りを気遣えるから、その人は強いのだと思う | Hacks For Creative Life! - ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに -
【日々考撮:002】誰もが不安を感じている中で周りを気遣えるから、その人は強いのだと思う | Hacks For Creative Life! – ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに –

【日々考撮:002】誰もが不安を感じている中で周りを気遣えるから、その人は強いのだと思う | Hacks For Creative Life! - ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに -


【書感】不安と向き合いただ己を磨く「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」に見た若者達の夢の後 | Hacks For Creative Life! - ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに -
【書感】不安と向き合いただ己を磨く「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」に見た若者達の夢の後 | Hacks For Creative Life! – ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに –

【書感】不安と向き合いただ己を磨く「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」に見た若者達の夢の後 | Hacks For Creative Life! - ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに -


前向きに走るときに後ろ向きのことは考えられない | Hacks For Creative Life! - ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに -
前向きに走るときに後ろ向きのことは考えられない | Hacks For Creative Life! – ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに –

前向きに走るときに後ろ向きのことは考えられない | Hacks For Creative Life! - ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに -

カテゴリー: メンタルコントロール, 気分転換 | タグ: , , | 3件のコメント

新たな仲間と共に、アシタノレシピ本日より再スタートです

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こんにちは、BECKです。

ここ1年ほど更新が滞りがちであったアシタノレシピですが、この度新たなメンバーを迎えて再スタートを切る運びとなりました。

再スタートという結論に至るまで、色々とあったのですが、何はさておき、アシタノレシピをお読み頂いている皆様に「再スタート」をお知らせできることがとても嬉しいです。

■全く新しいアシタノレシピへ

この再スタートで、定期更新を行ってもらう執筆陣は、皆さん新しく参加したメンバーです。

かなり大きな刷新ですので、例えアシタノレシピのモットーを共有して活動したとしても、これまでのアシタノレシピとこれからのアシタノレシピは違っものになるだろうと考えています。

大きく変えていくことに葛藤が無かったと言えば嘘になります。これほど人が入れ替わっても、果たして同じブログメディアであると言えるのかと。

しかし、同じメンバーで書き続けていたとしても、経験を積んでそれぞれのライフステージが切り替わっていけば、自ずと発信する内容に変化が起こります。また、ライフステージが変化すれば、活躍の場が変化することも往々にして起こりえます。

一つ言えることは、アシタノレシピが「情報発信」という根源的な活動のレベルを下げることになった最大の要因が、メディアとして「変化する」ことを怠った点にあるということです。

そしてある時ふと、「変化を恐れるあまり機能不全に陥るぐらいなら、いっそ変化を愉しもう。」という想いに至りました。その結果がどうであれ、何もしないよりも100万倍マシな気がしたというのが最大の理由です。

そして今一度、「この人と書いてみたい」「この人となら想いを同じくして活動できる」と思うメンバーに声を掛けさせてもらい、ブログメディアとして再スタートする道を選びました。

新たなメンバーが発信する新たな情報を愉しみ、そこから生まれるコラボレーションを楽しみ、大いに刺激を貰って、僕自身ももっと新しくて、エキサイティングな情報発信をやっていこう。今はそういう想いを強く持っています。

そして、今日この日から、新たなメンバーと共に、新たな価値を提供できる、これまでとは違うアシタノレシピを築いていく旅路を歩み出せることをとても楽しみに感じています。

■アシタノレシピのミッションは変わらない

アシタノレシピをスタートするにあたって、私は次の様な一節を掲げました

アシタノレシピは「明日を楽しく!」をモットーに、日々の仕事やプライベートを楽しくするためのちょっとした工夫やコツ、考え方を紹介するブログメディアです。

私たちの生活には、仕事もあれば家庭生活もあり、働き、学び、遊び、楽しい事があれば友達と家族と笑いあい、時には苦しいこと辛いことを乗り越える必要もあります。アシタノレシピは、そんなごく普通のそれでいて二度とは戻らない大切な日常を、もっと楽しく、もっと幸せに過ごすために役立つ情報を発信することを目指しています。ーアシタノレシピ、スタートです!

僕は未だ、このミッションは掲げる価値あるものだと強く信じています。

人生を劇的に変えるわけでも無ければ、高尚な理論を展開するわけでもありませんが、ごくありふれた毎日の仕事や生活を、もっと笑顔で過ごせる様な情報を皆様にお届けできればと強く願っています。

 

■新メンバーの紹介

今後、以下の10名で定期的に記事を更新していきます。是非、各メンバーのブログもチェックしてみて下さい!

プレゼンテーション1

 

カテゴリー: お知らせ | 5件のコメント

「卒論」ってどんなもの?まずは広く探索してみよう~ぱうゼミ卒論編その1

ぱうぜセンセのコメントボックス

ぱうぜセンセのゼミ、通称「ぱうゼミ」。コメントボックスをきっかけにぱうぜ研究室の常連になった明日香さん、進吾くんは、ぱうゼミに所属して卒業論文を書くことに決めた。
「ぱうぜセンセのコメントボックス」最終章、「ぱうゼミ卒論編」は、二人が卒論を書き始めるところからはじまります。

卒業論文指導はじまりの一歩

「それで、二人が卒論を書くゼミに応募してきたわけなんだけども、困ったね・・・」
時は2015年4月。進吾くんと明日香さんが、ゼミ履修希望届けと共に研究室にやってきた。
「何を困っているんですか、先生」
「いや、進吾くんなら分かると思うんだけどさ、法学部って卒論がないところもあるのよ」
「そうっすね、うちの大学も法学科には卒論がないっすね」
「だから、明日香さんの質問に答えるとき、いつものやり方が使えないんだよ・・・」
でも、これがわからないと、指導も出来やしない。

『卒業論文ってどういうものですか?』

いつものやり方、それは、自分の体験を元にして教えるということ。今回はそれが使えない。ぱうぜセンセ、最大のピンチだ。

ぱうゼミ募集要項

「そんな無責任なこと言わないでくださいよー。あたしたち、センセのゼミ要項をみて、がんばろって気合い入れてきたんですから」
ああ、もちろん、こちらも気合いを入れて書いたよ。こんな感じで。

