5カ年計画と年間計画で夢を目標に変換するーアシタノ・ハックス第12回

皆さんこんにちは!BECKです。

久しぶりにアシタノ・ハックスいきたいと思います。
大分間があいてしまいましたが「目標&習慣化」シリーズ第4弾。

ここまでは、「目標を書き出す意義」「目標をレビューするためのミッション(欲求)」「夢→目標→計画→行動に落とし込んでいくワークフロー」について取りあげて参りました。今回は夢を目標に変換していく具体的なツールとして5カ年計画年間計画の2つを紹介したいと思います。

大分間が空いてしまったのでこれまでの流れは下記の記事をご参照下さい。

2つの計画で夢を目標に変換する

夢を叶えるには夢を目標に変換する必要がある

なりたい職業、形成したい資産、人としてどうありたいか等々、夢の形は様々だと思います。また、これまで生きてきた中で知ったこと、経験したこと、影響を受けたことなどによって夢自体もその形や大きさを変えていきます

例えば、私は学生の頃「プログラマーになりたい」という夢を抱き、その後「起業したい」という夢を持つようになりました。この夢はその後の私の行動に大きな影響を与え、現在進行形で私の行動指針となっていますし、年を重ねるごとに夢がより大きく具体的になっていきました。(その辺の詳しい内容は以下の記事を参照)

夢について真面目に考えた或る日曜日のこと #ashitanoWS « Hacks for Creative Life!
枝の先に書かれたキーワードとキーワードを線で結んだとき、無意識の内に身震いし、自分でもはっきりと分かるぐらいに大きな音で心臓が激しく鼓動し始めた。 そうだった、僕のやりたかった事はこれだったんだ。 …
アシタノWS第2回で夢について考えた時の記事

また、夢があれば当然それを叶えたいと思うわけですが、多くの場合「夢」というのは曖昧模糊としたイメージ(状態)でしかありません。そこに至るまでに何をすれば良いのかという道筋、何を達成すればその夢が叶ったと言えるのかという達成基準は別途設ける必要があります

例えば「教師になりたい」という夢があれば、大学に入り、教育課程を履修し、教員免許を取得した後に教員採用試験に合格する必要があります。更にその過程で夢の中に「心理面で子供をサポートできる教師」や「子供の夢を実現する手助けができる教師」など夢にプラスαがくっついてくれば心理学を学んだり、コーチングを学んだりといった道程を経ることになるでしょう。

夢を叶えるために何を達成すれば良いのか?
その為にどういう道筋を辿れば良いのか?

これらを考える強力なツールとして「5カ年計画」を紹介したいと思います。

具体的な1年後の姿と理想から落とし込んだ5年後の姿を整合する

1年後の目標を立てる場合、今の自分の状況から鑑みて具体的且つ現実的な目標を立てることは比較的容易です。

しかしながら、現実的な目標の延長線上では夢を達成できそうにもない場合は、理想像から落とし込んだある現実的且つチャレンジャブルな目標を立てる必要があります。流石に、10年後、20年後に自分がどうありたいかを思い描くのは難しいのですが、5年後であればある程度具体性を残した上で、理想から落とし込んだ「こうありたい」という姿をイメージすることが比較的容易です。

現実的な1年後の目標と、理想から落とし込んだ5年後の目標の2者間で整合を取り、現実解を求める作業こそが「5カ年計画」です

まずは1年ごと5年後の目標を立て、これから先の毎年の自分の状況を踏まえながら、「資産」、「プライベート」、「仕事」、「能力」、「健康」、「精神」などの観点で2年後〜4年後にそれぞれ5年後までの途中経過を割り振っていきます。

はじめて5カ年計画を組む場合、恐らくは1年後の現実的な目標と5年後の理想像から落とし込まれた目標ではギャップが大きすぎるために計画が破綻することも珍しくはないと思います。この時に整合を取るために取り得る選択肢としては以下の3つが挙げられます。

  • 1年目の目標を達成可能な範囲でチャレンジャブルな方向に修正する
  • 5年目の目標をもう少し現実的な方向へ引き下げる
  • 2〜4年目の目標を指数関数的に設定する

現実の延長をブレークスルーするのも、無茶すぎる理想像を現実に引き戻すのもとても重要な作業となります。5カ年計画は誰に見せる物でもありませんので、勇気を持って1年後、5年後の目標にナタを振るい、自分の中でどう進むべきかという「チャレンジャブルな現実解」を見つけ出しましょう。

一点注意が必要なことは、5カ年計画は基本毎年見直しを行う必要があるということです。目標の精度は未来になればなるほど落ちますので、あまり未来の目標を絶対視するのではなく、柔軟に見直しを行いながら見積もりの精度を高めていこう位に構えると良いでしょう。

5カ年計画はあくまで今後自分が達成すべき目標と道筋について「チャレンジャブルな現実解」を見つけるためのツールであると割り切り、達成をコミットする目標は次に紹介する「年間計画」に委ねましょう。

直近の1年をより詳細に計画する

5カ年計画で「チャレンジャブルな現実解」の目標を導き出した次にやる作業が1年後の目標をより詳細に計画する「年間計画」です。

5カ年計画では1年後と5年後を同じ軸で比較する必要があるため、どうしても目標の粒度が荒いものになってしまいがちです。目標を小さな目標や工程に分割し、それぞれに達成時期を月単位で設定していきます。

例えば、資格試験の合格を目指すのであれば、受験日までに100時間などの目標を立て、現在から受験日まで10ヶ月あるのであれば、毎月10時間や受験日から3ヶ月前から月33時間など、「いつ」「何をやる(達成する)」のかを計画すると良いでしょう。

最後に

今回紹介した「5カ年計画」と「年間計画」はそれぞれ以下の役割を担うツールです。

5カ年計画:今後自分が達成すべき目標と道筋について「チャレンジャブルな現実解」を見つけるためのツール
年間計画: 年単位の目標を細分化し「いつ」「何をやる(達成する)」かを決め実際にその達成をコミットするツール

私は折に触れてこれらの目標を見返したいと考えているため、現時点で最も「いつでも」「どこでも」これらの情報にアクセス可能なEVERNOTEを用いてこれらの目標を管理していますが、ツールは手帳でもノートでも使い慣れた物をお使い頂ければと思います。

告知

10/14に勉強会「東京ライフハック研究会Vol.10」を開催致します。
今回は「プレゼン大会」と銘打って、15名以上のプレゼンターが
プレゼン&LTを繰り広げる会となります。

プレゼンテーションスキルの向上に必要な

  1. 良いプレゼンを見る
  2. 兎に角場数を踏む
  3. フィードバックを貰い、改善する

というサイクルを回すため、東ラ研では今後ともこういったプレゼンの機会を積極的に設けていく予定です。プレゼンに興味がある方、プレゼンスキルを伸ばしたいとお考えの方は是非参加をご検討下さい!
10月14日 東京ライフハック研究会Vol.10 「プレゼン大会」(東京都)
皆さんこんにちは! 東京ライフハック研究会も活動2年目にして10回目の開催 という節目を迎えることになりました!  今回Vol10ではこれまでと少し趣向を変えて メインとなる講演やワークをおかず、5 …
東ラ研Vol.10はプレゼン大会!

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