ブログで読書を進化させる基本にして奥義=本を読み終わった後で、ブログに書く

こんにちは。「単純作業に心を込めて」の彩郎です。

この連載のテーマは、「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける、ということ」です。

前回から、普通の個人がブログのある毎日を送り続けることの、わかりやすくて効果的な応用として、「ブログで読書は進化する」ということを考えています。

さて、先日(2017-01-29)、私も大好きな作家の平野啓一郎さんが、こんなことをつぶやかれていました。

まさにこれです。

「本を読み終わった後、その話を誰かにするつもりで頭の中でまとめてみる」

もう一歩踏み込んで、

「本を読み終わった後、その本に関連することをブログに書く(あるいは書こうとする)」

これこそが、ブログによって読書を進化させることの、基本にして奥義です。

【今回のレシピ】

今回、私が提案するレシピは、シンプルです。

「本を読み終えた後、(その本の中に何かしら自分にとって大切なものが含まれていると感じられたなら、)その本についてのまとまった文章を自分のブログに公開することを目標に、文章を書き始めてみましょう。文章を書き上げることができたら、自分のブログにその文章を公開してみましょう。」

分解すると、

  • 本を読み終えた後、その本の中に何かしら自分にとって大切なものが含まれていると感じられたなら、
  • その本についてのまとまった文章を自分のブログに公開することを目標に、文章を書き始めてみる。
  • 文章を書き上げることができたら、自分のブログにその文章を公開してみる。

となります。

それぞれ見ていきましょう。

(1) 対象とする本を選択する

行動を起こす対象の本は、その本の中に何かしら自分にとって大切なものが含まれていると感じられた本、です。

まず、読んだ本すべてについて、この提案を実行する必要はありません。今回の提案を実行するには、手間と時間がかかります。読んだ本すべてを対象にするのはとても大変です。

そこで、対象を選択する基準が必要となります。私の基準は、その本の中に何かしら自分にとって大切なものが含まれていると感じられるか、です。その本から受け取った情報を起点にして、自分なりに何かを考えていきたいと感じられるか、ともいえます。

この基準は、主観的です。万人にとって客観的に優れた本であるかはそれほど重要ではなく、あくまでも今の自分にとっての、主観的な意味合いを考えます(もっとも、多くの場合、両者はある程度重なると思います)。

(2) 文章を書き上げようとする

私が提案する具体的な行動は、文章を書くことです。それも、最終的にはブログというパブリックな場に公開することを目標として、文章を書き上げようとします。

ポイントが3つあります。

ひとつめは、頭の中で考えるだけでなく、実際に文章を書く、ということです。文章の完成イメージが頭の中にできていなくても、ともかく、手を動かして、実際に書き始めます。

ふたつめは、思いつくままに文章を書くのではなく、まとまりのある文章を書き上げようとすることです。自分だけのためのメモやフリーライティングのような文章ではなく、自分のブログに公開することを前提とした文章を書き上げようとします。

みっつめは、文章の形式や内容は自由に考えたらよい、ということです。読み終えた本について書く文章というと、書評や内容まとめなどがぱっと思いつきます。もちろん、これらの文章を書いてもよいのですが、これらの枠に収まらない文章でもかまいません。

(3) 自分のブログに公開する

文章を書き上げることができたら、自分のブログに、その文章を公開します。

公開する場所は、自分のブログがよいと思います。インターネットを経由して全世界に公開された、自分のブログです。

自分のブログがよいのは、自由だからです。本について書いた文章を公開する場所としては、ほかに、書評サイトやAmazonのレビュー欄などもあります。でも、これらの場所は、公開できる文章の幅が限られています。書評サイトに公開する文章は書評である事が求められますし、レビュー欄に公開する文章はレビューであることが求められるのです。

でも、読み終えた本について書く文章は、書評やレビューのこともありますが、書評やレビューではないこともあります。だから、書評サイトやAmazonレビュー欄ではなく、どんな文章でも受け入れてくれる自由な場所である自分のブログに公開する方がよいわけです。

自分のブログに公開するのは、書き上げることができた文章です。書き上げることができた文章だけを公開することになりますので、常に、「書き始めたまま未完成の文章」>「公開した文章」という関係になります。(もっといえば、「書き始めたまま未完成の文章」>>>>「公開した文章」くらいの関係です。)

でも、それでよいのです。

書き始めた文章の全部を公開する必要はありません。書き始めたければ、書き上げるところまで到達せず、途中で行き倒れたなら、そのまま書くのを辞めてしまって、全然問題ありません。自分のブログなのですから、〆切もなければ、ノルマもないのですから。

【具体例】

これまでに私が公開したブログ記事を具体例に、このレシピをもうすこし説明します。

■ 伊坂幸太郎『終末のフール』の中の、私が好きな言葉たち【一部ネタバレあり】

伊坂幸太郎『終末のフール』の中の、私が好きな言葉たち【一部ネタバレあり】

この記事は、伊坂幸太郎の『終末のフール』の中から、好きな言葉をピックアップした文章です。

好きな言葉を並べ、コメントを加える、というだけのシンプルな記事ですが、この文章を書き上げる過程で、なぜ自分が、「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」とか「生きられる限り、みっともなくてもいいから生き続けるのが、我が家の方針だ」といったセリフを魅力的に感じたのか、掘り下げることができました。

書評などの形式に拘らずに自由に書く、ということの一例として、紹介します。

■ 「しまう」と「響く」

小説について書いた文章をもうひとつ紹介します。

「「しまう」と「響く」」は、恩田陸さんによる『光の帝国』という連作短編集を起点とする記事です。同書の中の「大きな引き出し」という短編から考えたことを書きました。

しかし、この記事が光を当てているのは、『光の帝国』という1冊の本全体ではなく、その中の「大きな引き出し」というひとつの短編全体でもありません。この短編の中に登場する、「しまう・響く」という概念だけに焦点をあてて、ひとつの文章を書きました。

『光の帝国』という物語全体を客観的に評論するなら、この「しまう・響く」という概念は、おそらくそこまで重要ではありません。でも、私は、この「しまう・響く」という概念を、とても面白く感じました。だから、「しまう・響く」のことをこうして書いて、さらには、Evernoteとつなげたり、勉強とつなげたりもしてみたわけです。

■ “その瞬間”が有るか、無いか(ハイキュー!第89話「理由」のネタバレあり)

今度は漫画です。『ハイキュー!!』の、主人公ではない月島くんに絡むエピソードを起点にして、書きました。

分量でいえば、『ハイキュー!!』の紹介はせいぜい半分で、残り半分は、「その瞬間」というキーワードから考えた諸々に費やしています。まあ、私の自分語りであり、『ハイキュー!!』とは関係がありませんが、自分としては、この文章を書きながら、すとんと腑に落ちた感覚を味わったことを覚えています。

この腑に落ちた感覚は、『ハイキュー!!』を読んで「この瞬間」という言葉をいいなと思った後、この感覚をまとまった文章として書き上げようとしたからこそ、得ることができました。

漫画を読んだときでも、何か自分にとって大切なものの存在を感じたなら、文章を書き始めてみるとよいかと思います。

■ 『コンテナ物語』の「コンテナ」から、「入れ物」による規格化・単位化が価値を実現するための条件を考える

今度は、『コンテナ物語』を読んだあとに書いた、「『コンテナ物語』の「コンテナ」から、「入れ物」による規格化・単位化が価値を実現するための条件を考える」です。

この記事を書いた2015年10月、私はWorkFlowyにどっぷりとはまり、毎日を『WorkFlowy入門』の執筆とHandyFlowy&MemoFlowyの開発につぎ込んでいました。頭の中の7割くらいがWorkFlowyでしたので、『コンテナ物語』を読んだときも、WorkFlowyとのつながりばかりが思い浮かびました。

そんな思いつきのひとつが「コンテナ」と「トピック」を関連付ける発想です。この発想をひとつの文章として書き上げた結果、この記事が誕生しました。

■ 読者のことを考えるって、こういうことだったのか!結城浩著『数学文章作法 基礎編』(ちくま学芸文庫)

「読者のことを考えるって、こういうことだったのか!結城浩著『数学文章作法 基礎編』(ちくま学芸文庫)」は、自分としてはど真ん中ストレートに書いたつもりの記事です。『数学文章作法 基礎編』に感動したので、文章の書き方のヒントを求めるすべての人におすすめすべく、全力で書きました。