ぱうゼミは「対話で研究する行政法」をテーマとし、最終的には自分で主体的に約3万字の卒論を書くことを目標とします。「行政法で3万字?」と尻込みするかもしれないですが、議論をするための基礎トレーニングから徐々にステップアップし、着実にプロジェクトを進める力を養いつつ進めていきます。

「でも、これ、『自分で主体的に約三万字』としか、書いていないよね」
「どうやって、主体的に書けばいいんです?」
そうだなあ、まずは目標を伝えないとね。

卒論ってなんだろう

「以前、研究やレポートの目的について語ったの、覚えているかな?」
「答えは一つじゃないんですか?」勉強と研究、そして専門教育とは
人類の英知に挑むためには、”既存の知識を疑ってかかる“力も必要になる …
人類の英知に挑むためには、”既存の知識を疑ってかかる“力も必要になるんです
その「問い」は何のため?レポート課題の目的とは
問いと、答えと、論拠がそろった文章 …
論文とは、「問いと、答えと、論拠がそろった文章」のこと

「覚えてますよ。研究って、今までわかってなかったことを少しでも押し広げること、だし」
「レポートは、論文を書くための練習なんだってこともわかります」
「そうそう。で、卒論って、正式名称は・・・」
「あ。卒業『論文』なんですね」
「それじゃ、『問いと、答えと、論拠がそろった文章』であることは必要なんですね」
そこまではOKだね。

卒論の目標は?

「でも、それだけじゃわからないことがあります。どこまで書けばいいですか?」
「いちおう、3万字っていう分量の目安はありますけど・・・とんでもなく長いっす」
うん、程度についてのイメージがつかないか・・・。
「レポートはどれくらいの長さだった?」
「せいぜい5000字とかですね」
「どれだけのことが書けた、と思う?」
「長さに制限があるから、『きちんと調べた』ってところまでですね」
「そう、レポートは、論文と言うには要素が欠けていることが多いんだ」
以前も引用した、この分類を示しておこう。

 論文の課題はつぎのように四種類に分類できる。
・報告型の課題
(イ)読んで報告するタイプ 
(例)ピーター・シンガー著『実践の倫理』昭和堂(1991年)の第三章を読み、要約しなさい。
(ロ)調べて報告するタイプ 
(例)オランダのいわゆる「安楽死」法について、調べて報告しなさい。
・論証型の課題
(ハ)問題が与えられたうえで論じるタイプ
(例)動物に権利を認めるべきかについてあなたの考えを自由に展開しなさい。
(ニ)問題を自分で立てて論じるタイプ
(例)その他、生命倫理にかかわるテーマについて自由に論じなさい。
(戸田山和久『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』NHKブックス、2012年、19頁及び55頁。挿入や強調等の編集を行った。)

「卒論は、この最後のレベル4、『問題を立てて自分で論じる』タイプだよ」
それが「論文」の最低ラインのひとつなんだ。
「でも、『論じる』っていうのがよくわかりません」

「論じ方」って難しい

「それが一番の悩みなんだよ。ここに、先生の博士論文を元にした論文があるんだけど・・・」
「えぇえ、そんな難しいの読めないですよ」
「じゃあざっくり言うと・・・序章では、法律が改正されたけど、まだ分からないことがたくさんあるよ、と指摘。第1章は、その具体的な現れを、実際の事件をもとに説明したんだ」
「ふむふむ」
「これについて何らかの回答を得るために、第2章ではドイツではどうなってるの?って調べて、第3章は、日本の改正前後でどういう議論があるのかを調べた」
「それで?」
「そこから、第4章では、『こう捉え直したらうまくいくのではないか』という仮説を立てて、ドイツ法からみて気がついた点とかを踏まえつつ論じたんだ」
「あー、ドイツ語の本がこの研究室にたくさんあるのって、そういうことなんですか」
「そう。法学の論文だと、『他の国の制度と日本の制度を比較して、問題点や解決策のヒントをあぶり出す』という、比較法という手法がよく使われる。しかし、それを学生にやってもらうっていうのは難しいしねえ」
「それじゃあ、論じ方を教わることができないじゃないですか!」
あああ、明日香さんがおののいてしまった。そうなんだよ、「論じ方」そのものを、見せることができないんだ。

「方法」も「仮説」も、はじめから見つかるとは限らない

「それじゃあ、どう進めていけばいいか、わからないですね・・・」
「問うべき『課題』も、『問い』も、答えたる『仮説』も、そして『論じ方』もわからないんじゃ、どこから手を付けていいかわからないですよ」
「なんか、たくさんの記号がある連立方程式を解いているみたいで、決まりませんね・・・」
うん、ある分野のある手法、っていう風に決め打ちして身につけさせるっていう卒論指導方法もアリだとは思うんだけど、自分自身、卒論を書いたことがないから、そうもいかないんだよ。
「実は、どんな資料が見つかるか、どんな議論があるのかについて調べきれるかどうかという問題もある。だって、卒論提出まで9ヶ月しかないでしょ?」
そう、ぱうゼミの卒論提出期限は2016年1月8日。これは学科全体で決まっているから、先生であっても変えられないんだ。
「せっかく『問い』を立てても、『解いた』といえるかどうかは、方法論だけじゃなくて対象がどうなのかによっても変わってきますね」
「しかも、俺たちの就活、これからだよ・・・」

はじめの一歩は?

