新社会人のときに「やっておきたい」お金のアクション4選

こんにちは。ブログ「夢とらしさで遊びたい」を書いている、ライフコーチ・萩貴史(@takashi_h7)です。

今回のテーマは「新社会人のときにやっておきたいお金のアクション4選」です。

▼前回は、新社会人のときに知っておきたかったお金の話をテーマにお送りしました。

新社会人のときに知っておきたかったお金の話

けっこう反響をいただいて嬉しかった反面、「もう一歩突っ込んだ記事を書かなくちゃ」という気持ちがムクムクと湧いてきたんです。

前回の記事は「知っておきたかったお金の話」でした。

「知は力」なので、知っていることは大切ですよね。

でも、その次には「実際には、何をしたらいいんだろう?」って疑問が浮かぶはずです。

「その問いに答えたほうが親切だなー」と思って、今この記事を書いています。

なので、今回のテーマは「新社会人の頃にやっておきたいお金のアクション」です。

僕がおすすめする「やっておきたい」お金のこと4選

1. 積立を2つ、今すぐスタートする

まず真っ先に言いたいのは、「積立をすぐに2つスタートしておくといいよ」

「2つ」というのがミソです。

一つは、「やりたいこと積立」。

もう一つは、「貯金」です。

やりたいこと積立?

今32歳になった僕が、本当にやっておいてよかったと思っていることの一つが「やりたいこと積立」を、貯金と同時並行してすすめてきたことです。

「やりたいこと積立」というのは、文字通り、やりたいなーと思ったことをやるための軍資金。

せっかくやりたいことが出てきたときに、「お金がなくてできない」って、すごく悲しいですよね。

  • チャレンジしてみたいことがある
  • やってみたいことがある
  • 行ってみたい場所がある

けど、お金がない。それで、できない。

僕はそんな状況がたまらなく嫌でした。

そこで、「自分のやりたいことに自由に使っていいお金を、貯金とは別に積み立てておこう」と思ったのが、社会人になって2年目のこと。

以来、毎月「やりたいこと積立」と「貯金」を並行して積み立てています。

最初は微々たる金額でしかありませんでしたが、7年もやっていればそれなりの額になります。

今では「お金が原因で、やりたいことができない」はゼロになりました。

やりたいことがどんどん出てきて、積立をガンガン使っても、別に貯金があるので安心して使うことができます。

お金の心配をすることなく、やりたいことができる。

そういう姿を目指すなら、「やりたいこと積立」と「貯金」の同時並行は、ぜひおすすめしたい習慣です。

2. 自動積立の設定を今すぐに

積立をスタートするなら、実際にやることは一つだけです。

  • 自動積立を今すぐ設定する

たいていの銀行には、「自動積立定期預金」があるはずです。

自動積立を設定しておくと、毎月、決まった日に、決まった金額を、普通預金から定期預金に移し替えてくれます。

例えば、お給料が20日に振り込まれるなら、21日に5千円を自動で振り替えるように設定しておくんです。

最初の設定をしてしまえば、あとは努力も我慢も要りません。

自動積立を設定するのは、昇りのエレベーターに乗るようなものです。

勝手にお金が貯まっていきます。

新社会人になったばかりの自分に声を大にして言いたいのは、金額が小さくてもいいからすぐに始めること。

当時の僕は「どうせ設定しても、そんなに大きな額貯めれるわけじゃないし」と思って、最初の一年間、自動積立を設定しませんでした。

いやー全然貯まらない。

「余った分を貯金しよう」なんて思っていても、「余るお金」なんてないんです。

きれいに消えてなくなっちゃう。

「使う前に、貯金したい金額を、自動で積み立てておく」

これが貯金体質になる、一番の近道です。

繰り返しになりますが、最初は金額を気にする必要はありません。

「貯金体質」を作るのが先です。

一度、貯金体質になってしまえば、お給料が上がったときにでも積立額を増やせばいいだけです。

▼「体質が先」で「金額が後」の話は、この記事に詳しく書いています。

お金の管理でこだわるべきは金額ではなく「お金の流れ」

3. 「資産リスト」を作ってみる

次に言いたいのは、資産リストを作ること。

資産リストというのは、自分が持っている資産を一覧にしたものです。

資産という言葉になじみがないなら、「銀行の預貯金のリスト」だと思ってもらってもいいでしょう(社会人になりたてて、不動産や株式や債権を持っている人は少ないでしょうから)