■ 『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』についての3つの記事

『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』についても、多くの人に知ってほしい、という動機で書きました。

他方で、この本について私が紹介したいことの全部を、ひとつの記事に盛り込むことは難しそうでした。

そこで、3つの記事に分けました。

さらに、3つめの「Reading2.0の入り口に立って」については、『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』のほかに、『本は死なない』も絡めました。

このように、本を読んだ後で書く文章は、対象となる本の冊数と書き上げる文章の個数を対応させる必要はありません。

  • 1冊の本をひとつの文章で書く必要はなく、1冊の本について複数の文章を書いてもよいですし、
  • ひとつの文章が扱う対象の本を1冊に限る必要はなく、複数冊の本を対象にしてひとつの文章を書くのもあり

です。

【おわりに】

今回のレシピは、

  • 本を読み終えた後、その本の中に何かしら自分にとって大切なものが含まれていると感じられたなら、
  • その本についてのまとまった文章を自分のブログに公開することを目標に、文章を書き始めてみる。
  • 文章を書き上げることができたら、自分のブログにその文章を公開してみる。

です。

それほど目新しくもなく、あっと驚く凄みもなく、シンプルで簡単な提案です。でも、実際にやってみれば、あなたのブログは、あなたの読書を、確かに進化させます。

そんな基本にして奥義ともいうべきレシピを、気楽に、自由に、お試しください。

●

そうはいっても、ひとつの文章を書き上げて公開するのは、なかなか面倒です。一般に、アウトプットはインプットよりも多くの資源を必要としますので、本を読んだあとでいざ文章を書き始めても、なかなか書き上げるところまでたどり着かないかもしれません。書き始めることに意義があるとはいえ、ひとつも書き上げることができなければ、書き始めることを続けることも困難です。

そこで、次回は、本を読んだあとの文章を書き上げるために役立つコツを紹介します。ポイントは、自分のブログの自由さを活用すること。本に関連する文章を書く過程で、どれだけのびのびと遊べるかが勝負を分けます。

それでは、また2週間後に会いましょう。

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32人に聞きました!今日から使えるしっくりくるレビューのタイミング

みなさんこんにちは、うさぼう()です。

今回は”レビュー”について書きます。一括りにするには広くて深いトピックです。ふとアンケートをとってみたら32人の方に回答頂けました。たくさんの有益な気づきがあったので共有します。使えるレビューのタイミングを見つけてみて下さい。

レビューとは何か、レビューが必要な理由

振り返ることです。

対象はこれまでに実施してきたこと、計画や予定したこと全てです。

なぜ振り返るかというと、次の行動を決めるのに役立つからです。

 

掃除しないと部屋は汚れていきます。

時間とともに変わりゆく現実と、理想の状態のギャップを埋めるためにレビューは存在します。

ギャップの生じやすさは個人差があり、よってレビューの必要度合いは異なってきます。

レビュータイミングのアンケート結果

前置きはこのくらいにして、アンケート結果を共有しましょう。

日次が堂々の1位でした。

予想に比べると瞬時が多くて、週次、月次・年次が少なかった印象です。

タスク管理に興味関心の高い皆さんとはいえ、すごいことです。三日坊主の象徴である日記に相当する振り返りが一番人気なのですから。どれだけ継続上手なんだという感じです。

 

しかも面白かったのは、序盤は瞬時レビューが1位だったことです。

瞬時レビュー派はツイッタータイムラインの閲覧頻度も高く、レスポンスも早いことの現れなのでしょうか。

 

瞬時レビューという言葉に馴染みのない方にはこちらの記事をどうぞ。

jMatsuzaki: たったいま完了したタスクの感想を残す瞬時レビューが生活リズムをつくるのに良い感じ

 

いざ日次レビューをやろうとしてタスクリストを眺めても、いまいち思い出せない経験をしたことはありませんか。

タスク終了直後の感想は驚くほど忘れてしまいます。こまめに書いていくことは効果があります。

むしろそのほうが時間も短くて済み、精度も高まるというパラダイムシフトです。

日次レビューに使える質問テンプレート

良い質問は良い回答を引き出します。1日を10点でスコア化することがリズムを捉えるのに役立つこともありますし、アシタノレシピの殿堂入り記事にあなたにぴったりの質問があるかもしれません。

アシタノレシピ:日記を継続したいならテンプレートを作ろう!

 

私の場合は、目下気になっているプロジェクトがどうだったかを振り返るのが気に行っています。

現在は以下の3つが気になるプロジェクトです。

  • 執筆
  • 仕事
  • 家族

このリストがあれば、自動的に以下のような問いに答えることになるからです。

  • 何を実現できたか
  • 何が実現できなかったか
  • どんな達成感が得られたか
  • どんな課題があるか

記録する表を3マスにするか、3×4=12マスにするかで濃度が変わります。

レビューの記録方法

上記の日次レビューはGoogleスプレッドシートに表を作って記入しています。以前はEvernoteにノートを作っていましたが、他の日の記録と並べて見えるのが表のよいところです。

デジタルツールでも手帳でも構わないのでその時々の記録を残しておくことはお勧めします。過去の自分と向き合える、今との変化を楽しめるきっかけになるからです。

少数派だった週次、月次、年次レビュー

私は月次に1票を投じたのですが、想像以上に少数派でした。毎日だと吸収できない想定外の事態を1週間あると補うことができます。

1か月は新しいことを始めて形にするのに役立ちますし、1年を通して何かをやり遂げるには月単位で分割するのはちょうどよいです。

このあたりの魅力は別記事で取り上げたいですね。

その他興味深いレビュータイミングを紹介

セクション

1日を2時間程度の枠に区切った単位をセクションと呼びます。セクションは、睡眠による認知エネルギーの回復や食事の前後によって集中できる度合が変わります。個人差はあるので自分にあった箱の大きさに調節できるとタスクが進めやすくなります。瞬時と日次の間をとった効果的なタイミングです。

新月・満月

ムーンプランナー型のタイミングもありました。あえてずらすことでゆるやかな流れが手に入るのか、興味深いです。体調や気分と上手に向き合うには何が自分にあっているかいろいろ試してみるとよさそうです。

何も予定のない休日

週次レビューを心がけて、予定のあった週末に実施できずに不満を持っている方いませんか。心にゆとりのある休日に遠くを見つめるのはとても有意義で生産的な時間に感じます。

レビューは一切しない

レビュー談義に花を咲かせていると、全くやったことがないとのご意見も。レビュー記録は次の計画に向けての中間成果物ではあるものの、過去を楽しむ要素も多分にあります。義務的にやらなきゃいけないものではないですよね。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

レビューは大事そう、レビューするとタスク管理がうまくいきそう、なのにレビューは続かない。

原因はレビューのタイミングが生活サイクルにあってないだけかもしれません。

ご紹介した様々なタイミングに様々な濃度でレビューをお楽しみいただけることをお祈りしております。

 

GTDをすればすべての全ての気になることが綺麗に片付くわけではありません。
気になることを保存すべき「適切なリスト」が簡単にわかるわけでもありません。
水が上から下に流れるためにはそこに働く重力を見極める必要があります。

(倉下忠憲さんメルマガWeekly R-Style Magazine BizArts3rd連載より引用)

曖昧な気になることを脳がやるべきことに誤解してしまわないためにも、ほんの少しずつレビューしてスッキリしていきましょう!