「それじゃ、進路が決まる夏までの間の課題は、こうしよう」

自分の関心のある分野について、「問い」とそれを「答え」るための「方法」が見つかるように、ありったけ調べてみよう。調べるのは、単に「対象」だけじゃなくて、「論じ方」としても参考になるものも含めてさがしてみよう

「ありったけ?」
「論じ方を調べる?」

卒論執筆で「大学内で一番詳しい人」になろう

「なんで『ありったけ』調べてみるんですか?」
「卒論はやってみるまで感覚がつかめないと思うから、一応の目標を示しておくよ。卒論を書き終わったときには、『そのテーマについては大学内で一番詳しい』と言えるくらいに知識や先行研究が整理できていて、その上でさらに何かを付け加えるようなことを目指して欲しい」
「ふぇええ、大学内ってことは」
「そう、目の前に居る『指導教員』も大学内、だからね」
「ぱうぜ先生よりも詳しくならなきゃいけないんですか」
このことの意味は、実際に書き始めてからわかるだろうから、ここまでにしておこう。

「論じ方」の参考文献を探そう

「論じ方についても探す、ってどういうことですか?」
「卒論の書き方、みたいな本を読めってことですか?」
「うーんと、それだけじゃなくて、実際の論文として、参考になるものも探してほしい。もし、『交通問題についてやりたい』と考えていたら、『ロンドンの渋滞とその解消策』についての論文が見つかったとしよう。でも、自分が知りたいのはこの町の渋滞について、かもしれない。そうならば、この町の渋滞を分析したり、解決策を探るための手法の参考になることが、『ロンドンの渋滞とその解消策』の論文の手法から見いだせるかもしれないよね?そういうことだよ」
「それってパクリにならないんですか?」
「ちゃんと典拠を示した上であれば、分析手法をそのまま持ってきたからといって、同じ文章になるはずはないでしょ。中身だって、別の町のことがらだ。むしろ、きちんとした『研究のお作法』にのっとった方法をとるべきだよね。だから、すでに成立している論文の分析手法をまねすることは、その手法が通用する条件が整っているかぎり、むしろ積極的にすべきことだよ」
「・・・よくわからないけど、まずは色々読んでみないことには始まらないですね」
ネットでの検索のコツは?「情報地図」作りからはじめよう
調べ方にもコツがあります

「新社会人におすすめの趣味は?」~『書店めぐり』のススメ
書店を端から端までめぐってみたり、別の大学図書館や博物館に出かけてみたり

「先生よりも詳しくならなきゃいけないんだ、やれる限りやってみるしかないね」

ぱうぜセンセのメモ

こちらも手探りでやってるから申し訳ないなあ・・・。あ、卒論は大学内で一番、というのには続きがあって、修論は日本で一番、博論は世界で一番考え抜いた人、ってことだったかな。出典がわからないんだけども・・・ただ、調べただけでは論文にならないから、どうやって「論じる」かがポイントになりそうだね。

編集後記

長く連載を休んでいましたが、リアルのぱうゼミ第一期生の卒業式が近づいてきましたので、ぱうコメも卒論編を執筆して、コーナーとしては卒業したいと考えております。卒業式(3月23日)までに連載を終えたいので、やや不定期更新になること、ご了解ください。実際の卒論執筆過程になぞらえるように執筆していきます!

なお、姉妹ブログである「タイムリープカフェ」でも、卒論について書きました。
第11回後編:社会を変えるには?法学を基軸に他分野にも橋を架けてみよう – タイムリープカフェ
立法論の難しさについて書きました

法学のゼミで卒論がないことがある理由、少しでもご理解いただければ嬉しいです。ぱうぜセンセも「総合政策学科」の先生として、卒論指導をしているという設定になっています。
 

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行動の記録を残そう ー 自己管理のベーシックレシピ

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自己管理の基礎を取り扱う「自己管理のベーシックレシピ」、久々に再開します。

前回は「予定とやることを書き出して時間を管理しよう」ということで、予定とやることを時間軸に落とし込んで計画を立てて行く方法について取り上げました。

今回は「行動の記録を残そう」というテーマで、計画に対して実際どの様な時間の使い方をしたかを記録する方法と、記録の目的について紹介したいと思います。

■ルーチンワークの誤解と効能

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■ルーチンワークへの誤解

ルーティーンという言葉を聞くと、すっかり”五郎丸選手”のイメージになってしまいましたが、ルーチンワークも”日々繰り返し行う作業”という意味なので、意味合い的には似たようなものですね。

さて、このルーチンワーク、という言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?

日々繰り返し行う作業・・・と聞くと「つまらない」とか「クリエティブでない」、「単純作業」などのイメージをお持ちの方も多いと思います。

勿論、仕事の上ではそういう作業も存在すると思いますので、このイメージ自体が間違いとは言い切れません。しかし実の所、ルーティンワーク=単純作業と考えてしまうのは、仕事の精度や速度を速める上でかなり勿体ないことなのです。

■難しい作業はルーチン化できるのか?

ルーチン・ワークというのは言い換えると「定型化された作業」ですので、毎日の様にこなしていればマニュアルや手順書の類を読まなくても作業が行えるようになります。作業内容が「手続き記憶(Procedural memory)」として身につくと、生産性が劇的に高まることは、皆さんよくご存知だと思います。

「いやいや、俺の仕事はルーチン化なんて出来ないよ」

って、思いましたか?いや、まぁ、そう想う気持ちはよく分かります。

私だって自分の仕事(システム屋)もルーチン化するには、些か多様性と難易度が高いと思っていたことがありますので。新しいアイデアを思いつくとか、事業構想を練るとか、最も刺さる資料の構成を考えるとか、そんなもんルーチン化できへんわい!!ってね。

でも、敢えて言わせて下さい。私たちはどんな仕事でも「ルーティン化」しない限り、仕事の速度も精度も高めることができないんです。それどころか、プロとしてあるまじき締切に間に合わないという事態にすら陥ってしまいかねません。

もし私が「難しい作業はルーチン化できるのか?」という根源的な質問を受けた場合、「ルーチン化するしかない」という身も蓋もない回答を返さざるを得ないのです。

■あなたの勝ちパターンを作ることが「ルーチン化」

そういえば、先ほど五郎丸選手のルーティンについて触れましたが、これから説明する「ルーチン化」は、将に五郎丸選手がルーティンをやるのと同じ効果を狙っていますので、とても良い例だったかもしれません。

端的な言い方をすると「勝ちパターン」を作ることこそが「ルーチン化」です。先が見えない難しい仕事であればあるほど、ゴールに到達できると信じられる勝ちパターンが必要となるのです。

例えば、私は仕事柄、お客様の課題に対して解決策を提案することが多いのですが、お客様の置かれている状況、自分が保有する知識と技能、納期、予算、社内政治・・などなど、毎度状況は異なります。