▼アシタノレシピでも、以前に触れたことがありますね。

家計簿より先に資産リスト作りをおすすめする理由

僕が、資産リストを作りはじめたのは、社会人になって3年目でした。

エクセルでシートを自作して、毎月の銀行の残高を記録するようになったんです。

この資産リストを作るようになってから、お金との付き合い方がかなり変わりました。

どんなふうに変わったのか。

リストを作る前は、目の前のことしか見ていなかったんです。

  • 昨日の支出は、803円
  • 今日の支出は、1,527円
  • あー、今日ちょっと使いすぎたなぁ

でも、預貯金リストを作るようになってからは、細かなお金の出入りは気にならなくなって、一ヶ月単位で「預貯金が順調に増えているか」を重視するようになりました。

目の前の支出ばっかり見ていたときは、どちらかというと「減点法」なんですよね。

使いすぎたところをダメ出しする感じで、どうも気持ちよくお金を使うことができず我慢することが多かったです。

でも、一ヶ月単位で、預貯金のリストを見るようになってからは、「加点法」に近い感じになりました。

先月より、半年前より、一年前より、預貯金が増えていくのを見ているのがなんだか嬉しくて。

自然と「もっと増やすにはどうしたらいいかなー」と考えるようになりました。

目の前の支出に一喜一憂することが減るし、お金を貯めていくのが楽しくなるし「もっと早くやっておけば…」と心から思いましたね。

僕はエクセルで自作しましたが、今だったらマネーフォワードのようなクラウド家計簿サービスを使ってもいいでしょう。

4. 証券会社の口座を作って、投資を体験してみる

4つめ、当時の自分にアドバイスしたいのは、証券会社の口座を作って投資を体感してみること。

いきなりガッツリ投資する必要はないので、「一生使えるお金の知識を手に入れるんだ」と思って、ちょっと買ってみるのをおすすめしたいです。

僕が本格的に投資をするようになったのは、30歳を過ぎてからですが「もっと早くやっておけばよかったなぁ」と思います。

例えば、日経平均に連動する投資信託をちょこっと買ってみる。

例えば、先進国の株式に連動する投資信託をちょこっと買ってみる。

毎月500円や1,000円から買える投資信託もあります。

でも、たったそれだけで、それまで遠い世界のことだった「経済ニュース」が身近になってきます。

  • 「日経平均が…」
  • 「日本国債が…」
  • 「マイナス金利が…」

身銭をきった途端に、こういった単語が耳に飛び込んでくるようになりますよ。

好き嫌いにかかわらず、僕らは現実問題、資本主義の世界に生きています。

せっかく資本主義というゲームの世界で自分の人生をプレイするのなら、ルールや仕組みに詳しいほうが有利になるに決まっています。

最初は「儲けよう!」というより「自分が所属しているゲームの仕組みを体感してみよう」くらいの感じで、少額でも株式やファンドや日本国債などを買ってみるといいでしょう。

ルールを学ぶなら、やっぱり身銭を切って実体験するのが一番早いです。

「株ってよく分からないから怖くて」だけで、投資を避けるのは、僕は本当にもったいないことだと思っています。

「知った上で、経験した上でやらない選択をした」というなら、その人の自由なので何も言うことはないんですけどね。

まとめ

以上、「新社会人の頃にやっておきたいお金のアクション4選」でした。

僕自身がやっていて良かったこと、もっと早くやっておいたら良かったと思うことをまとめてみました。

これが絶対というわけではありませんが、一つの参考になれば嬉しいです。

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