ではまた2週間後に。

 

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「習慣化」のための自己サポート集 10、習慣化は、スーパーマリオブラザーズをやるがのごとく

「習慣化は、スーパーマリオブラザーズをやるがのごとく」。
今回はそんなお話。


どうも、「iPhoneと本と数学となんやかんやと」のchoiyakiです。
ぼくの3つ年上に、「時代を変えた有名なヤツ」がいます。その名は、「ファミリーコンピュータ」。通称「ファミコン」。
物心ついたころには家にはファミコンといくつかのソフトがあり、親は麻雀を、ぼくはレーシングゲームなどを楽しんでいました。

そしてファミコンといえば、「スーパーマリオブラザーズ」。
ぼくは「スーパーマリオブラザーズ3」を買って、必死になってやりこんだ記憶があります。手からファイヤーボールを出すのはもちろん、しっぽがついたりカエルやタヌキに変身したり。おもしろくて夢中になってやってました。
ぼくくらいの年代であれば、マリオが敵にあたってやられてしまったときの音、誰でもすぐに頭に思い浮かぶんじゃないか、と思います。それほどまでに夢中になってやりこんだのが、「スーパーマリオブラザーズ」でした。

習慣化は、、、

これまで「「習慣化」のための自己サポート集」では、習慣化するために有効な方法・考え方をいくつか伝えてきました。これらを実践してもらえれば、必ず習慣化できること間違いなし!と言い切りたいところなのですが、実際はそううまくはいってくれません。おそらくは、習慣化に失敗してしまう、継続が途絶えてしまうときがくると思います。
継続し始めれたかなぁーと思っては途絶え、ダメだったと落ち込む。またやってみようと思い立ち、でもやっぱり続かず、めげる。あぁ、やっぱダメなんや、もういいや、とやめてしまう。
いやいやいや、やめちゃうのはやいはやい。もったいないもったいない。


習慣や継続に関する名言は、探すとわんさか出てきます。

人は習慣によってつくられる。すぐれた結果は、一時的な行動ではなく、習慣から生まれる。
アリストテレス

才能とは努力を継続する力である
羽生善治

小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道
イチロー

こんなすごい人たちも、習慣の力はすごいもんだと認識し、心奮い起つような名言を残しています。
そして、ふと思いました。こういう名言って、実は自分に向けて言っていたんじゃないのかな、と。超一流の人たちにとっても、習慣化や継続するってのはなかなかにキツく、自らを奮い立たせるための言葉として数々の名言が生まれていったのではないかな、と。

習慣化は、誰にとっても難しい。

なら、そりゃ挫折することもあるわけで。
はじめからうまくいかないことなんか当たり前なわけで。
習慣化したい、と思うのであれば、失敗しても落ち込まず、何度も挑戦していけばいいわけで。

そう、「スーパーマリオブラザーズをやるがのごとく」。

習慣化は、失敗してからがほんとうのはじまり

「スーパーマリオブラザーズ」をしていてマリオが敵にあたってやられたとき、「うっわぁ、、、やられてもうた。。。もうあかん、もうできひんわ。。。」
なんていちいちがっくりきて落ち込んで、戦意喪失してしまう、なんてことあるでしょうか?
すぐに「Game Start」を選び、またやりはじめます。やられてもめげることなく、なんどもなんども。やられてもやられてもクリアに向けてもう一度チャレンジしたわけです。マリオが敵にあたってやられてしまったときの音がすぐに思い出せるほどに。

習慣化も、それと同じような気持ちでいきましょう。失敗もなんのそので、何回も、何回でもチャレンジです。
「スーパーマリオブラザーズ」では、なかなかクリアできないステージがあっても、何度もなんども挑戦することでやがてクリアできるようになったと思います。それは、一回一回の挑戦で、少しずつクリアに向けて修正していくことができたから。何度も挑戦し、失敗することで学び、失敗が次に活かされていきます。ある程度コツ的なもの、うまくいくための方法がちらほら見えてきます。

ただ、習慣化ではゲームのようにはうまくいかない部分ももちろんあります。

ゲームは即座にフィードバックがかえってくるため、修正がしやすく、気軽にその修正を試し、うまくいくか検証することができます。フィードバックから修正の検証までが短く、簡単で手軽です。
習慣化ではそうはいきません。数日、数ヶ月単位で見ていかなければいけません。時間がかかります。なので、ただやみくもにやってればいい、というわけにはかない。
そこで大事な役割を果たすのが「記録」です。記録が必要。これは前回や前々回にも述べたこと。

「スーパーマリオブラザーズ」では、ゲームオーバーになると、もう一度やるか確認されます。またやられた、けどクリアしたい。じゃあもう一度チャレンジだ!ということで「Game Start」をまた選択することになります。続けるかどうかの確認がなされるわけです。
習慣化もそう。
一度失敗すると、「失敗しても、やっぱり続けたい何か」がないと、次また習慣化にチャレンジしようという気持ちにはなりません。

毎日の読書や、ブログ書き、日記書きやランニング。。。他にもいろいろと習慣化にとりくんできました。今、毎日継続できていることもあれば、継続が途絶えてしまったものもあります。でも、その両者に共通することが一つあります。
それは、「どれもが一度は習慣化に挫折し、失敗したことがある」ということ。
いきなり習慣化が成功するはずもなく、たいてい一度は失敗します。でもこの失敗は、大切な役割を担ってくれます。「確認」できるんですね。習慣化しようとしていることは、ほんとうに自分にとって必要なことなのか、って。
そこで、「失敗したけど、やっぱ継続的に続けていきたい。習慣化したい」と確認できれば、失敗を踏まえてどうしていこう?と考えることができます。
「失敗しても、やっぱり続けたい何か」が自分の中にあること。習慣化には、それが絶対必要です。

自信を、少しずつ育てる

例えば、「ランニング」。習慣化するのが難しく、今もまた途絶えてしまっているのですが、1年以上毎日継続できた時期がありました。
でもそれはいきなり継続できたわけではなくて。数度の挫折がありました。
朝起きたと同時に身支度をし始めて走ったり、通勤の一部をランニングに置き換えてみたり、走れたら走ろう、と試みたり。
結局はどれもが長続きせず。でも、走ることに慣れ、無理なくランニングにくりだせるようになり、継続しやすくなっていきました。
習慣化に失敗するたびに「それでも、やっぱり走りたい」という気持ちを確認できました。
記録をとっていたため、一ヶ月の間に何回走りに行けたか把握していましたし、その数が増えるとうれしくもありました。
時間はかかったものの、少しずつ「できるさ」という気持ち、自信を育てることができたように思います。

今は、自分のために使える時間が限られていて、ランニングすることができていません。このアシタノレシピを書いたり、自分のブログを書いたり、数学を学んだりする時間を優先的に確保しているからです。
何かをするには、なにかをしない決断も必要なわけです。
でも、その気になれば、ランニングに時間を割り振ることさえできれば、いつでもランニングを習慣化できる。そんな風に思えるほどには、ランニングの習慣化に対する自信はあります。

いきなり100点は難しいので、20点、30点からはじめいきましょう。何回でも挑戦するうちに、気づけば100点近い結果に至っていると思います。

何度もなんども。「スーパーマリオブラザーズをやるがのごとく」。

おわりに

失敗してもまたやってみる。ちょっと修正して試してみる。
習慣化に限らず、大切にしたい姿勢です。

習慣化は、「スーパーマリオブラザーズ」をやっているときのように、ちゃちゃっともう一度「Game Start」できるわけではないかもしれません。
でも、習慣化に失敗したって、必要以上に落ち込む必要なんてこれっぽちもないってこともまた事実。
その事実を思い出すためにも、ぜひ次の言葉を心に抱いていて欲しいと思います。

そう、「習慣化は、スーパーマリオブラザーズをやるがのごとく」。

では、お読みいただきありがとうございました。

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先送りしがちな作業に取り掛かりやすくするチェックリストのススメ【私の仕事道具と仕事術】

やらなければいけないと分かっているけど、なかなか取り掛かれない作業はありませんか?