今まで一度たりとも「コレ前にやったわ、楽勝!」みたいなことはありませんでしたし、大抵は「どこから手を付けて良い物やら」というところからスタートします。

例えば、この手の仕事をするときには、ざっと以下の様な手順を踏みます。

  • 兎に角あらゆる情報をかき集める(顧客ヒアリング、資料を提供して貰う、社内の有識者ヒアリング、社内のベストプラクティス・類似事例を集める、ネット検索する)
  • 軸を決めて、色々と分析を掛けてみる。(このフェーズだと、ぷらっと外に散歩に行ってカフェでコーヒーを買って帰ったりってのも多い)
  • A4方眼用紙にドンドン思いついた事を書き出していく
  • パワーポイントでアウトラインを書き出す(見出しだけ書いた空のスライドを作っていく)&他の資料から使い回せるものを取り敢えず持ってきておく
  • 思いついた事をパワーポイントにメモ書きレベルで書き殴っていく(この時点で不要と思ったスライドは削除してしまう)
  • 一部のお絵描きや調査など、同僚と手分けして進める
  • メモ書きにドンドン肉付けしてスライドを埋めていく。全体を見つつ、スライドに集中しつつの鵜の目鷹の目を行ったり来たりしながら資料を作成する。
  • 資料がある程度出来てきた時点で、しゃべりながら構成やスライドのチェックを行う。

確かに、毎回考えるべき事や、お客様の状況は違うのですが、「ゴールが見える」までにやるべき事、「ゴールに到達する」ためにやるべき事、というのはおおよそパターン化が出来ています。

人それぞれの仕事のやり方があると思うので、このやり方が他の人にとってベストかは定かではありません。ただ、私の場合は、以下の様な比率でルーチンを回すことで「ゴールの見えない仕事」に対して成果を挙げ続けられているので、少なくとも”合っている”のだろうと思います。

  • 情報をインプット(40%)
  • 取り敢えず分析してみる(15%)
  • 紙に書き出して考える(15%)
  • アウトライン→メモ書き→清書の順でスライドを作る(20%)
  • しゃべりながら仕上げる(10%)

繰り返しになりますが、スタート時点でゴールが見えない仕事であればある程、取り組み方レベルでルーチン化ができている必要があります。毎回毎回、やり方から考えて作業をすることほど非効率的な事は無いのです。

■記録を取るメリット

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■記録が無ければ振り返ることはできない

ルーチン化や、作業量の見積りは初見では不可能です。他所での経験と勘からおおよその見当を付けること自体は可能ですが、見積もりの精度を望むのは難しいでしょう。

自分の仕事をルーチン化したり、作業量の見積り精度を高めるには「記録を取ること」、そして「記録を振り返ること」が一番の近道です。

記録を残して振り返る必要があるのは、人の記憶力では、一つ一つの作業に分秒単位でどの程度の時間が掛かったかを正確に記憶することはきわめて困難だからです。ただ、漫然と振り返っても精度を上げることはできません。

■記録があるからルーティンに気づける

勿論、作業内容によっては時間が一定しないことも少なくはありません。例えば、斬新なアイデアを出す作業を行っていたとして、常にこれが30分で納得いくアウトプットにたどり着けるわけではありません。

しかしながら、記録を取っておくことで、色々な事実に気づく事が出来ます。以下は一例ですが、

  • あるテーマのアイデアを出すためにインプットを5時間程度はする必要がある
  • 30分考えてもアイデアが出ない場合は、10分程度ブレイクついでに散歩に行くと次の30分の間にアイデアが浮かぶことが多い
  • 2時間のインプットと30分のアイデア出しを3日続けると、おおよそ満足いくクオリティのアイデアに到達できる

この場合、単品の作業に要した時間よりも、自分なりにゴールに到達するための定型化された行動(つまりはルーティン)の発見ができる点に価値があります。

これができる様になると、先の見通しが立たない難しい作業であっても、「何を」、「どの程度の時間」やればゴールに到達できるか見当が付くようになります。

■行動を時間と共に記録しよう

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■行動を時間と共に記録するためのツール

行動と時間を記録するためのツールは色々ありますので、用途やワークスタイルに応じてチョイスすると良いでしょう。

例えば、私の場合は「Toggl」というクラウドサービスを愛用しているのですが、その理由がPC、スマートフォンのどちらからでも時間記録を残せる利便性にあります。また、後述しますがTogglボタンというGoogle ChromeのExtensionが非情に便利で重宝しています。

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その他、iPhoneだけで記録が取れれば良い場合、手軽に使うのであれば「aTimeLogger」あたりが取っつきやすいと思います。

aTimeLogger 2 – Personal Time Tracker & Time Sheet
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル
販売元: BRIAN GILBERT, CONSULTANTS INC.

 

少し値が張りますが、予定と実績の見比べが容易であったり、ライフログツールとしても強力な「たすくま」も非情に気になる記録ツールです。

Taskuma — TaskChute for iPhone — 記録からはじめるタスク管理
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル
販売元: Sayaka Tomi

 

■Togglを使った時間記録

先述の通り、私はTogglというクラウドツールを用いて行動と時間の記録を残しています。

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Togglの最大のメリットはPCからもスマホからも時間記録が残せるところです。スマホが手元に有りさえすれば、いつでもどこでも記録が残せるのでかなり重宝します。

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記録する作業項目はクライアント/プロジェクトで分類でき、プロジェクト毎、クライアント毎の集計表示なども可能です。私はクライアントに「work」や「Private」といった自分の役割を設定し、「アシタノレシピ」や「家事」など、役割毎にプロジェクトを予め登録しています。

16_18_min_-_執筆「行動の記録を残そう」_-_Blog_-_blog_activity__アシタノレシピ_•_Timer_•_Toggl

PC画面上のレポート機能では、クライアント毎やプロジェクト毎など、様々な分類毎の時間の使い方を確認することができます。

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スマホからも自分がどういう時間の使い方をしているかをグラフィカルにグラフ表示することが出来ます。iPhoneアプリだとプロジェクト毎の時間の使い方のみがレポート出力対象です。

