【ビストロ・アシタノ】ビストロ・アシタノ予告編

とある国に小さな料理店があった。
名前もないこの料理店は誰が呼んだか「ビストロ・アシタノ」

Bistro.
Bistro. / Ashley R. Good

10名のシェフ・パティシエとソムリエ、ウェイターが1人ずつ。
出自も経歴もバラバラの12人の想いは一つ「お客様の明日を楽しくしたい」

今夜もまた「悩み」を胸に秘めたお客様が「ビストロ・アシタノ」の扉を開く・・・

第0話 ビストロ・アシタノへようこそ!

タナカンプ:いらっしゃいませ

お客様:ここが「ビストロ・アシタノ」ですか?

タナカンプ:はい、その様にお呼び頂いているとも聞き及んでおりますが、当店には名前は御座いません。それでは、お召し物をお預かり致します。

Tanakampという名札を付けたその給仕は、お客様の外套を受け取り恭しく頭を下げ、お客様を店の奥へと案内する。いっときにたったひと組のお客様のみをもてなすというこのお店には、一風変わったシステムがあった。

タナカンプ:お客様、当店のシステムはご存知でしょうか?

お客様:ええ、メニューがない、という事だけは噂に聞いています。

タナカンプ:その通りで御座います。当店はお客様の「お悩み」を頂戴し、腕利きのシェフ・パティシエがそれを元にコースを構築するという形を取らせて頂いております。

お客様:そして、最後には世界に一つだけのレシピがもらえるとも。

タナカンプ:ささやかではございますが、お客様専用の「アシタノレシピ」を贈らせて頂いております。

テーブルが一つしか無く、決してきらびやかと言えない質素なたたずまいの店内であった。磨き上げられた銀食器が1mmの狂いもなく整然と並べられ、曇り一つ無いワイングラスに蝋燭の鈍い明かりが映り込む様子は少し幻想的でもある。

ふわっとあたりがバロック調の空気に包まれた

jMatsuzaki:私の愛しいアップ・・いや、お客様、本日は食前酒にポメリー・ブリュット・ロワイヤルをご用意しておりますがいかがでしょうか?

お客様:え、あ、はい、頂きます。

ソムリエの胸には「jMatsuzaki」の文字。
正確なビートを刻みながら注がれたシャンパンからは爽やかな香りが放たれた。

jMatsuzaki:お客様、どうか楽しいひとときをお過ごし下さい。

タナカンプ:それでは、早速では御座いますがオーダー(お悩み)を・・・

オーダーシートへ

ビストロ・アシタノはじまりました!

平素はアシタノレシピをご愛読頂き誠に有り難う御座います。

この度、新企画「ビストロ・アシタノ」を開始致します。

この企画は皆様から寄せられた「お悩み」に対し、アシタノメンバー12名(内数名)が「アシタノレシピ」を考えご回答差し上げるものとなります。

どうかお気軽に「オーダーシート」へご投稿頂ければ幸いです。

【御注意】お寄せ頂いた「お悩み」及び回答内容については、上記ストーリー形式で広く公開する形となりますので、その点はご了承の程宜しくお願い致します。

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