そういう作業は、「今はまとまった時間がないから」「疲れているから」などと理由をつけては先送りされてしまいがちです。

しかし、先送りを繰り返すだけでは作業は1ミリも進まないので、いつまでたっても完成せず、締め切り間際になってバタバタと作業する羽目になります。

めんどうな作業を先送りする可能性を下げ、余裕を持って完了するために、作業手順を記したチェックリストを作ることをおすすめします。

チェックリストを作る手間はかかるけど、そこからの恩恵の方が圧倒的に大きいです。

チェックリストを使うメリット

チェックリストを使うと、次のようなメリットがあります。

  • 作業負担が軽くなる
  • 進捗状況が分かる
  • 引き継ぎが簡単
  • 作業手順の改善ができる

それぞれ説明します。

作業負担が軽くなる

チェックリストの項目ひとつひとつは、全体を完了させる難易度に比べると、ずっと簡単なものになっています。

めんどうな作業を前にしたときでも、チェックリストがあるだけで気持ちが楽になります。

作業を分解することなく全体を見上げると、どこから手を付ければいいか途方に暮れてしまいますが、小さく分解されていれば「これならできそう」と思えてくるのです。

「これならできそう」と思えるくらいまで、作業を分解すればいいということです。

私が使っているチェックリストの1つを例にとると、20個以上の項目が並ぶ最初の項目は「◯◯を確認する」です。

それ以降も、「入力する」「確認する」「コピーする」「印刷する」「郵送する」という、それだけ見れば簡単なものが並んでいて、一つ一つ完了させていけば全体も完了するようになっています。

進捗状況が分かる

作業が一日では終わらない場合でも、チェックリストがあれば、どこまで完了しているのか、次の日はどこから始めればいいのかが一目瞭然です。

「えーっと、どこまでやったっけ」と考える時間が省けるし、作業の漏れを防ぐことができます。

逆にいえば、負担を軽くするために毎日少しずつ作業を進める、という方法も可能です。

引き継ぎが簡単

他の人に作業を引き継ぐ場合、複雑な作業でもチェックリストを渡すだけで引き継ぎができます。

作業の途中で引き継ぐときも、どこから始めればいいか分かりやすいです。

自分が引き継がれる立場のとき、相手がチェックリストを渡してくれたらどれだけ助かることでしょう。

作業手順の改善ができる

作業手順を一覧できることで、作業のムダや改善点が見えやすくなります。

チェックリストを見ながら作業していると、「これって必要?」とか「これとこれの順番を入れ替えた方がいい」という風に作業を改善するアイデアが浮かんできます。

頭の中だけで作業しているだけではなかなかそれに気づけません。

Evernoteを使う理由

前回の「私の仕事道具と仕事術」に続いて、またしてもEvernoteを使います。

【参考】大切な子育ての記憶を失わないためのEvernoteを使った子育て術【私の仕事道具と仕事術】 | アシタノレシピ

これは、私がEvernote好きというのもありますが(最近はちょっとアレですが)、次のような理由があります。

チェックボックスを使える

チェックリストとして使うなら、簡単に完了を記録できるチェックボックスがあった方がいいです。

ただの箇条書きでもチェックリストとして使えますが、どこまで完了したのか分かりにくくなります。

Evernoteなら自分の好きな位置にチェックボックスを置けます。

パソコンでもスマホでも使える

Evernoteの強みはなんといっても、端末の垣根を超えて使えることです。

「パソコンでやっていた作業の続きをスマホでやる」といった状況でも、チェックリストの状況を同期されているので、シームレスに作業できます。

ノートリンクを使える

Evernoteには「ノートリンク」という機能があり、Evernote内の他のノートのリンクを貼り付けられます。

チェックリストに資料のリンクを貼り付けておくことで、チェックリストと資料の間をスムーズに移動できるのです。

タスク管理ツールを軽くする

チェックボックスが必要ならタスク管理ツールを使う方法もありますが、作業に取り掛かるハードルを低くするために作業を分割しているので、それをタスク管理ツールに入れるとタスクの数が増えすぎてしまいます。

タスク管理ツールをスッキリさせるため、数の多い作業はEvernoteにチェックリストを作ることにしています。

あとがき

チェックリストを作ったからといって先送りがまったくなくなるわけではありませんが、あるのとないのとでは取り掛かるまでのハードルが大きく変わってきます。

先送りしがちな作業があるなら、チェックリストを作ってみませんか?

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[私の仕事道具と仕事術] 私の情報整理の道具

こんにちは。@Lyusytleです。

もう1月の最終日。1年の12分の1が終わります。

あれよあれよという間に1月が行ってしまおうとしています。

 

さて,1月の月一テーマが「私の仕事道具と仕事術」でした。

前回,それに乗っからせていただいたわけですが,1月の最終日にもう一度これに乗っからせていただきます。

というのも,前回だけでは終わらなかったからです。

子育てレシピはどこにいったんだ,といわれそうですが,どうか,今回までご容赦願います。

ストックとフロー

前回は、インプットについてのお話をしました。今回は、集めた書類をどのように処理するのかということです。

教師は、職員室に戻ると目も当てられないほど大量の印刷物や冊子などが机上に山積みになっています。一日のほとんどを教室で授業をして過ごしますので,職員室にいないことの方が多いのですが,その間にどんどん書類が積み重なってしまうのです。

これらを放っておくと、すぐに必要な書類が何処かに行ってしまいます。

私も整理が上手な方ではありませんので,若いころはよく書類をなくしていました。

なんとか効率よく処理しないといけません。

でも、この処理に時間を取られるわけにはいきません。私たちは次の授業の準備をしに降りてくることがほとんどであって、書類の処理に手間をかけていたらそれができなくなるのです。

だから、いかに効率的に時間をかけずに机上の書類を処理するのかということをよく考えて来ました。

 

その結果、6年ほど前に今のやり方に落ち着き、以来ずっと実践しています。

 

それは、全ての書類をいったん一箇所にまとめておき、帰宅時などに時間を決めてそれをたった二つに分類するという,とても簡単なことです。

ためておくための「ストック」そして、処理するための「フロー」の二つです。

1.ストック

保存されるべきものを入れておく箱です。

資料であったり、レポートであったりなど、何らかのファイルに綴じられて然るべき場所に保存されるものを放り込む場所です。

いつか、ファイルに綴じることになりますが、今はその時間はありません。

綴じることにはまってしまうと、今すべき授業の準備ができなくなるからです。

しかし、ここに入れられているものは将来必ずなんらかのファイルに綴じられるべきものです。

ですから今は見えないところにしまっておいてかまいません。

そして月曜日の朝など、まだ脳みそがフレッシュなときにまとめてファイルに分類して綴じ、棚などに保存します。

今はここに放り込むだけで終わりです。

2.フロー

フローの箱に放り込まれる書類。それはまだ役割を終えていないものです。

答えなければならない調査、明日の行事のために参照しなければならない実施案、提出しなければならないレポートの様式、読まなければならない資料など、何らかの処理が必要なもの。フローはそれを放り込む場所です。

フローに放り込んだものは、なんらかの処理をするものですから、ひとつひとつ期限を確かめ、プランナーやカレンダーに記入します。

あとは、プランナーで仕事を細かく割り、タスクとして日にちごとに割り振っていけばいいのです。

IOSカレンダーにいれておくと、「たすくま」にも表示されるので、1日の流れの中にしっかりと現れてくれます。あとは段取りを建てたときの自分を信じて実行するだけです。

いつ処理するのかを決めた書類は、ファスナー付きのケースなどに入れてなくさないように見えやすいところに置いておきます。

ストックは目の前から消す、フローは見えるところに置いておくということです。

処理を終えたものは、当然ストックに放り込まれることになります。

3.実際の処理

1.1日のうちでどんどんたまっていく机上の書類は、たまっていくはしからどんどんあらかじめ決めて置いた引き出しや、ダンボールなどに放り込み、なるべく机上がクリアになるようにしておきます。

2.帰宅時、机上にストック用とフロー用の箱を二つおきます。段ボールなどに放り込んで置いた書類を机上に乗せ、なるべくすばやく二つにわけて放り込んでいきます。ファイルするものはストックに、処理や参照が必要なものはフローに。たったふたつですからあまり時間はかかりません。

3.ストックに入れたものは、とりあえず見えない場所に持っていきます。来週の月曜の朝、フレッシュなときに一気にファイルします。

4.フローに入れたものは、ひとつひとつ吟味してスケジュールに書き込み、ケースにまとめて入れて、見えるところにおきます。

5.その後、プランナーやカレンダーなどで実行へ向けてプランを練ります。

 

以上の方法は、整理が苦手な私にはとても効果的です。たった二つに分けるだけですから時間もかかりません。

 

さて、こうして最終的には全て「’ストック」に流れていき、なんらかのファイルに保存されるのですが、実はさらにそこから先があります。

それは、私が1987年から30年近くにわたって運用している「山根式袋ファイルシステム」です。

最後の保存場所「山根式袋ファイルシステム」

システム手帳の中の情報が書き込まれたリフィル、配布されファイルとしてストックされた資料、指導案などの生産物。それらは、一時はファイルとして棚に立てられますが、そのうち処分する時が来ます。