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■予定と実績を見比べる

Togglはタイムロガーであって、基本的に予定や計画と見比べるということができません。私は予実管理のためにToodledoのタスクからTogglのタイムエントリーを開始させる「Togglボタン」というChrome Extentionを活用しています。

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Togglボタンをクリックすると、タスク名を引き継いだTogglのタイムエントリーが作成される他、プロジェクトの設定なども可能です。必要項目を入力して「DONE」を選択すると・・・

Toodledo___Your_To-Do_List

以下の様に、タイムエントリーがToggl上に作成されます。

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最後に

今回は「行動記録を残そう」ということで、ルーチン化のメリットや行動記録を残すメリット紹介の他、Togglなどのでの時間記録について紹介しました。次回は「目標の考え方と立て方」を取り上げたいと思います。

参考書籍

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仕事中の眠気と戦っている人へ!楽しいことをやっていれば眠くならない

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私の愛しいアップルパイへ

仕事中(特に昼間など)、眠い目をこすりながら仕事をしたことは高貴なあなたですら1度はあるでしょう。

恥を忍んでいえば、私は毎日のようにそういった眠気と戦っています。この戦いは永遠なのでしょうか。避けることのできない闘争なのでしょうか。平和は訪れないのでしょうか。

否、否、三たび否!

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カテゴリー: タスク管理, 夢見るリアリストの熱情 | コメントする

あけましておめでとうございます!アシタノレシピ4周年を迎えましたので・・

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明けましておめでとうございます、BECK(@beck1240)です。

昨年12月で4周年を迎えたアシタノレシピですが、2015年は更新頻度が激減してしまい、ここ半年は更新が全くなかった状況でした。楽しみにして下さっていた読者の皆様、本当に申し訳御座いません。

主宰である私自身、仕事と育児に忙殺される日々で、自分のブログもアシタノレシピも殆ど更新できず、心に引っかかるモノを抱え続けておりました。

アシタノレシピの4周年ならびに新年を迎えましたので、アシタノレシピにも一つけじめを付けたいと想い、久しぶりに記事を書かせて頂きます。

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予定とやることを書き出して時間を管理しよう ー 自己管理のベーシックレシピ

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自己管理の基礎を取り扱う「自己管理のベーシックレシピ」、かなり期間が空いてしまいましたが、また再開したいと思います。

前回は「やること<タスク>を管理しよう」ということでやることの管理方法について取り上げました。今回は「予定」と「やること」を書き出して「時間」を管理する方法について取り上げたいと思います。

■やることをスケジューリングして時間を管理する

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■時間を拘束する「予定」と時間を拘束しない「やること」

前回の記事で次の様な一文を記しました。

やること(タスク)とは、締め切りは決まっているものの、開始と終了のタイミングには裁量が持てる時間の予約です。対して予約は開始時刻と終了時刻が決まっている時間の予約となります。

「予定」と「やること」の最大の違いは、時間の拘束力にあります。 予定は開始時間と終了時間がきまっており、時間を拘束する性質があるのに対し、「やること」は締切までであればいつ取り組んでも良く、中断や先送りも可能です。

例えば、参加を要請されている会議を「気分が乗らないからサボろう」とはなりませんが、締切が3日後の資料作成であれば「気分が乗らないから〜」と先送りにすることは決して珍しいことではありません。

作業とやることの違い

■やることを見積もり、スケジューリングする

時間的拘束力を持たない「やること」ですが、当然これに取り組むためには時間が必要となります。ところが、どういう理由か「やること」を管理するにあたり、多くの方が以下の様な時間に関する問題に直面しているのです。

  • 1時間位で終わるだろうと思っていた作業に3時間かかってしまった
    (作業見積もりの精度不足)
  • 書き出した「やること」の内、いくつかは毎日の様に先送りされている
    (常連タスクの発生)
  • 割り込みや特に急ぎではない雑用に追われる内に、今日中に終わると思っていた「やること」が終わらず次の日に持ち越した
    (甘い見通しと優先度付けの誤り)
  • 気乗りしない作業を先送りし続けた結果、締切の作業が多くなり徹夜する羽目になった
    (先々の見通しが立っていない)

こういった問題への対処をいくつか挙げておくと、

  • 「やること」を実行するために必要な時間を見積る
  • 実際に「やること」の実行に要した時間を計測し、次回以降の作業見積もりにフィードバックする
  • 割り込みや雑用も記録・計測し、次回以降の作業見積もり時のバッファの参考値とする
  • 「やること」に取り組む時間枠を予定表に書き込む(13時〜14時は作業時間、と時間枠を押さえる)
  • 1週間先ぐらいまで実際作業時間として使える時間枠を洗い出し、現在抱えている「やること」をこなすためにはどれぐらいの時間が必要か、定量化しておく。

要するに、「やること」を実行するための時間を見積もり、それらをスケジューリングするということです。これによって、安易な先送りも、作業あふれもある程度は未然に防げるようになります。

作業溢れ

■「やること」をスケジューリングするのは自分のキャパを知るため

「やること」の作業時間を見積もり、わざわざスケジュールに書き込むのは手間と感じるかも知れません。

確かに、何もしないことに比べれば、見積もり、スケジューリングし、さらに時間を計測するとなると、手間は大幅増えてしまいますが、これをやるメリットにはかけた手間以上の価値があります。

人が与えられた時間は等しく1日24時間と限られており、自分がこなせるタスク量はそのキャパシティの範囲内に収まります。しかも、こなせるタスク量というのは、体調や気分、その時時のシチュエーションにより大きく変化します。

残念なことに人の脳では、自分が抱える全ての「やること」を覚えておくことも、1週間分の自分の時間を定量的に把握することも出来ません。更に、そこに体調や気分、割り込みを考慮したシミュレーションを行う事などできないのです。

つまり、「やること」の時間を見積もり、スケジューリングすることのメリットは、自分のキャパシティ(時間的余裕)を知ることが出来る点にあります。

上司から作業を依頼された、飲み会の誘いがあった、急に京都に行きたくなった・・・などなど、あなたが自分の行動、則ち時間の使い方に関する判断を迫られた場面で「今、これを引き受ける(やる)余裕はあるのか?」に対する答えを得ることができるのです。

