一覧にしてから優先順位をつけてみる

とある朝、憂鬱な気分でした。会社でやることを考えると、今日が締切りの仕事、できるだけ早くと上司にせかされている仕事がいくつも浮かびます。

プライベートでは部屋の掃除が滞っているし、肌の調子がいまいちなのを何とかしたい。そういえば睡眠も十分でない日が続いています。さらに「これ以上無理をしてはいけない」とお医者さんに言われてしまっている…。

このようなため息ばかり出るような状況でやってよかったといつも思うのが、やることの順番を決める際に頭の中で決めるのではなく、目に見える形にいったん書き出してから、優先順位を決めることです。

書き出す手段は問いません。紙に書く、パソコンや携帯電話に一気に入力する、俯瞰して見られれば何でもありです。

書き出す時は、仕事なのかプライベートなのか、今やれるかやれないかといった細かい分類は気にしません。あとで分類はいくらでもできるので、迷ったらひとまず書き残します。

網羅性よりも、直近でやる必要があるといった緊急性を重視して書いています。

書き出したら、今この場でできることだけに絞ります。たとえば職場でしたら、その時できることは自然と仕事関係になります。次にその中で手をつける順番を決めます。

私の場合、「誰かに頼まれた仕事」「明日以降にどうしても先送りできない仕事」の優先順位を上げます。

順番を決めたら、あとはそれに集中あるのみです。この作業モードの時は次の処方箋がおすすめです。

焦っていると思考が短絡的になったり、周囲の人にいらいらをぶつけたくなってしまいますが、動作をゆっくり丁寧にしていると、「うわーーーとにかく何かやらなきゃ。まずいー」と慌てていた心が落ち着いてきます。

しぐさを丁寧にしてみる

書き出す方法は、昔から本やインターネット上で何度も言われている新しくはないものですが、手軽で数分でできますし、すぐに効果を感じられます。

この方法を実行する前はそこまでとは思わないのですが、実際に書き出してみると「この仕事量ならなんとかなるかもしれない」と予想以上に心が楽になるのです。

どうやりくりしてもどうにもならない場合は、現実を突きつけられたおかげで「そんな中で何ができるのか?」と腹をくくれます。

やらなければいけないことや実行する順番を頭の中で考えていると、いつのまにか堂々巡りをしていて結論が出ないまま疲れてしまいます。目に見える形で外に出してしまうと、考える対象がはっきりするので判断しやすくなります。

1日が終わってみると、予定していた仕事が終わっていないことも多々ありますが、いったん俯瞰して冷静に順番を決めているので、その時点での最善手を打ったと思えます。

理想はこんな状況にならないような余裕のあるスケジュールを組むことなのでしょうが、現実はそうはいかないもの。何から手をつければいいのか途方にくれる時は、オーソドックスなこの方法で何とかやりくりしています。

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小さく踏み出す!アシタノミニ処方箋」では、記事を読んで「すごいなー」と思うだけで終わりにならないよう、簡単に試せるような小さな工夫を紹介していきます。

あれこれ気軽に試してみて、続けられそうなことがありましたら、習慣にぜひ取り入れてみてください。

1つ前の処方箋「終わらせる時間を決めてみる」もどうぞ。

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