年度の終わりには、ファイルをほどいてリサイクルにまわしますが、とっておかなければならないものがでてきます。

そういったものは、永久保存版になり,山根式袋ファイルという最終保存場所に移動します。

山根式袋ファイルとは,自宅の書棚にしつらえた、数百枚の角形2号封筒によるリアルデータベースです。

袋一枚を、データベースのレコードひとつと見立て、そのなかに書類などを入れて保存します。

それぞれの袋にインデックスがついています。カタカナで、そのデータの最初の3文字が書かれています。

3年生で図工の授業をしたら、その準備の資料、指導案、指導の記録、子供の写真など一連のものを一つの封筒に放り込み、インデックスに「ズコ3」などと書きます。そしてインデックスの下により詳しいその授業の名前などを書いて、袋を書棚におさめます。

その時、あいうえお順になるように並べます。

後日、「あのとき3年でやった図工の指導の記録はどこにいったけ」ということになったら、あいうえお順にならんだ封筒のインデックス部をみて「ズ」のところを探し、「ズコ3」を探します。数秒もかかりません。

そのデータが必要だったらその封筒ごと持ち出し、持ち出し先で何か資料が出たらそれもあらたに封筒に入れ、持って帰って元の場所におさめます。

これが山根式袋ファイルデータベースシステム。

安価で、検索15秒以内。

 

このシステムのもっともよいと思われる点は、袋に入れられるものであればすべてのものを規格統一できるということです。

1987年から始めたこのシステムによりつくったデータは、長い時間の中で廃棄されたものもありますが、今でも現役のデータとしていつでも検索できる形で書棚にならべてあります。

「山根式袋ファイルシステム」の作り方や運用の仕方については、ミニサイトを作ってありますので、どうぞそちらをご覧ください。

 山根式袋ファイルシステム

おわりに

月一テーマに2度も乗ってしまいました。

インプットの仕方、そして集まった資料のストックとフローの方法、最終保存場所としての袋ファイルシステム。

これらが、私の教師としての研究と授業実践という教育の仕事のコアとなる道具だと言えます。

たまたま私は教師なのですが、汎用性のあるやりかたではないかと思っています。

 

さて、次回からまた子育てレシピに戻ります。

そろそろ1年になろうかとしていますが、子育てについては次々に悩みがわいてきます。

読者の皆さんの中で、子育てレシピで扱ってほしい悩みがおありの方は、どうぞお知らせ下さい。

それではまた二週間後に。

 

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ブログで読書は進化する(普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける、ということ)

こんにちは。「単純作業に心を込めて」の彩郎です。

前回は、KindleとWorkFlowyを使った読書術を紹介しました。

[私の仕事道具と仕事術]KindleとWorkFlowyによる、価値をつくるための読書術

今回からは、連載「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける、ということ」に戻って、ブログを読書のために使うことを考えてみます。

普通の個人がブログのある毎日を送り続けることの、もっと具体的でわかりやすいメリットは?

私がここアシタノレシピで書いているテーマは、「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける、ということ」です。

普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける、ということ(連載を始めるにあたって)

おおよそ5年弱前に始めたブログをぼちぼちと続けてきた自分の経験から、私は、プロの物書きや研究者でもなくプロブロガーや起業を目指すわけでもない普通の個人にとっても、ブログのある毎日を送り続けることにはすばらしい価値がある、と確信しています。だから、そんな普通の個人の方々に対し、「ブログのある毎日を始めてみてはいかがでしょうか?」というメッセージを伝えることが、この連載の目標です。

でも、連載記事を続けながら、ときおり、迷いを覚えることがありました。

ブログを維持するには、それなりの時間やエネルギーといったコストを費やさなければなりません。ブログをするということは、他のことに振り向けることができたはずの時間やエネルギーをブログに費やすということです。普通の個人の方々をブログのある毎日に誘うからには、それに見合うだけの意義がブログにはあるんだということを具体的にわかりやすく提示する責任があるはずです。

ところが、私がこの連載で表現できた意義といえば、「言いたいことが見つかる」とか「セルフ・ブランディング」とか、「自分の全体を発揮する」とか、「お気に入りの分人を生きることができる」とか、そういったことです。自分自身にとっては大切なことではあるものの、いわば雲を掴むような話で、具体的でも、わかりやすくも、ありません。

普通の個人がブログのある毎日を送り続けることの、もっと具体的でわかりやすい意義は、何かないものでしょうか。

ブログで読書を進化させる

いろいろ考えて、よいものを見つけました。読書です。

ブログを続けてきたことによって私が得た確かな恩恵のひとつが、読書です。読んだ本についての文章をブログに書くことで、その本からの収穫を増やすことができました。ブログによって育んだ彩郎という分人を通じて、たくさんのよい本と出会うことができました。さらには、ちょっと遠い話になりますが、ブログのおかげで可能になった1冊の本を書くという経験によって、本を読む力を鍛えることができました。

私に起きたこれらのことは、多くの点で一般化できるんじゃないかと思います。ブログが持つ一般的な性質と、読書が持つ一般的な性質が、かなりよい相性を持っているためです。

ブログは、読書を進化させます。

そこで、これから私は、ブログを読書のために活用することの意義をお話します。

私の話は、大きく分けると、3つのパートに分かれます。

ひとつめは自分にとっての効果、ふたつめは具体的な方法、そしてみっつめは社会にとっての意義です。

それぞれ、簡単な見取り図を描いておきます。

(1) ブログで読書を進化させることの、自分にとっての効果

ある一冊の本を読んだ後、その本のことをブログに書くことには、次のような効果があります。

  • 本の内容についての理解が深まります。
  • 本の内容を起点に、いろいろな思考が広がります。
  • 良質の読書記録になります。その本をいつ、どんな状況で読み、どんなことを考えたのかを、何年たっても簡単にふり返ることができます。

読んだ本のことをブログに書き続けていく集積から、次のような効果があります。

  • 読む力を鍛えることができます。
  • 面白い本をおすすめしてもらえるようになります。
  • セルフ・ブランディングになります。
  • 同じような本に対する興味を共通する人たちと出会い、コミュニケーションすることができるようになります。

(2) ブログで読書を進化させるための、具体的な方法

ブログで読書を進化させるには、いくつかのことに気をつけるとよいと思います。たとえば、次のようなことを、具体的に考えてみます。

  • ブログ全体のあり方
    • 自分のブログか、SNSか、書評サイトか
    • AmazonアフィリエイトやGoogleAdSenseとの付き合い方
    • 読書に絞るか、雑多なブログにするか
  • 本の読み方・読書ノートの作り方
    • ブログに書くことを意識して本を読む、ということの意義
    • ブログに書くための紙の本の読み方
    • ブログに書くためのKindle本の読み方
    • 引用しやすい抜き書き管理法
  • それぞれのブログ記事の書き方
    • 本に関するブログ記事の多様な選択肢
    • 書評記事の型を利用する
    • 読書ノートの中でブログ記事を書き上げる
    • 本とは関係なさそうなブログ記事に、本を活かす
    • 何冊かの本をひとつのブログ記事へと組み立てる
  • 複数のブログ記事群の扱い方
    • 1冊の本のために複数のブログ記事を書く
    • ひとつのテーマに沿って複数の本を扱う
  • ブログを中心に置いたソーシャルリーディング
    • ブログとソーシャルリーディング
    • よりよい読書のためのセルフ・ブランディング

(3) ブログで読書を進化させることの、社会にとっての意義

ちょっと大風呂敷を広げ、普通の個人が自分の読書をブログに書き続けることが社会に与える影響についても、考えてみます。

このことは、いくつかの本を読みながら考えることになると思います。

少なくとも次の4冊は登場するはずです。

—編集後記—

今回から、「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける、ということ」の各論に入ります。例によって手探りですが、「ブログで読書は進化する」という言葉をひとつの道標にして、自分なりに考えていきます。

感想や関連するアイデアなどがありましたら、Twitter等でお寄せいただければ、大変うれしく思います。

ではまた2週間後に。

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「習慣化」のための自己サポート集 9、具体的な4ステップを用いた習慣化の実例

どうも、「iPhoneと本と数学となんやかんやと」のchoiyakiです。
前回、「あたらしい習慣を身につける、具体的な4ステップ」と題して、習慣化させるために必要なステップについて書きました。実際、ぼくはこのステップに基づいて習慣化にとりくんでいるので、今回はその実例を挙げていきたいと思います。