■予定とやることを時間軸にマッピングする

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■まずは自分が作業にあてられる時間把握しよう

いきなり「やること」一つ一つの作業時間を正確に見積もることも、それぞれ「いつやるか」を厳密に設定するのも難しいと感じる方も多いと思います。

一度仕組みを作ってしまえれば、それほど大変な作業ではないのですが、最初の敷居を下げるために、まずは「自分が作業にあてられる時間を把握する」からはじめてみることをお奨めします。

まずは自分の予定や、通勤時間、食事時間、睡眠時間などをひとしきり書き出し、「作業にあてられる時間」を洗い出します。

例えば、9:00に出勤して、9:15までは朝礼があり、9:30ぐらいからは予定も特になく、自由に時間が使えるというのであれば、その時間帯が「作業にあてられる時間」となります。

これを1週間程度の期間で行えば、1週間という期間の中で自分が「作業にあてられる時間」が明確になりますし、明後日まで締切の作業に対して「作業にあてられる時間」がどれ程残されているかが分かります。

但し、注意が必要なのは「特に予定がない時間」であっても必ずしも100%作業に充てられるとは限らない点です。

トイレに行きたくなるかも知れませんし、疲れたら休憩を取る必要もありますし、急な仕事が舞い込むかも知れません。締切までに30時間時間があったとしても、正味では20時間ほど作業時間にあてられない・・など、バッファを積んで考える方が良いでしょう。

■カレンダーに作業時間を見積もる

「作業にあてられる時間」を洗い出す最も標準的な方法の一つとして、ウィークリーバーチカル形式のカレンダーに「作業にあてられる時間」を書き込むという手があります。

Google_カレンダー

 

例えば、Googleカレンダーであれば、カレンダーの表示/非表示を切り替えるのは非情に容易ですので、1週間の時間を俯瞰したいときには作業用カレンダーを表示し、予定だけを確認したいときに作業用カレンダーを非表示にすると良いでしょう。

また、「仕事の作業時間」と「プライベートの作業時間」などを分けてスケジューリングすることも可能ですので、仕事の作業は今週35時間、ブログの執筆に充てれる時間は9時間・・といった具合に、自分の役割毎に残された時間を把握するのが容易になります。

カレンダーの種類

■タスクリストに作業時間と実行タイミングを仕込む

もう一歩進んだ方法として、タスクリスト(やることを書き出したリスト)に見積もり時間や実行タイミングを書き込んでおくという方法があります。

_14__Toodledo___Your_To-Do_List

 

私がやっている方法をざっと列挙しておくと

  • 自分が「やること」を一通りタスクリストに書き出す
  • 今日、明日、3日後・・・7日後とタスクのおおよその「実行日」と「見積時間」を設定
  • 各タスクに対して「実行タイミング(3時間毎に区切った時間帯)」を設定
  • ある時間帯の中に割り当てたタスクの合計見積時間が3時間を越えないように調整。また、その時間帯に何らかの予定がある場合は、それも差し引いて調整。

といった形となります。この辺の詳しいやり方はまた別の機会に取り上げるとして、こう言ったやり方で「やること」のスケジューリングも行えるのだという一例としてご覧下さい。

最後に

今回は「予定」だけでなく、「やること」についても時間を見積もり、スケジューリングを行う事で、多くの人が陥りがちな、作業系の時間管理に関する問題を解決する方法について紹介致しました。

先送りや、作業あふれなどにお悩みの方は、是非お試し頂ければと思います。

参考書籍

タスクシュート式はある意味、今回した考え方の究極の形です。この本に書かれている内容を100%実践出来なくても、時間やタスクに関する考え方を吸収する意味でも、この本は大変に参考になります。

入門書もありますよ!(アシタノメンバーjunさんの著書!)

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5分で性格まで変わっちゃうかも!?な良習慣作りソリューション

おはこんばんちわ、しのジャッキーです。

新年度を迎えて、丸一ヶ月が経ちました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?やっと新生活に慣れてきたところにゴールデンウィークで、どどど〜っとたるんでしまった、とお嘆きの方も多いのではないでしょうか?

そんなあなたへ通勤時間5分からはじめられる、性格まで変わっちゃうかも(!?)な良習慣づくりのご提案です。これは私がここ1、2年間、いろいろに取り組んできて定着してきたものです。皆さんのアシタノの一助になれば幸いです。打倒!五月病!!

 

GSTを活用せよ!

GSTとは、ゴールデン・スキマ・タイムのこと。ようはスキマ時間のことです。私にとってのゴールドなスキマ時間は通勤とお昼休みです。毎日ほぼ確実に決まった時間にあるため習慣化に最も適した時間です。これをGSTと名付けて、SNS、メール、ゲームといったことで何となく消費しないで最大活用して見ようというのが、今回の一つ目の提案です。

例えば、平日の通勤の行き帰りで15分x2回と、お昼休みに15分読書を一年間継続すると何冊くらい本が読めると思いますか?

こたえは、こちら。

スキマ時間で充実読書ライフ

読書以外にもスキマ時間の活用ネタとしては以下のようなものもいかがでしょう?

英語:TEDICT

世界の最高峰のプレゼンが視聴できるTEDは英語学習の定番です。私は、有料アプリのTEDICTを使って通勤時間に英語の勉強をしています。このアプリのすごいところは、ディクテーション&単語並び替え整序問題の2パターンで勉強できるところ。

朝、毎日20分くらい、整序問題モードをやっています。20分くらいのTEDトークが終わるのにだいたい1ヶ月半くらいかかりますが、ちょっとした時間ですし、トークの内容も面白いので苦にはなりません。

iPhoneの方はこちら

TEDICT - TEDで英語を習おう
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英語:Duolingo

無料で英語学習だったら、こちらがおすすめです。それにしてもビジネスモデルにビックリでした。

Duolingo | 英語を無料で学ぼう

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開発元:Duolingo
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オーディオブック:FeBe

通勤の電車はすし詰めでなにもできないよ、という方。オーディオブックを試したことはありますか?専用アプリで、1.5倍、2倍速再生や、5、30秒の巻き戻し、早送りできるので、便利です。これで家事の時間や、ジョギングの時間なども読書の時間にできて生活の質が向上しました。

FeBe

 

おすすめ本は、オーディオブック・アンバサダーにも認定された我らがBeckさんの以下をご参照!

