「今年の目標」を達成できないモヤモヤを払拭するたった一つの方法

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お久しぶりです。ハックの哲学のイド♂(@idomars)でございます!

「すっきり今年を終えるための整理/掃除術」という12月のお題をBECK兄さんから頂きました。

タスク管理的にすっきり今年を終えるためには、年初に立てた未達成の目標をどのように処理するかが重要な点でしょう。

でももう今年は残り17日しかないので、潔く今年の目標は諦めることをオススメします。ムダなあがきはしないに限ります。

その代わり今回は、来年、同じ目にあわない為の方法をご紹介します。

年末年始に立てる目標はプライベートの目標であることが多いと思いますので、ここではプライベートの目標に話を絞ってお話しします。

今年の目標を達成できる人の条件

まず年初に立てた今年の目標を達成できる人はどのような人か考えてみましょう。

目標を期限内に達成するためにはPDCAを高速で回す必要があります。

長期に渡る目標の場合、目標達成のための計画を立てても、自分をとりまく状況が変わったり、計画を実行してみたら思わぬ落とし穴があったりして、必ず計画の変更、つまりPDCAを回す必要に迫られます。

さらに確実に期限内に目標を達成するのであれば、その頻度が高いことに超したことはありません。

この2つが合わさり、PDCAを高速で回すことが目標を期限内に達成するための前提となるのです。

【PDCAに関してはこちらの本がオススメです。「はいはい、また意識高い人の本ね。。」と思って読み始めましたが、PDCAの見事な体系化に目を奪われ、最後まで一気に読んでしまいました。】

当然のことですが、何をするにもエネルギーが必要です。PDCAを回すにももちろんエネルギーが必要になります。それを高速で回すのですから、必要になるエネルギーも相当な量になります。

よって結論は、「年初に立てた今年の目標を達成できる人は、目標を期限内に達成するためのPDCAを高速で回すために十分なエネルギーを注ぎ込める人」となります。

それでは、どのような条件が揃えば目標達成に十分なエネルギーを注ぎ込めるのでしょうか?

わたしは3つの条件が存在し、エネルギーを十分注ぎ込むには3つの条件の内、どれか1つは満たしている必要があると考えます。

条件1 : 活力に満ちあふれてる

条件1はその人自身が活力に満ちあふれていることです。

活力に満ちあふれているということは、エネルギー総量が多いということです。エネルギー総量が多いので、目標に対しても十分にエネルギーを注げます。

「夢に日付を」と言うような人は、だいたいこのタイプの人ではないかと思っています。非常に行動的で、徹夜なんてへっちゃらというタイプです。

決めた期限を守るためにPDCAを高速で回すエネルギーが十分にあるので、期限を守ることができます。

▼エネルギー総量が多いのでエネルギーが分散しても問題にならない
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逆に活力がない人は、日々生きることで精一杯で、目標に注ぐエネルギーが残りません。だから目標を達成できないのです。

▼エネルギー総量が少ないので、エネルギーが分散すると目標達成必要エネルギー量に届かない
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条件2 : 目標が深刻

条件2は目標が深刻であることです。

その目標を達成しないと生活費を得られなかったり、社員が路頭に迷ったり、大変なことになるのであれば、その目標にエネルギーを注ぎ込まないわけにはいけません。

たとえその人が活力のない人だったとしても、その目標が達成できないと日々生きることもできなくなるのであれば、その目標にエネルギーを集中することになり、結果、十分なエネルギーを注ぎこめるという流れです。

▼目標が深刻だと一点集中せざるを得ない
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もし目標が達成できなくても問題ないような目標であれば、そのまま放置されることが多くなります。プライベートの目標は大半がこのような目標ではないでしょうか?

▼目標が深刻ではないと他のことにエネルギーを回しがち
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条件3 : PDCAを省エネで高速に回す仕組みを知っている

条件3はPDCAを省エネで高速に回す仕組みを知っていることです。

上でご紹介した鬼速PDCAなどの効率的なPDCAの回し方を知っていれば、PDCAを回すために必要なエネルギー量は少なくなります。よって、活力がなくエネルギーの総量が少なくても、目標達成に必要なエネルギー量も少ないので、十分なエネルギーを注ぎ込めるのです。

▼目標達成必要エネルギー量が少なくすればエネルギー総量が少なくても問題ない
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アシタノレシピで連載されているタスク管理勢の方々はこちらのタイプでしょう。

もちろん活力に満ちあふれていて、なおかつPDCAを省エネで高速で回せるBECK兄さんのような超人もいらっしゃいますが。。。

▼最強のパターン。こういう人はやれることが多い。
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それではどうすべきか?

これで今年の目標を達成できる人の条件がわかりました。

それでは来年の年末に、「また目標を達成できなかった。。。」とモヤモヤする気持ちにならないためにはどうすればいいでしょうか?