まず、前提として、自分の置かれている状況というか、現状について。

今ぼくは奥さんと子どもとの3人家族です。現在奥さんが妊娠中で、身体がしんどくなることもあり、いろいろと家事(主に料理以外)を受け持っています。
子どもが起きている間は、自分のことには時間を使えません。子どもと遊んだり一緒にお風呂に入ったり、家族3人で団欒したり、家事をしているので。
となると、子どもが寝ていてかつぼくが起きているときが、自分がやりたいことにとりくめる時間、ということになります。
子どもは8時間ほど寝ます。で、ぼくは6時間は寝たい人。差は多く見積もっても2時間です。この2時間のうちのどれだけを、いかに自分の時間として確保するか、にかかってきます。
もちろん、子どもが寝てるときも家事をするので、70分くらいが自分の時間となります。

このように、自分の一日の過ごし方を明確に把握していると、どれくらいの時間をなにに使うことができそうかを、現実に即した形で考え、イメージすることができます。
あれもしたい、これもしたいってなりがちですが、その中から取捨選択をしなければいけないことがはっきりします。限られた時間を大切に使おう、という気持ちも芽生えます。
なので、「自分の過ごし方を把握する」ことは、習慣化にとりくむ際にはとても有効なわけです。

では、こんな状況の中であらたに習慣化しようとやってきた、「アシタノレシピ書き」と「Medium日記書き」について、具体的に見ていきます。

習慣化の具体例

習慣化できたアシタノレシピ書き書き

昨年の4月からアシタノレシピのメンバーに加えてもらい、2週間に一度というペースで書かせてもらっています。
4月から8月くらいまではなかなか習慣化できず、エントリを仕上げるのがギリギリになってしまう、なんてこともしばしば。これではいかんと、習慣化に真剣に乗り出しました。
それが、「「習慣化」のための自己サポート集」の連載に入るあたりの話。それからは毎日コツコツ書き進めるスタイルが定着し、余裕をもって更新できるようになりました。
ずーっと更新できているのは、「アシタノレシピの原稿を書く」ってのを、習慣化することができてるからに他ならないわけです。
毎日20分ほどの時間を、アシタノレシピの原稿書きに費やしています。
1日20分。それを毎日続けることで、1週間で140分。2週間では280分。280分もかければ、そりゃひとつの記事は仕上がるわけで。
では、具体的に「アシタノレシピの原稿書き」をどう習慣化していったのか、について見ていきたいと思います。

1 やめることを一つ決める

ここのステップが、一番悩みました。というのも、それまでとりくんでいた「ランニング」をやめよう、いったん休止しよう、という決断が必要だったからです。
4月に入って環境が変わったのですが、それからというもの、ランニングする時間がなかなか確保できず、走ったり走らなかったりしていました。一日の計画の中に、けっこう無理やり「ランニング」を加えていたためです。
全体をみて、ランニングに無理やりとりくんでいるがために、一日のリズムが安定しない、と考え、一度やめることにしました。
そのおかげで、「アシタノレシピの原稿書き」という習慣に、毎日とりくめるようになりました。

2 毎日何時何分に、何分間とりくむのか?を決める

これまでの経験から、朝にとりくむようにするほうが習慣化には適していると知っているので、アシタノレシピ書きも朝におこなうように決めました。
自分の時間は70分ほど、という話をしました。その自分の時間は、朝、子どもが起きるまでと、夜、子どもを寝かしつけた後にそれぞれ35分程度ずつ確保していました。そこで、朝の35分のうちの20分間を、アシタノレシピ書きにしようと定めました。
朝起きてトイレ→数学の勉強15分→アシタノレシピ書き20分、というように。
「数学の勉強15分」はすでに習慣として根付いているので、そこに抱き合わせる形でアシタノレシピ書きを直後に持ってきました。
5時に起きてトイレに行き、数学をし始めるので、アシタノレシピを書き始める時間は5時15分をめどとしました。

3 リピートタスクに設定する

これまで何度か書きましたが、ぼくは「たすくま」というアプリを使い、一日の計画を立て、ログをとっています。

Taskuma — TaskChute for iPhone — 記録からはじめるタスク管理
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル

「たすくま」には、「その日おこなうこと」のすべてを、タスクとして登録します。その大部分がリピートタスクに設定されており、1日分のタスクリストが自動的に生成されます。
なのですぐに「たすくま」に書かれている、その日一日分のタスクリストに、「アシタノレシピ書き書き」を加え、リピートタスクに設定しました。リストの上から3番目に追加です。
「トイレ」→「数学」→「アシタノレシピ書き書き」の順でこなしていけるように。
朝5時に起きて、子どもが起きる6時までの行動は、これによって自動化されていきます。継続すればするほど、何も意識せず、「やろうかなぁ、どうしようかなぁ」なんて迷いは全然生じることなく、リストを上から淡々とこなすことができるようになります。
これ、晩にはそうはいかないんです。晩はなかなか淡々とこなしていけない。朝イチで、まだ自制心がいっさい疲れていないからこそ、自動的に次々こなしていけるようになります。

4 記録をとる

「たすくま」にてログをとってはいるものの、それとは別に「何日連続でとりくむことができたか?」を日記に書いていくようにしました。
連続継続記録をつけていくってのは、2年以上続けていまして。「読書」やら「ランニング」やら、自分が習慣的にとりくみたいと考えていることについては、連続して継続できた日数をカウントアップして数えていっています。その一つに、「アシタノレシピ書き書き」も加え、記録していくようにしました。


という具合に習慣化にとりくんだところ、うまくいきました。朝起きてトイレに行き、数学を勉強してアシタノレシピを書き、洗濯物を干すっていう一連の流れを、今ではほとんど自動的におこなうことができています。そこに迷いは一切ありません。

「Medium日記書き」が習慣化できなかったわけ

「アシタノレシピ書き書き」に対して、なかなか習慣化できていないのが「Medium日記書き」。少し振り返るだけで、習慣化できていない理由が浮かび上がってきました。

やめることを一つ決めていなかった

習慣化のための4つのステップのうち、1を考えることなく、やめることを何も決めずにはじめてしまっていました。1日のやることに、「Medium日記書き」がそのまま加わったがために、どうしても無理が生じてしまい、毎日継続できていないわけです。
それと、もうひとつ。

朝ではなく、夜に習慣化しようとした

Medium日記を書くのは、夜寝る前にしよう、と定めたこと。夜に習慣化させるのは、やはりなかなかに手ごわいです。
というのも、日中ちょっと予定が狂ったりなんかして、時間が後ろへ後ろへずれ込むときってよくあると思います。その状態で日記を書こうと思ったら、睡眠時間を削ることになってしまう。でも睡眠時間は削りたくない。じゃあ日記を書くのをあきらめるしかないな、ってなっちゃいます。もしその日少し無理して日記を書いたとしても、その無理によって睡眠時間は削られ、何度も同じようなことがあると、いつか体調を崩してしまいます。
夜は、自制心が疲れているのに加えて、時間の確保が難しいんですね。
朝にとりくんでいる「数学の勉強」と「アシタノレシピ書き書き」は、もし朝にとりくむことができなくとも、なんとか一日の中のどこかでやろう、と挽回の余地があります。が、夜はもう寝る時間が目前に迫っているので、睡眠時間を確保したければ、やむを得ず日記を書くのをやめるしかない。

という反省を踏まえ、最近は「Medium日記書き」を朝に持ってきました。
「トイレ」→「数学」→「アシタノレシピ書き書き」→「Medium日記」というように、朝にまとめてやっちゃうわけです。
もちろん、まとめてしまうと、朝起きれなかったら全部できなくなっちゃいます。なので、朝の早起きが必須となってくるわけですが、たまに早起きできないときもあります。そのときは、日中どうにか挽回できるよう調整し、数学とアシタノレシピ書きにはとりくむようにしています。