200冊以上聴いてきた僕が「オーディオブックBEST20」をお奨めするよ! | Hacks for Creative Life! – ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに –

 

マネー:あす株

毎日、出題される実際の株価予想で、マーケット感覚をきたえてみるのも面白いかもしれないですね。

あすかぶ!1日1問遊びながら株がわかる!

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開発元:Finatext Ltd.
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やったら記録しよう!

せっかくはじめた習慣も、3日坊主で終わってしまうのはさびしいですし、再度チャレンジしようという気持ちがなえてしまうものです。GST活用と共に、「やったぜ」記録を提案します。

私は、Studyplusで時間の記録をしています。

勉強の記録で習慣化Studyplus 大学受験に最適!

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開発元:Studyplus Inc.
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こんな風に、記録が残ると俄然やる気でてきます。独自の活動の登録もでき、カテゴリーを決めて集計できるので、時間の偏りなども一目瞭然です。

スクリーンショット 2015-05-06 19.34.46

読書の記録は専用サービスで

読書の場合、読み終わったら、読書専用の記録サービスを使うのをおすすめします。私の読書が習慣化したのは、この記録があってこそでした。ブクログやメディアマーカーを使われている方も多いようですが、私は読書メーターを愛用しています。なんといっても、読書したページ数と冊数がグラフになるのが、気持ちいい。

スクリーンショット 2015-05-06 19.47.56

記録を付けると、「がんばってるじゃん、おれ!」と自分を励ますことができますし、1年、2年と続くと、「あぁ、あの頃、こんな本読んでたな〜」と、良い振り返りの材料にもなります。

 

3 good things

最後にご提案したいのが、3 good thingsという習慣です。毎日その日の終わりに、その日あった良かったことを3つ書き出す、というとてもシンプルなものです。スキマ時間活用をはじめていれば、すでに良かったことは1つ確保済みですね。

先ほど提案させていただいた記録が定量的な記録なのに対して、3good thingsは定性的な記録です。実際に自分でやってみて、性格までも変わってしまった驚きの効果がありました。

以下、3つのポイントについてご紹介します。

  1. 自分時間感覚
  2. セルフ・モニタリング・システム
  3. 思考のサプリメント

 

自分時間感覚

私はこれを2014年6月25日から開始しました。最初は、Goodが見つからず辛かったのですが、2週間くらいで日々に充実感を感じるようになり、6週間くらいから「自分時間感覚」を感じるようになります。それによって、「なんか、あっというまに時間が過ぎてしまったなぁ」、という焦燥感が少なくなりました。

私は、twitterで#3goodのハッシュタグでつぶやくのに加えて毎週、一週間分を振り返りブログ投稿しています。一週間分とあわせて振り返ることで、より一層、時間感覚を強く感じられるのでおすすめです。

時間を取り返せ!なんとなく過ぎる時間を光り輝かせるシンプルな習慣

3goodスタートから2ヶ月目までを時系列にレポート

 

セルフ・モニタリング・システム

3ヶ月を過ぎた頃に、ちょっとした事件(こちら)がありました。そのとき自分が気付いたことは、自分はたいていのことを「どうしたらGoodにできるか?」と考えるようになっていた、ということです。

私は自称ネクラなので、いつのまにかポジティブ・シンキングを身につけていた自分に戸惑ったほどです。3good thingsは、言い方を変えれば、常に自分をGood観点で客観視する習慣です。

つまり3good thingsで、手軽にセルフ・モニタリング・システムを手に入れることができたのです。自分を客観的に見ることは、ストレス・アンガー(怒り)のマネジメントなどでも重要なポイントとされています。

私、ポジティブ・シンキングってちょっとキモいと思ってました。第2の自分でセルフ・モニタリング/3goodのすゝめ

思考のサプリメント

「あぁ、3good thingsってこれだ!」という言葉をユダヤ人大富豪の教えを読んでいて見つけました。ちょっと長くなりますが、以下、引用します。

人生は「考えること」と「行動すること」の二つでできている。いままで考えてきたことと、思考の結果行動してきたことの集大成が君だ。健康に気を遣う人は、口に入れるものに注意する。食べるものが体をつくることをよく知っているからだ。だが、人生の健康を望む人間のほとんどが、頭に何をいれるかにさっぱり注意しないのは不思議でならないね。 すばらしい人生を行きたければ、頭に幸せの元になるような考え方を入れることに気をつけなければいけないのだよ。頭に入った物が、君の思考をつくり、思考が人生を形作るのだからね。ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)本田 健 p.93)

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)本田 健 大和書房 2006-02-09
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夜寝る前に、不足しがちな栄養成分を補うために飲むサプリメント。3 good thingsは、思考に不足しがちなポジティブ成分を補う「思考のサプリメント」だと確信した瞬間でした。

まとめ

本日は、良習慣作りとして、「スキマ時間活用、記録、3 good things」の3つを提案させてもらいました。スキマ時間活用と記録だけでも十分にまわるのですが、3good thingsと組み合わせることで、前向きに習慣化に取り組めると思います。

しのジャッキー(@shinojackie)でした。
ブログ http://shinojackie.blogspot.jp/

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「経験資産」を生かすために作業記録を活用しよう

ぱうぜセンセのコメントボックス
「結局、最後まで聞けずじまいだったなあ」
ぱうぜセンセに経験資産の話を聞いたんだけど、どうやってそれを生かしていくのかについても聞いてみようとしたのに、
急な電話でセンセが呼び出されちゃったんだよね。
「文哉くん、ごめんね、もう行くね!うーんと、あたしが今までしゃべったことを元に、どうしたら経験資産を活かせるか考えてみてよ」
まさかの丸投げ。さて、どうしようかなあ・・・気づいたらもう2ヶ月たってるや。

”今までの『経験資産』を、この先に活かしていくためにはどうしたらいいのか?”