「エネルギー総量は天性のモノ。深刻な目標ばかりじゃつまらない。ならば残る道はもちろん、PDCAを省エネで高速に回す仕組みを理解すること、、、」という王道の解決方法は、タスク管理に長けた他の連載陣の方々にお任せして、わたしは別の方法を提案します。

「今年の目標なんて立てるのはやめましょう」

夢に日付を入れるな

「夢っていうのは、呪いと同じなんだ。 呪いを解くには、夢を叶えるしかない。 けど、途中で夢を挫折した者は、一生呪われたまま…らしい。 」

仮面ライダー555(ファイズ)の有名なセリフです。

このセリフの「夢」は「目標」に置き換えることができます。

「絶対に達成してやる!」という決意と覚悟で今年の目標を決めるならいざ知らず、「こんなことできたらいいなぁ」といった感じで1年間という期限を設けた目標を決めるなんて、達成可能性は限りなく低いのですから、自ら進んで呪いにかかりに行っているようなものです。

とういことでわたしは、今年の目標なんて立てていません。

数年前はわたしも、ビジョンから逆算して10年、1年、3ヶ月、1ヶ月、1週間、1日の行動プランを立てていました。しかし「目標に期限を設ける」ことの以下のデメリットに気付いてやめました。

定型化したPDCAの「やらされ感」

期限内に目標を達成させるには、高速でPDCAを回すことが不可欠です。

毎日進捗を確認し、毎週振り返りを行い、毎月の月間結果から次の行動策を考える必要があります。

わたしも一時期このようなことをしていましたが、ふと思ったのです。

「なんでこんな仕事みたいなことやってんだろ」と。

仕事上の目標は必達です。必達なら、期限までに必達するために上記のような定型化したPDCAは間違いなく有効です。

しかしプライベートで立てる目標なんて達成しなくても致命的にはなりません。そんな目標に対して「毎週進捗を確認して、、、」といったような定型化されたガチガチのPDCAを回すことがむなしく感じられたのです。

わたしは常に気付いたらPDCAを回すので、定型化したPDCAの中での気づきが少なかったというのはありますが、定型化したPDCAのために時間を取るなら、その時間をもっと自分自身が幸せを感じられる活動に充てたいと思いました。

期限を設けることで焦燥感に苛まれる

期限を設けた場合、進捗率がよくない場合、「期限までに達成できるか?」と焦燥感に苛まれることになります。

PDCAを忠実に実践する方は、「期限までに達成できないなら期限を延期すれば良い。それもPDCAのAに含まれる。」とおっしゃるでしょう。

しかしそうやって焦燥を感じたり、期限内必達ではない目標の期限延期の検討という本質的には意味のないことに時間と思考を割いている状態は、はたして幸せな状態と言えるのでしょうか?

わたしは幸せではありませんでした。

目標達成の手法はビジネスの手法であることを忘れること無かれ

世に出回ってる目標達成の手法は、ビジネスの現場で有効な手法をプライベートに適用するとういものです。

だけど、よく考えてみて下さい。確かに共通点はありますか、ビジネスとプライベートでは前提条件が異なります。

ビジネスの目標は期限までに必達です。

プライベートの目標は必達ではありません。

ビジネスの目的は適切な利潤を生み出すことです。

プライベートの目的は幸せになることです。

なぜビジネスという前提条件で有効だった手法が、プライベートというビジネスとは前提条件が違う場所でも同じく有効だと言えるのでしょうか?

ビジネスの目標達成手法はプライベートの目標管理には過剰であり、プライベートの目標に適した目標達成手法は別に存在するのです。

幸せになるために目標を達成したいはずなのに、その過程は幸せではない。それよりも過程も幸せで、目標も達成できる方法の方がよくないですか?

目標を期限までに達成できるか否か、いかに早く達成できるか否かは、幸福度に大した影響は与えません。それよりも、期限を設けることで発生する焦燥感などによる幸福度の減少によるデメリットの方が大きい気がします。

期限を設けず、その過程の幸福度の減少を抑えたほうが、全体の幸福度が上がります。

そのためのひとつの方法が「夢に日付を入れるな」です。

まとめ

目標に期限を設けることは期限までの目標達成のために非常に有効な方法です。

期限によって、取るべき行動策が変わったり、行動策の具体性が増すからです。

しかし、「達成できたらうれしいな」程度のプライベートの目標に「今年」という期限を設けると、それが重荷になり、幸福度が失われる危険性があります。

もう「今年」の目標なんて立てるのはやめましょう。夢や目標に期限を設けるのはやめましょう。

夢に日付を入れなければ、一生、夢破れることはなく、夢の中を生き続けることができるのですから。

それでは、良いタスク管理を!

idomars
イド♂です。スイスで妻と子どもと生活しています。社会人になってからほぼ1年に一回、転勤や部署異動をしている経験から、多視点からのタスク管理論が持ち味です。ひばち(@Evaccaneer )さんと二人で、タスク管理イベント「TaskFreaks!!」を主宰しています。
テーマ別で下記3つのブログを運営していますが、現在のメインは「ハックの哲学」。Twitterですべてのブログの更新情報を流しています。

座右の銘 : 「生きるとはタスク管理することである」

BLOG 1:ハックの哲学
BLOG 2:スケジュール・時間・タスク管理&生産性向上術データベース
BLOG 3:アイドリングタイム
Twitter:@idomars

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