おわりに

「アシタノレシピ書き」のように、はじめからすんなりと習慣化できるのはけっこう稀だったりします。あたらしいことをはじめることで、どこかに無理をきたし、継続しておこなっていけないことがほとんどです。「Medium日記書き」はまさにそれです。
4つのステップを経てあたらしい習慣を一日に組み込み、習慣化に挑んでも継続できないときはあります。そのときに大事なのは、継続できていない結果を踏まえて、修正すること。
今ぼくは、「「Medium日記書き」を朝に持ってくる」という修正をほどこして、また習慣化にいどんでいます。もしかしたらこれでも失敗するかもしれません。そのときはそのときで、また修正すればいい。
なんでもはじめから完璧に習慣化に成功する、なんてことはまぁありません。たいがい1度目は失敗します。1度目の失敗であきらめちゃったら、習慣化なんてできません。失敗してもまたやってみればいい。
どうすれば継続できそうか、一日のうちどのタイミングでとりくめば良さそうか、一日にどのくらいの時間を確保すればいいのか。さぐりながら、修正しながら、無理の少ない状態で一日に組み込んでいって欲しいと思います。
きっと、継続できるようになるので。

では、お読みいただきありがとうございました。

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大切な子育ての記憶を失わないためのEvernoteを使った子育て術【私の仕事道具と仕事術】

アシタノレシピ1月の月イチテーマは、「私の仕事道具と仕事術」。

仕事術というテーマですが、私は子育てを取り上げます。子育て術とでもいいましょうか。

子育てを仕事といってしまうことに若干の抵抗はありますが、仕事と子育てに共通するところは多く、子育てに応用できる仕事術なんかもあります。

会社と違って他に変わりがいないという意味では、仕事より大切なものです。

今回は、Evernoteを使った子育て術を紹介します。

子育ての記録をEvernoteに保存する

子育てに関するあらゆる記録をEvernoteに保存します。

私がEvernoteに保存している子育ての記録は、次のとおり。

  • 成長の過程
  • 病気や怪我
  • 子供の言葉
  • 作品
  • 行事や出来事
  • プレゼントやお祝い

それぞれ説明します。

成長の過程

生まれたときにはただ泣くことしかできなかった赤ちゃんが、成長するにつれて少しずつできることが増えていきます。

首すわり、寝返り、寝返り返り、お座り、つかまり立ち、ハイハイ、立つ、歩く。

その過程を日付とともにEvernoteに記録します。体重も定期的に測って記録しています。

思い出になるだけではなく、検診のときに必要となるデータでもあり、必要なときにさっとデータを取り出せます。

病気や怪我

普通の風邪は別として、特殊な病気や怪我の記録は残しておいた方がいいでしょう。

我が家の場合、熱性けいれんを繰り返しているので、それを記録しています。とっさのときでも、記憶に頼らず記録を見返して対応することができます。

子供の言葉

親なら誰もが同意してくれると思いますが、子供の言葉はかわいいしおもしろいです。

覚えたての言葉を使って話すから、言い間違いやユニークな言い回しがあったり、子供ゆえの純粋な言葉もあります。

今、子供との会話を楽しんでいたとしても、数年後にはそのほとんどが記憶からこぼれ落ちてしまっていることでしょう。

だから、子供の言葉を記録しておくべきです。

写真を撮るのは多くの人がやっていますが、子供の言葉は文字に起こさないと記録されません。

かわいい言葉、おもしろい言葉、うれしい言葉、驚いた言葉。すべてが宝物です。

作品

子供が書いた絵、作った折り紙やねんどなど、それを見ているだけで、子供の成長を感じられ、幸せな気持ちになります。

しかし、それらの作品すべてを現物のまま保管しようとすれば、膨大な量になってしまいます。

そうはいっても、なかなか捨てられないのが親心。

だから、それらを写真に撮ってEvernoteに保存します。

写真として保存しておけば、思い出すことはできるので、手放すハードルが下がります。

行事や出来事

子供にはたくさんの行事があります。

そのときの写真とともに、子供の様子や言葉、自分の気持ちを記録しておけば、写真だけを見るより鮮明に思い出すことができます。

プレゼントやお祝い

子供の成長に従って、プレゼントやお祝いをたくさんいただきます。

いつ、誰から、何を、どのくらいもらったのかを記録しておけば、お返しするときやあげる側の立場になったときに役立ちます。

Evernoteを使う理由

子供の記録を残すには、デジタル、アナログ様々なツールがありますが、私はEvernoteを使っています。

その理由は次のとおりです。

いつでもどこでも閲覧できる

Evernoteであればパソコンでもスマホでも同じデータにアクセスできるので、いつでもどこでも閲覧できます。

紙のノートに記録している場合、手元にあるときしか見れないし、検索できないので必要なデータを探すのが一苦労です。

あと、いつでもどこでも見られると、ニヤニヤできるんです。仕事で疲れたときも、子供の懐かしい思い出に浸って癒されます。

家族で共有できる

Evernoteなら夫婦で子供の記録を共有することができます。

データを共有できるので、2人がそれぞれ記録する必要はなく、Evernoteや記録が得意な方に任せておけばいいのです。

どちらも苦手な場合は、項目を分担するのもいいでしょう。

記録があるから子供の今を大切にできる

わざわざ手間をかけてまで記録するのにはちゃんと理由があります。

どんな楽しいことやうれしいことであっても、時間の経過とともに記憶から失われてしまいますが、Evernoteに保存しておけば、いつでも記憶を掘り起こすことができます。

また、子供は毎日少しずつ成長していくので、常に一緒にいる親はその変化を感じにくいもので、大きくなるにつれて、イライラして怒ってしまうことも増えます。

そんなときでも、成長の記録を振り返ることで、泣くしかできなかった赤ちゃんがここまで成長してきたこと、自分が子供の大切に思ってきたことを再確認することができ、感謝の気持ちが湧いてきます。

記録は過去に起こった出来事にすぎませんが、それを目にすることで、今の解釈が変わり、子供との今を大切にすることができるのです。

あとがき

子供はあっという間に大きくなっていきます。昨日できなかったことが、今日はできていたり。

子供のことをどんなに大切に思っていても、親の記憶はどんどん薄れていってしまいます。

だからこそ、記憶だけでなく記録として残しておきたいものです。

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[私の仕事道具と仕事術] 教育の現場での情報インプット用道具

こんにちは。@Lyustyleです。もう新年初投稿をしてから2週間もたってしまいました。

みなさま,お年玉の件はうまくクリアなさいましたでしょうか?

目からウロコの子育てレシピ18 お年玉をどのようにあげよう?
さて,今回は,子育てレシピをお休みして,2017年1月の月イチテーマである、「私の仕事道具と仕事術」にのっかってお話したいと思います。

インプットとアウトプットがくるくる入れ替わる教師の仕事

教師の仕事は授業だけではありません。朝の始業から子供たちが帰るまで6回の授業を行うためのインプット,すなわち教材研究の時間が必要です。

教材研究というインプットがあり、そこでの学びや整理を元に授業のアイデアを出し、教室というステージで子どもに授業を行うというアウトプットをするのです。

しかし,授業の中にも実はインプットがあります。

子どもへの問いかけや指示というアウトプットにより子どもがどのような表情をするのか、どのような行動をとるのかをじっくりと見とるというインプットです。

そしてその反応により次の言葉かけを考え,次の指示,問いかけというアウトプットをおこなうのです。

このように、くるくると入れ替わるアウトプットとインプットを整理し、必要なインプット情報はただちにキャプチャするしくみを教師は整えておく必要があります。

昔からよくいわれる「閻魔帳」というやつですね。

名前は閻魔帳ですがけっしてこわいものではありません。罪人が地獄に落ちたときに閻魔様が見て、その罪を推しはかるノートからその名がついている閻魔帳ですが、教師のそれには別に悪いことがつらつら書かれていくわけではありません。

今日はこんなことができた、とか、悲しそうな表情をしていたとか、そのような子どもの見取りを記録して、指導に役立てるためのノートです。

チャンスを逃せばすぐに忘れてしまうので、その場ですぐに書き留めておく必要があります。

そのために教師は様々な工夫をしているのです。

今回は,そのことについてお話します。

私の場合、中心となる二つのインプットの仕組みを持っています。

チャンスを逃さないインプットの仕組み

1.システム手帳

1987年の暮れから使い始めていますので、今年の暮れで使用歴30年になります。

20061114152805

ずしっと重たいので立ったままでも手の中にしっかりと収まります。

バインダー綴じなので必要なページが180度開きますし、表紙が堅牢ですので、開いたらそれが下敷きがわりになります。

だから立ったままで片手の上に広げ,さっと記録するのにとても都合がいいのです。

また、地面にどさっと投げ出してもまったく問題ありませんので、体育の授業などではとても重宝します。

教材研究の取材にも使いますし、家庭訪問での情報収集にも使いますし。

ほぼフル活用です。

2.カード型メモ or 「薄いメモ帳」

ふたつめは、胸ポケットにおさめているカード型メモか、薄い手帳です。

 