もう大学院生になるんだし、センセに頼らず考えてみるかな。
続きを読む →

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入社9年目から新社会人におすすめする「今を斬るビジネス書」5選

昨年に引き続きまして、入社9年目からお送りさせていただきます。私はただいま32才。某IT企業で、通信事業者さんの仕事を国内から海外とやってきました。新社会人の方にも近い視点で、私がここ1、2年で読んだ本の中から、新社会人におすすめしたい本を選んでみました。

ちなみに、以下、昨年のものとはかぶりなく、異なる観点でまとめておりますので、対比してどのようにおすすめ本を構成したのかもお楽しみ頂ければ幸いです。(どんな観点でまとめたかの種明かしは、「最後に」に記載いたしました)

入社8年目から新社会人におすすめする「今を切るビジネス書」5選
社8年目から新社会人におすすめする「今を切るビジネス書」5選 …
去年のものはこちら

 

日本を直視せよ!

一冊目から、ヘビーに見えるかもしれませんが、マレーシアの国家アドバイザーを18年つとめるなど世界的コンサルタントの大前研一さんが、「今の」日本の課題とその解決策についてロジカルにコラム系形式でまとめています。テレビや新聞では決して語られない日本の真実がここにはあります。

大前研一 日本の論点 2015~16
大前研一 プレジデント社 2014-11-14
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 会社を直視せよ!

本書は、2年前に読んで衝撃を受けました。読みながら心がヒリヒリしました。なぜか?まるでこのビジネス小説の中で起きている組織の課題一つ一つが自分の会社のことを言っているのではないかと錯覚を覚えるほど生々しかったからです。

そして、それを解決して行くために、登場人物の一人一人の誰かに自分はなれるだろうか?と考えたとき、自分の心がヒリヒリしたのです。私がメンターと慕う社会人になってからの知人曰く「100冊に1冊」です。新社会人の方には、ちょっと難しいというか実感できない部分もあるかも知れませんが、是非、手にとってもらって数年後に思い出してもらえると幸いです。

著者は、経営再建を専門とする経営コンサルタントであり、現在は役員報酬ランキングでもよく見かける部品メーカーのミスミ社の会長、三枝匡さん。

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
三枝 匡 日本経済新聞社 2006-04
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組織の「空気」を変えられるのは。。。

社会人6年目の頃、キャリアで思い悩んでいたときに、私を救ってくれたのは、営業コンサルタントの横山信弘さんという方のコラム(こちら)でした。NLP理論、脳科学に基づいた彼の理論とそれを伝える文体や対話サンプルは非常に分かりやすく著書はどれもおすすめです。

さて、本書は、組織の「空気」についてかかれています。皆さんが所属している/する組織の空気は様々だと思いますが、新人にもっとも求められていることは、組織に「新しい風」を送り込むことだと思います。

そのとき、どんな空気があなたを待ち受けているのか?あなたならどんな空気を送り込むことができるか?そして、どんな空気に染まってはいけないのか?そんなことを先に知っておくことで、あなたの行動が大きく変わるでしょう。

「空気」で人を動かす
横山信弘 フォレスト出版 2014-05-21
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 視野を広げる

ここでマーケティングに関する本を紹介したいと思います。日本の企業はマーケティング戦略が弱い、とよく言われるそうです。また、経営コンサルタントと言われる人たちの価値提供は、ある業界で当たり前とされていることを、別の業界に当てはめることだったりする、ということも聞いたりします。

私は1冊目に紹介した日本の論点 2015~16の大前さんが運営するビジネススクール(こちら)で、マーケティングの講座を受講したことがあります。その中で、おすすめの副読本として紹介されたのが本書でした。

トヨタ、カゴメのような有名企業から、エムスリー(医療)、エフピコ(包装)のような消費者からはあまり見えない企業まで幅広く取り上げ、その企業の戦略がどのようなマーケティングの考え方と関係があるのか分かりやすく説明されていてマーケティングの概要を理解できつつ、色々な会社の「ビジネスの仕組み」を理解できちゃうお得な一冊です。

マーケティング視点を早いうちに持っておくと、社会人になると疎遠になりがちな学生時代の友達などとの縁も、様々な業界の会社を知り生活を豊かにするネットワークに育てられます。

成功事例に学ぶマーケティング戦略の教科書酒井 光雄,武田 雅之 かんき出版 2013-06-21
売り上げランキング : 83485

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社会の接点、消費について考える

当たり前ですが、お金を使うって社会との接点ですよね。そんな自分の消費について考えさせられたのが本書です。社会人になると、アルバイトで稼いでいたとき以上に「お金」を稼ぐようになると思いますが、そのお金を使って、あなたはどうやって社会と関わって行きますか?

金融業界で働いてきて、現在、ファンド運営している著者が「お金」を通して見てきた、消費や会社や社会についての見方・考え方はとても示唆深いものがあります。私はこの本の中で出てきた「ブラック消費がブラック企業を支えている」という言葉に衝撃を受けて、それ以来、自分の消費スタイルが変わりました。

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)
藤野 英人 講談社 2013-02-26
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最後に(編集後記)

今回も前回と同様に大きいところから小さいところへ、を意識しましたが、最後なにか皆さんの行動の変化にまで落とし込みたいな、と思ってまとめてみました。

  1. 日本を直視する:大前研一 日本の論点 2015~16
  2. 会社を直視する:V字回復の経営V字回復の経営
  3. 組織に自分ができること:「空気」で人を動かす「空気」で人を動かす
  4. 視野を広げよう:成功事例に学ぶマーケティング戦略の教科書
  5. 社会との接点は消費:投資家が「お金」よりも大切にしていること

1〜3までは日本、社会、組織を知ってみようという流れで、3を折り返し点にして、3〜5では、そんな中で自分にできることって何だろう?というところを組織、会社、社会と広げて行ってみました。

皆さんの読書の一助になれば幸いです。

あやうくビジネス書ジプシーになるところだったよ/エモーショナル・リーディングは案外難しい
ビジネス書をよく読まれる、という方はこんな記事もいかがですか?

スキマ時間でプチ習慣化チャレンジ/GSTを制するものは全てを制す!?
なかなか読書の時間がとれない、という方にはこんな記事もございます

しのジャッキー(@shinojackie)でした。

ブログ http://shinojackie.blogspot.jp/

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