目からウロコの子育てレシピ21  新学期、新学級、新担任。その時あなたは?

2017年03月14日 No Comments by

こんにちは。隔週火曜日担当 @Lyustyle です。

いよいよ卒園や卒業の週がはじまりました。

今週から来週にかけて全国の幼稚園、保育園、小学校等で卒業式、卒園式が行われることと思います。中学校は一足早く先週あたりに行われているようですね。

 

また、来週は修了式。

ここで耳より情報です。終業式は学期のおわり。年度の終わりはその年度の教育課程を修了する日であるため、修了式といいます。1学期は終業式、2学期も終業式。3学期は修了式なのです。3学期にももらう通知表は「修了証」も兼ねているのですよ。

 

さて、話をもどして、あと3週間もすれば友だちや教室、校舎、先生と別れて、新しい学年や校種、新しい学級や校舎、新しい友だち、新しい先生と出会うことになります。新たな年度が始まるのです。

慣れたクラス,友達,先生とわかれ,新しい教室,友達,先生との出会いがあります。いかにうまく別れ,出会わせるかということを子どもも保護者もいろいろと考える時期です。

 

そこで、こんなことに気をつけたらいいんじゃないかな、ということを思いつく限りあげてみました。

ご参考までにどうぞ。

 

持ち帰るもの、おいておくもの

学校によっては、来年も使う副読本などは、学校においたままにさせるところもあります。家に持ち帰らせるとなくしてしまうことがあるからです。

そのような情報は、おたよりに書いてあるので、よく読まれて確実に。

基本的には、個人のものは全て持ち帰ります。上靴も持って帰って洗うなり、新学期用に新たに買うなりします。新年度は,教室がかわるので、持ち物がおいたままになっていると後から入ったクラスが大変困ります。

忘れやすいのが靴箱の靴、傘立ての傘。もっていった靴や傘がちゃんと持ち帰られているのか確かめて下さいね。

おたよりをしっかり読む

  • 何を持ち帰らせているのか。
  • 何を新学期までとっておいてまた持ってこさせるのか
  • 何か課題として出されていることはないか
  • 新学期の始まりの日は?

 

転校する際の学級の子どもへの記念品はご無用

ずいぶん昔のことになりますが、転出する子どもが学校に記念品を持ってきて、子ども一人一人に配って下さい、というようなお願いがよくあっていました。

しかたなく配るのですが、一度これをすると、他の保護者も転出するときにはそうせねばならないのかと思って悩ませてしまうことになります。

 

記念品を贈りたければプライベートの場で本当に近しい人に渡すべきであり、先生を通じて全員に、というようなことをすべきではないでしょう。ものの管理という責任を担任に負わせてしまうことにもなります。

 

近頃は、共通理解が行われ、あまりそのようなお願いはなくなりましたが、まだ行われていて,うちはどうしたらいいか困っているというような方は、主任さんなどに相談してみられてはいかがでしょうか。

 

担任にお礼をしたりしない

上と似たような話です。お世話になった担任に何かお礼でも・・・と思う気持ちはよくわかりますが、教師は、公務員として利害関係者から金品をもらうということができません。もらった教師は、むげに返すことはしづらいですから、同等のものをみつくろってお返しをすることになるでしょう。

 

担任にお礼のものを贈るということは、担任にお返しをさせる、ということにつながります。

食事のご招待なども同じです。

 

ですからお礼の気持ちを伝えたいときには、お手紙などにするのがいいでしょう。担任としてはとてもうれしいものです。

教師は、親からの感謝の一言だけで1年分の働きが承認されるのです。

 

前の担任の悪口を新担任にいうのは禁物

家庭訪問などで前の担任の悪口をいうのはあまりよくありません。

私はさいわい聞かされたことはありませんが,そのような経験を持つ教員から話を何度も聞いたことがあります。

教師としては,自分も来年同じように次の担任に悪口を言われるのだな、と最初から警戒してしまいます。

もし伝えたいことがあるなら、悪口という言い方ではなく、次のような言い方をしてみられてはいかがでしょうか。

  • 前の担任はこんなことをよくしてくれた
  • しかし、こういう点がうちの子どもには合わなかったようだ。

あくまでも前の担任がしてくれたいくつかのよいことを認めた上で、困ったことを客観的な情報として伝えるということが望ましいでしょう。

そうすると、新担任は安心して話を聞き、お話の内容を参考にして自分の指導に生かすことが出来るでしょう。

 

小学校に入学するときには、自分もいっしょに育ち直すつもりで

これは、新入学生の保護者にあてたものです。

小1プロブレムという言葉があります。入学した手の子どもが学校の教育になじめず、立ち歩いたり、さわいだり、教室から飛び出たりといったことを指します。

学校では、そういう子どもを想定していて、うまくなじんでいくようにプログラムをつくっていますし、当初は人的な支援もあります。

 

ところが、時には保護者が新1年生と同じようになってしまうことがあります。

「幼稚園、保育園ではこんなことをしてもらっていた。なぜ学校ではしてくれないのか」そのような思いが強くなり、クレームをつけてこられるのです。

 

これは、ひとえに学校の仕組みをご存じないことからくることが多いのです。おおかたの場合、小学校の仕組みがわかってくるのにつれて「そういうことなのか」と収まっていくようです。

 

小学校と、幼稚園、保育園はさまざまなことがちがいます。

これまで当然のように受けられていた我が子への支援も、これまでのようにはいきません。

担任は一人しかいませんし、担任外の教師の人数も限られている上、さまざまな仕事を持っています。そして同じようなことを抱えた子どもが30人もいるのです。

担任一人でこの子ども達一人一人に大切に接していかなければならないのです。

 

「あれを見落とす」こともありますし、「これをしてあげわすれる」こともあります。

そういうことを、ぜひ、少しずつ理解していって欲しいと思います。

 

そうすると、どこかで「学校や教師は願いを叶えてくれるサービスだ」という思いが、「いっしょに我が子を育ててくれるパートナーだ」という気持ちに変わってくることと思います。

ぜひそうなってください。そのような保護者の元では、担任教師のポテンシャルは驚くほど発揮できるのです。

結局は子どもにとっていいことになります。

 

以上、いくつか思いつく限りの、新年度へのスイッチ事項をまとめてみました。

新しい環境にソフトランディングすることができますよう、祈っています。

 

それではまた!

次は3月27日。年度の終わりにお会いしましょう!

 

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About the author

小学校の教師を33年間勤めています。 渡部昇一氏の「知的生活の方法」を読んで以来,忙しい中にも知的生活を求め続ける人生を送りたいと思ってこれまでやってきました。 2008年よりブログ「知的生活ネットワーク」をやっています。 BLOG:知的生活ネットワーク Twitter:@Lyustyle
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