システム手帳を持っていない場合などに、胸からさっと出して書きます。システム手帳を持っていないことはあっても、胸ポケットにカードか薄いメモ帳が入っていないことはありません。

名刺大の情報カードを買ってきて,毎日数枚ケースの中に入れます。

1枚1件の情報を記録し,また胸ポケットに収めます。

まだパソコンどころかワープロも持たなかった頃は,テーブルの上にその日に書き溜めたメモを並べてグルーピングし,システム手帳に貼ったり,のちに述べる「山根式袋ファイルデータベースシステム」に放り込んだりしていました。

このふたつは20数年間、私の情報のキャプチャの主力です。

ただし、二つに分けて入力された情報は必ずどこかでまとめられなければなりません。

カードに書いたときには、そのままシステム手帳をのリフィルにはりますし、薄いメモ帳がに書いた重要なことはシステム手帳に転記します。

そういったことをするために、「振り返りの時間」を作っておくことも情報入力システムの大切な条件になります。

ここで,「あれ?」と思われた方がいらっしゃることでしょう。

モバイルデバイスは・・・・?Lyustyleなのに・・・?

そうです。さらに三つ目があります。

3.可能なときにはiPhone、iPad

授業の記録に、写真や動画が撮れるこれらのデバイスはなくてはならないものです。

また、スライドや動画、プレゼンを作っておき、モニターでみせるなど教材として使うこともできます。

知的生活ネットワークで、「Evernote先生 江波野徹の一日」という連載をしましたが、それをみていただくと、スマホやタブレット、特にEvenroteががいかに教師の仕事にとって有効であるかお分かり頂けると思います。

【お話】Evernote先生 江波野徹の一日〜第1話 出勤まで | 知的生活ネットワーク
有効どころか,なくてはならないものだと思います。

ただし、昨今、学校によっては教室にスマホやタブレットを持ち込むことが難しかったり禁止されたりしていることがあります。

だから、環境が許すときという条件付きで三つ目にあげたいと思っています。

インプットのまとめ

今回は,教師としてのインプットについて工夫してきたことを書きました。

ひとそれぞれ,仕事や環境によって自分なりの工夫をされていることと思います。

私は,ひところずいぶん教育現場におけるスマホやアプリの使い方について研究してきましたが,子どもたちにスマホが広まるにつれて「先生!iPhoneかえたね!」などと子どもから関心を持たれるようなり,教室に持って入るのがはばかられるようになりました。

工夫次第で教育現場における効果は絶大なのですが,教育現場におけるスマホ利用はまだ黎明期に属するのでしょう,セキュリティをクリアした利用法などがまだ固まっていなかったり,子どもたちの興味の対象になってみたりする状況なので,現在はその利用法について個人では追究しづらい状況です。

そのうち,必要性がさらに高まったら,委員会などから支給されて公然と利用できるようになるでしょう。そんな時代が来たら,さまざまな利用法を考えていくことと思いますが・・・(その時はもう退職しているでしょうね)

ということで,結局,手書きのノート,最強!という状況です。

次回は,インプットしたものをどのように生かしていくのかということについてお話したいと思います。

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[私の仕事道具と仕事術]Twitterと情報カードとWorkflowy

みなさんこんにちは、うさぼう()です。

2017年1月の月イチテーマである、「私の仕事道具と仕事術」をお届けします。

うさぼうの仕事とは

仕事道具と仕事術について語る前に、まず私の仕事について書きます(本職ではなく”うさぼう”としてなすべきことです)。私は自身のブログ「うさぼうの人生ダッシュボード化計画」のプロフィールに以下のように書いています。

ブログでは、仕事や家族との生活、読書や体験から考えたことを書き綴り、人生をゲームのように楽しむヒントを発信中。

アシタノレシピのプロフィールには以下のように書いています。

夢中になって過ごす楽しい時間を増やすために、ハマりやすく続けられるゲームの仕組みを追求中。 アシタノレシピではプロジェクトマネジメントを楽しむ方法を紹介予定。

体験や考えをブログでアウトプットすることが私の仕事です。

仕事道具の役目は、決める、膨らませる、書く

仕事道具とは、仕事をよりよく進めるための補助器具です。ブログを書くのにWordpressやはてなのエディターを使います。これも仕事道具です。

しかし多くの場合これらだけでは仕事は完成しません。エディターに書く前段階の作業が必要で、そこでの仕事道具が必要になります。今回の記事を書く上で使った道具を紹介します。

  • Twitter 記事のテーマを決める
  • 情報カード 記事の内容を膨らませる
  • Workflowy 本文を書く

Twitterで記事のテーマを決める

記事のテーマを決めるのに使うのがTwitterです。だいたいこんな内容で行こうかなとツイートして方向づけをします。半日か1日後にツイートを見て違和感がない限りそのまま作成に入ります。

TodoistやMemoflowyに書いておくこともありますが、ツイートが一番固まりやすいです。

▼ツイートはこんな感じです

ツイートした内容とも違っていますし、朝にも書き上がってはないわけですが、こうやってつぶやくところから始まります。

情報カードで記事の内容を膨らませる

記事の内容を膨らませるのに今回は情報カードを使いました。Workflowyですんなり書ける時もありますが、今回は少し悩みそうだったので手書きを交えました。

マンダラートを使うこともありますし、A4裏紙や付箋を使うこともあります。要は何でもありです。

言葉を並べて眺めているうちに考えが膨らんだりまとまっていくのが、これらの道具の心強いところです。

▼情報カードはこんな感じです

Workflowyで本文を書く

本文を書くのにはWorkflowyを使いました。Workflowyでは内容のみ箇条書きしておいて、エディターで本文を書くこともあります。スマホも以前よりはかなり慣れてきたものの、パソコンが楽です。

広い範囲で文章を眺められる点でも、キーボード入力はフリックより速い点でも便利です。

▼Workflowyはこんな感じです

固める、強める仕事術

仕事道具を使いこなす上で意識していることを2つ紹介します。

  • 途中経過を共有して足元を固める
  • 総力戦にして力を強める

途中経過を共有して足元を固める

ブログ記事を書きあげる上で障壁になるのが自分自身の”迷い”です。言いたいことがまとまらない、言いたいことがたくさんあるけどこの時間では書き切れない。書き始めるまでに時間がかかることも、書いている途中で長引く場合もあります。

これを避けるのにTwitterは重宝します。

Twitterはひとりごとのような気軽さを持ちながらも、一度出ていったツイートは皆の目に触れます。だからその言葉との整合をとりたくなってしまいます。この心理をうまく活用すると、ゼロからのスタートではなくて前に進んだところから開始することができます。

足元が固まるにつれて書く意欲もわいてきて、その勢いで書き切れることも多々あります。

総力戦にして力を強める

自身のブログとアシタノレシピ、さらに電子書籍を書いたりその他の取り組みをしたりしていると、どうしても力が分散してしまいます。同じ人が同じ頭で取り組んでいるので、なるべく融合していくのがよいと考えています。

今回の記事でいくと、昨日のツイートでは本職の仕事を題材に書こうとしていましたが、「うさぼうにとっての」仕事のほうが最近考えていた内容だったのでうまくまとめられました。

執筆中の電子書籍のことや日々読んだり考えたことを自身のブログで書くのも同じです。根っこは同じ自分自身なので、バラバラに区切るよりも関連づけるほうがうまくまとまりますし楽しいです。

終わりに

今回は情報カードを使って記事を膨らませてみました。改めて眺めると、記事には採用されなかった要素が結構あります。Workflowyだと「未使用」トピックに置いておくものです。

エディターでいきなり書くよりも捨てやすい(ポイントを拾いやすい)のが利点かもしれません。こうしたカードがたまってきて今回はこのネタでいこう、と手持ちのいくつかのカードを引っ張りだせる日がきたら、ちょっとワクワクです。

それではまた2週間後に。

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